1.発光量の安定化と連続発光性能の向上
・新開発の高耐久キセノン管の採用により、発光量のばらつきを抑制し、安定した発光を実現。
・ブロアファンやガラスパネルを用いた、新開発のアクティブクーリングシステムを搭載。空気をストロボ内部で循環させることでヒートスポットの温度上昇を抑制。高耐久キセノン管との組み合わせにより耐熱性が向上し、連続発光回数約160回を実現。

2.新リチウムイオンバッテリーの採用による快適なストロボ撮影
・大電流の放電が可能な大容量リチウムイオンバッテリーLP-EL”の採用と充電回路の新規設計により、発光後、ストロボ充電完了まで充電時間約0.1~0.9秒の高速充電を実現。“スピードライトEL-1単体で、「スピードライト 600EX II RT」と外部電源のコンパクトバッテリーパック「CP-E4N」(2016年6月発売)の組み合わせ使用時よりも早い高速充電が可能。
・フル充電時に、約335回の1/1発光を実現。長時間におよぶ大量撮影にも対応可能。コンパクトバッテリーパック「CP-E4N」と組み合わせて使用することで、1/1発光時に約680回の発光を実現。
・キヤノンの外部ストロボとして初めて、バッテリー残量表示に対応。バッテリー交換のタイミングが分かりやすく、バッテリー交換を効率的に行うことが可能。
・「EOS R5」(2020年7月発売)などのカメラと共通のバッテリーチャージャー「LC-E6」(2008年11月発売)を採用。

3.最小1/8192の微小発光
・新開発のキセノン管の採用と発光制御の精度向上により、マニュアル発光時に最小1/8192の安定した微小発光を実現。
・マニュアル発光の設定範囲が従来の1/128から1/8192に拡大したことで、高感度撮影の使用領域が拡大。手持ちで、ストロボを使って超高感度で星空を背景としたポートレート撮影を行う際など、繊細な光を必要とするシーンでの新たな撮影表現が可能。

4.充実した基本性能と優れた操作性
・最大ガイドナンバー約60(※1)の大発光量を実現。また、ストロボ光の照射角はレンズの焦点距離24-200mm(※2)に対応。内蔵のワイドパネルを使用することにより、焦点距離14mm(※2)の超広角レンズの撮影画角にも対応。また、上方向のバウンス角度が従来の90°から120°に拡大。
・温度上昇を抑制するアクティブクーリングシステムを備えながらも防じん・防滴構造を採用(※3)。外装部品の合わせ面にシーリングを施すことで気密性を保持。バッテリー収納部ふたや端子カバーにパッキンやゴム素材を使用し、取り付け脚の部分に「防じん・防滴アダプター」を装備しており、対応したカメラ(※4)に装着する事で水滴や砂じんのストロボ接点部への侵入を抑制。
・電波通信および光通信でのワイヤレスストロボ撮影が可能。センダーとレシーバーの両機能に対応。ストロボとカメラを離れた位置に配置して撮影する、オフカメラでの多様な光の演出が可能。・電波通信ワイヤレス撮影時に後幕シンクロが可能(※5)。
・2色LEDによるモデリングランプの搭載により、撮影前に光の色と方向性をイメージしながらライティングが可能(※6)。
・発光モードをE-TTL自動調光からマニュアル発光に切り替えた際、自動調光で記憶した発光量のまま撮影を継続できる「FEメモリー(※7)」を搭載。
・ジョイスティックの採用により、直感的な操作性を実現。
・バウンスアダプターによりストロボ光を拡散させることで被写体の影を抑え、より自然な描写を実現。
・カラーフィルターを装着することで、被写体と背景の双方のホワイトバランスを変更可能。
・カメラ(※8)の「ボタンカスタマイズ」で、カメラのボタンに「ストロボ機能設定」を割り当てることで、ストロボの設定をカメラから変更でき、効率よく撮影を行うことが可能。

※1 発光量を示す値。ガイドナンバーが大きいほど、より遠くの被写体を適正露出で撮影可能。
※2 35mm判の時。
※3 防じん・防滴性能を発揮させるため、バッテリー収納部ふたや端子カバーなどの開閉部をしっかり閉じる必要があります。ストロボは防じん・防滴に配慮した構造になっていますが、砂じんや水滴などの侵入を完全に防ぐことはできません。
※4 「EOS 1D Mark III」(2007年5月発売)以降の防じん・防滴の「EOSシリーズ」カメラ。
※5 電波通信ワイヤレス時に後幕シンクロ撮影を行うには、同機能に対応したカメラを使用するとともに、センダーとして“スピードライト EL-1を使用する必要があります。
※6 モデリングランプは撮影条件(連続発光での温度上昇や環境温度)により明るさが制限される場合があります。
※7 マニュアル発光量の設定は1/3段刻みのため、E-TTL発光時の発光量に一番近いマニュアル発光量に設定されるため、同光量にならない場合があります。
※8 「EOS 1D Mark III」以降の「EOSシリーズ」カメラ。