4K UHD(3840×2160)解像度で185ppiの高密度表示
撮影した高画素の写真データを従来より忠実に再現できるため、フォトグラファーは撮影した被写体を細部まで丁寧に確認できます。 フルHDの4倍にあたる3840×2160/4KウルトラHDの解像度は、4K映像や4K放送の制作・リファレンス作業にもワークフローを横断して活用できます


Adobe RGBカバー率99%の広色域
sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかな青空や新緑の緑色を忠実に再現。Adobe RGBで撮影、現像したデータを正しく表示できます。またデジタルシネマに用いられる規格、DCI-P3も93%カバー。もちろん、印刷業界の標準色であるJapan ColorやJMPAカラーもカバー。フォト・映像制作・印刷、さまざまなクリエイティブ用途において、制作段階から仕上がりの色味をモニター上で確認できます。


センサーを内蔵し、自動でキャリブレーション
モニターの筐体にキャリブレーションセンサーを内蔵。専用ソフトウェアColorNavigator 6/ColorNavigator NXを使い、目的に合った最適な表示に、正しく調整できます。モニターの表示は使い続けるうちに変化するため、再調整が必要ですが、CG248-4Kは内蔵のセンサーが自動で定期的に再調整。いつでも手間なく正しい表示でクリエイティブワークを進められます。


1000:1の高コントラスト比、暗所での表示に強い
バックライトを常に点灯させて画像を表示する特性を持つ液晶モニターでは難しかった黒のディテールの再現力に優れ、高コントラスト比1000:1を実現しています。白浮きを抑えた引き締まった黒色表示は、映像制作などの暗所での使用にも有効です。


画面の隅々まで表示ムラが起こりにくい
液晶パネルは、画面の部分ごとに輝度や色度のムラが現れることが避けられず、正しい色表現が妨げられることがあります。CG248-4Kは、独自のデジタルユニフォミティ補正回路を搭載。輝度と色度が均一になるように画面全体、全階調で補正を行い、画面の表示均一性を保ちます。また、周囲の温度変化、色温度や輝度の変更に対しても、安定して画面の表示均一性を保つように設計されており、さまざまな環境で安心して正しい表示で作業できます。


個別調整で実現する、滑らかな階調表現
工場で1台ごとにRGB各色0~255の全階調を調整。理想のガンマ値になるよう、最も適した値を16bit-LUT(65281階調)を使って選択し、再割り当てしています。これにより、モニターごとにばらつきのない、極めて滑らかな階調を表現できます。

電源を入れてから表示安定までわずか3分
一般的なモニターは電源を入れてから表示が安定するまで数十分必要ですが、CG248-4Kは、わずか3分で輝度・色度・階調特性が安定するように設計されています。撮影現場などで移動して使う場合にも、すぐに確認作業を始められます。

ほぼ真横から見ても、色変化が起こりにくいノングレアIPSパネル
水平、垂直とも178°の視野角を誇るモニター画面。複数人での確認やマルチモニター環境でも角度による白浮きや色変化が少なく、画面の隅々まで鮮明に表示します。また、省エネ・長寿命かつ、色再現性能の高い広色域LEDバックライトを採用。表示のちらつきが起こりにくい調光方式で、疲れ目の緩和効果も期待できます。


映像制作をサポートする多彩な機能

映像制作向けカラーモードを装備
EBU、Rec.709、SMPTE-C、DCI、Rec.2020などの放送規格で定められた色域・ガンマを再現するモードを備えています。各モードは前面スイッチで簡単に切替えが可能です。モードの表示精度は、内蔵のキャリブレーションセンサーを使い、簡単に維持・更新することができます。


4K/60p表示に対応した入力端子
DisplayPortとHDMIの入力端子を各2系統ずつ搭載。DisplayPortケーブル1本で、4K(3840×2160)解像度を、最大60pで表示できます。またHDMI入力はI/P変換に対応し、撮影した映像のプレビュー用途として活用できます。


10bit表示時にさらに豊かな色再現
10bit表示時、従来の8bit表示に比べ、さらに豊かな約10億7374万色を再現、多階調での制作・確認作業に有効です。

・10bit表示には10bit出力に対応したグラフィックスボードとソフトウェアが必要です。また、HDMI接続での10bit表示には、Deep Color対応機器が必要です。


3D-LUTを活用した正確な色表示
画像表示において特定の色をRGB立体上で個別に調整できる3D-LUTを搭載しています。ColorNavigator 6、ColorNavigator NXのエミュレーション機能を使い、映画フィルムの特性ファイルである3D-LUTファイルを適用した表示が可能です。

撮影映像のフォーカス確認のためのズーム機能を搭載
表示した4K映像のフォーカスが正しくあたっているかどうか厳密に確認するために、画面の一部(左上・右上・左下・右下・中央の5か所)を拡大して表示できる機能を備えています。筐体前面のスイッチから簡単に操作できます。


セーフエリアマーカー機能
オーバースキャン表示時、表示エリア内に字幕などの必要な情報を画面内に適切に配置できているか確認できます。