1. 第6の選択、「クラシッククローム」。

    富士フイルムならではの豊かな色再現性と階調表現を、フィルムを選ぶ感覚で。スタンダードな「PROVIA」、鮮やかさが際立つ「Velvia」、肌色の再現性に秀でた「ASTIA」。そして、プロ用カラーネガフィルムをベースにしたポートレート用「Pro Neg.Std」「Pro Neg.Hi」。写真に味わいと奥行きを与えるフィルムシミュレーションに、6番目の選択肢が登場。「クラシッククローム」は、Xシリーズを使う写真家からの要望により開発をスタート。特定のフィルムではなく、グイラフジャーナリズム全盛期の雑誌や、ドキュメントタッチの写真集に"印刷されたイメージ"を徹底的に見つめることから画質を設計しました。


  2. 最高1/32000秒 高速電子シャッター

    モチーフだけにピントを合わせ、それ以外の部分を大きくボカすことで際立たせる。大口径レンズ特有のボケ味を活かしたディファレンシャル・フォーカスという技法は、レンズの特性を応用した写真ならではの表現方法です。屋外などの光量が多い環境でこの手法を使う場合には、シャッターの最高速度が重要なファクターになります。今までは光量が多すぎて露出オーバーとなり絞らざるを得なかった条件でも、絞り開放での撮影を可能にする高速電子シャッターを搭載。最高速度1/32000秒で、撮影の可能性を拡げます。


  3. 特別な質感のグラファイトシルバー。

    1.金型から取り出されたままのマグネシウム製トップカバー 2.空気に触れることで酸化してしまうのを防ぐため化成処理を実施 3.下地となる塗料(プライマー)はブラックを採用することでシャドウ部を締めハイライト部を際立たせる 4.対象物を高速回転させながらコンピュータ制御で極微量の塗料を吹き付ける薄膜多層コート技術により、グラファイトシルバーの質感を実現 5.艶感を演出するクリア仕上げ塗料には、隠し味として微量のブラックを添加 6.ロゴなどの凹部に、手仕事で色入れして仕上げる  6つの工程を経ることで、上質な煌めきを実現しています。


  4. 世界最短の表示ラグ0.005秒、デジタルカメラ最大の0.77倍ファインダー倍率、4つの撮影表示モード。

    236万画素の有機ELを採用したリアルタイムビューファインダーは電子ビューファインダーの課題であった、表示タイムラグも0.005秒と従来モデルのおよそ1/10に短縮。またデジタルカメラ最大のファインダー倍率0.77倍、水平視野約31°という大きなファインダーを生かした4つの表示モードが可能なマルチモード表示機能も搭載。2画面でフレーミングとピント位置を同時に確認できるデュアルモードや、縦位置撮影時に撮影情報を自動で縦表示するなど、光学ファインダーでは、できなかった撮影体験を可能にしました。


  5. 世界最速AFをはじめとするXシリーズ最速の高速性能

    EXRプロセッサーIIと位相差AF を搭載したX-Trans TMCMOSセンサーIIの組み合わせにより、AF合焦時間0.08秒、起動時間0.5秒、シャッタータイムラグ0.05秒、撮影間隔0.5秒という高速レスポンスに加え、最速8コマ/秒の高速連写時にも、AF追従が可能になりました。
    また高速SDカード UHS-II規格にも世界で初めて対応し、連写後の撮影画像の書き込み時間が従来の約1/2に短縮され、RAWで高速連写後もストレスなく次の撮影に移ることができます。


  6. ボディ、縦位置バッテリーグリップでも防塵・防滴構造を採用。システム全体でタフな環境での撮影をサポート

    カメラ本体は、約80点に施されたシーリングにより水滴やホコリに強い防塵・防滴構造を実現。また、-10℃の耐低温性能も備えることにより、天候や季節など環境を気にすることなく、本格的なフィールド撮影を可能にします。縦位置バッテリーグリップ(VG-TX1)にも同様のシーリングを採用し、焦点距離24mm~210mmでシステム全体で防塵・防滴性を確保します。


  7. 5つの機械式ダイヤル、多様なカスタマイズを可能にする背面操作系

    ボディ上部には、シャッター速度、露出補正、ISO感度のためのアルミ削り出しの質感高いダイヤルを配置。またドライブモード、測光モードもダイヤル化。設定状況が一瞥できるXシリーズの操作性を進化させました。
    小型ボディでも、2段ダイヤルを採用しファインダーから目を離さずにダイヤル設定が可能。さらにカスタマイズ可能な6つのファンクションボタンやツインコマンドダイヤルを配置し、瞬時に必要な設定項目を呼び出すことができます。