高性能な2400万画素のCMOSセンサーと画像処理エンジン「LEICA MAESTRO III(ライカ・マエストロ・スリー)」
「ライカSL2-S」は、新開発の2400 万画素の35mm フルサイズ裏面照射型(BSI)CMOS イメージセンサーと画像処理エンジン「LEICA MAESTRO III(ライカ・マエストロ・スリー)」、そして大容量4GB のバッファメモリーを採用しています。これにより初めて、9 コマ/秒までの連写が実質的に無制限に撮影できるようになりました。すなわち、JPEG 形式での連続撮影は、使用するメモリーカードに空き容量がある限り無制限に続けることができます。

イメージセンサーシフト方式による手ブレ補正機能
手ブレに合わせてブレを打ち消す方向に撮像素子を動かすことで、きわめて効率的に手ブレを補正する多軸手ブレ補正機能を搭載しています。これにより、ライカM 型のレンズなどの手ブレ補正機能を搭載していないレンズでも補正効果を発揮します。また、このセンサーシフト方式の手ブレ補正技術を活用した「マルチショット」機能も搭載しており、連続撮影した8 枚の画像を1 枚に合成し、通常の4 倍となる9600 万画素の画像を生成することも可能です。このボディ内手ブレ補正機能と、最高ISO 感度100000 の高感度性能、そして高速オートフォーカスにより、光の状況を問わず常に美しい描写が可能となりました。

各種ソフトへの対応/ライカSL システムのコンセプトの継承
「ライカSL2-S」は、RAW 画像の管理や編集のためのソフト「Capture One 21」によるテザー撮影に対応しており、パソコンから「ライカSL2-S」をリモート操作して撮影することができます。また、「Adobe Photoshop Lightroom Classic」でもテザー撮影が可能です。ご購入特典としてAdobe Creative Cloud フォトプラン90日体験版をお使いいただけます。撮像素子以外は「ライカSL2」と同じ機能を備えており、優れた操作性や高精細なEyeRes(R)電子ビューファインダーなどはそのまま受け継いでいます。アクセサリーは「ライカSL2」と共用できます。もちろん、堅牢なフルメタルのボディは、IP54 レベルの防塵・防滴性能を備え、最高水準の品質で製造された“Made in Germany”のカメラである点も同様です。

クリエイティブな映像表現にも最適
「ライカSL2-S」は、フォトグラファーはもとより、ビデオグラファーやシネマトグラファーにも大きな可能性を提供します。動画制作で威力を発揮する高度な機能は、今後も最新ファームウェアへのアップデートによって継続的に向上していきます。主な機能としては、60 fps 4:2:2 10bit の動画をライカ独自のL-log で記録できます。また、ビューイングLUT により、コントロールされた映像を確認しながら撮影することもできます。さらに、内部または外部の記録媒体に空き容量がある限り、30 分の時間制限なく動画を連続撮影できることも、プロレベルの動画撮影にとっては重要な機能のひとつです。
将来的には高効率な圧縮形式のHEVC にも対応する予定となっており、HEVC での最大4K/60p 10bit 記録が可能になります。これにより、動画を1 分のセグメントに分割して記録することが可能になり、データロスを最小限に抑えることができるようになります。その他にも、波形モニター表示やオートフォローフォーカスなどの機能も今後のファームウェアアップデートで追加される予定で、より一層プロフェッショナルなカメラへと進化していきます。

優れたレンズ互換性により、さまざまなレンズでの撮影が可能
レンズマウントにはL マウントを採用しています。これにより、豊富なラインアップを誇るSL レンズ、TL レンズはもちろん、アダプターを使用することでM レンズ、S レンズ、R レンズも使用できます。また、L マウントアライアンス各社が提供する40 種類以上のオートフォーカスレンズも使用できます。さらに、映画製作者からの評価が高いライツ社のシネレンズにも対応しています。