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▼ 特徴

ニコン史上最強AF

全点、クロスセンサーで選択可能な高密度105点AFシステム【NEW】
105点のフォーカスポイントはすべてクロスセンサーで、全点が選択可能。構図をずらすことなく、被写体のピントを合わせたい部分にAFでピント合わせができます。しかも、ひとつひとつのフォーカスポイントを縦横3列ずつのトリプルセンサー配列とし、AFエリアをD5比約1.6倍の高密度でカバー。小さな被写体もより確実に捉えることができます。

低輝度時にもスムーズ・確実に合焦する-4.5EV対応AF【NEW】
新開発のマルチCAM 37Kオートフォーカスセンサーモジュールは、さらなる低ノイズを追求。中央のフォーカスポイントで-4.5EV、その他のフォーカスポイントすべてで-4EV対応を達成※しています。低輝度下でも、あるいはコントラストの低い被写体でも、高速高精度なAF撮影が可能です。
※ISO 100、常温20°Cのとき。

さらに高度な動体へのAF追従を実現する新開発AF専用エンジン【NEW】
複数の処理をシーケンス制御マイコンと並行して実行し、演算処理、制御の総合的な高速化を実現するAF専用エンジンをさらにパワーアップしました。これにより、約14コマ/秒※の高速連続撮影時にも全点同時測距を実行。得られたD5比約1.6倍のデフォーカス情報によって、捉えた主要被写体をその周辺から識別し、安定してピントを合わせ続けます。特にAFロックオンで「横切りへの反応」の強度を上げた際に、目的の位置に一段とピントを合わせ続けやすくなりました。
※連続撮影速度は使用レンズ、絞り値等により変わります。

瞳を優先したAFも可能にするアドバンストシーン認識システム
新AF専用エンジン、画像処理エンジンEXPEED 6、そしてこれらと共働するアドバンストシーン認識システムの性能向上によって、D6は様々な性能を一段と強化。特に、顔・上体検出情報、デフォーカス情報、動き検知情報によって、被写体の平面方向への動きの追尾性能が向上しています。また、光学ファインダー撮影時にデジタル一眼レフカメラで初めて※、瞳の位置を優先したフォーカスポイントの選択に対応。人物をポートレート的に撮影したい場合にも、より瞳にピントが合った撮影がしやすくなっています。
※AFセンサーモジュールよる位相差AF時。

テレコンバーター使用時にも高いAF性能を発揮
テレコンバーター使用時にも、合成F値※1が5.6までの明るさの場合は、105点すべてのフォーカスポイントが有効※2。合成F値が5.6より暗い場合でも、多くのシーンでAF撮影が可能です。合成F値が8となる場合でも、15点のフォーカスポイントが有効です。
※1.ズームレンズの場合は最も望遠側の開放絞り値との合成F値。
※2.一部の組み合わせでは、クロスセンサーとして機能するフォーカスポイントの数が変動します(クロスセンサー以外はラインセンサーで横線を検出)。
*AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED使用時は、オートフォーカス撮影はできません。

突然のシャッターチャンスでも被写体を捉えやすいフォーカスポイントサイズ[広め]【NEW】
フォーカスポイントのサイズを[標準]と、新たに設けた[広め]から選択できます。[広め]に設定しておくと、シャッターチャンスが突然訪れた場合など、標準サイズのフォーカスポイントでは被写体を捉えにくい場面で有効です。

撮影状況に応じて多彩に使い分けられる格段に充実したグループエリアAFのカスタム設定
テニスのスマッシュやバレーボールのスパイクの瞬間、あるいは短・長距離走のゴールシーンなどを特定の構図で撮りたいと考えるフォトグラファーにとって、D5のグループエリアAF(HL:横一列)と(VL:縦一列)はたいへん有効でした。D6はこのグループエリアAFのAFエリア形状のバリエーションを17に増大。構図やフレーム内の障害物などに応じた使い分けが可能です。AFエリア形状は2つまで、カスタムメニューでグループエリアAF(C1/C2)に登録しておくこともできます。

手前の障害物を避けてピント合わせができるオートエリアAFの「開始位置」設定【NEW】
カメラが自動的に、105点すべてのフォーカスポイントの情報から主要被写体を判別してピントを合わせるオートエリアAF。D6では新たにAF開始位置の設定を可能にし、オートエリアAFの応用範囲を広げました。例えばスケートボードやBMXのレースで選手が稜線から飛び出てくるような場面でも、AF開始位置を選手が現れると予測される地点に設定しておくと、突然現れた選手にピントを合わせることが可能。撮影者はこれまで以上にフレーミングに集中して撮影できます。

一時的なモード切り換えができるAFエリアモードの割り込み機能
カスタムボタン(Pvボタン、Fn1ボタン、Fn2ボタンおよびレンズのフォーカス作動ボタン等)に[AFエリアモード]を割り当て可能。割り当てたボタンを押している間、あらかじめ設定したAFエリアモードに変更し、ボタンを放すともとのAFエリアモードに復帰します。被写体や撮影意図に応じて、AFエリアモードを切り換えられます。

「AF微調節」の改善でズームレンズの高精度なピント合わせを実現
D6では、ズームレンズの場合にワイド端とテレ端の2点で取得した微調節値を登録可能。ズーム全域で最適な微調節値を反映できます。さらに、AF-S NIKKOR 180-400mm f/4E TC1.4 FL ED VR、AF-S NIKKOR 500mm f/5.6E PF ED VR、AF-S NIKKOR 120-300mm f/2.8E FL ED SR VRでは、同種のレンズでも個体ごとに最適なAF微調節値を登録可能。同種のレンズを複数本所有している場合、個々のレンズだけの微調節値を使用した撮影が行えます。
*登録したAF微調節値を撮影時に有効とするためには、セットアップメニューの[AF微調節]を[する]に設定してください。

撮影状況に応じて追従特性をカスタマイズできる「AFロックオン」
「AFロックオン」※の効き方を、「横切りへの反応」と「被写体の動き」の2つのパラメーターで設定できます。「横切りへの反応」は、カメラ前を横切る被写体への反応を[敏感](横切り被写体に素早く反応してピントが合いやすく、横切り被写体通過後は素早くもとの被写体にピントが合う)~[鈍感](横切る被写体があっても、もとの被写体からピントが外れにくい)で設定可能。「被写体の動き」は、追従したい被写体のカメラに向かって来る動きの特徴を[ランダム](動きの速度が急激に変わる)~[スムーズ](緩やかな速度変化で動く)で設定できます。D6では、D5と同じ設定でも狙った被写体からピントが一段と外れにくくなっており、ラグビーやサッカーなどで、次々入れ替わるゲームの主導権を握る選手を撮りたいときや、陸上のトラック競技などで特定の選手を高倍率まで追い続けたいときなど、撮影者の狙いやスキルに合わせて設定できます。
※AFモードがAF-Cのとき。


高速連続撮影

AF/AE追従で約14コマ/秒、最大200コマまでの高速連続撮影【NEW】
D6では、AF/AEが追従する約14コマ/秒※1の高速連続撮影を実現。連続撮影可能コマ数も、JPEG FINEサイズLで最大200コマ※2、を実現しています。被写体の、一連の動きの中でどうしても撮り逃がしたくない瞬間を、より確実に捉えられます。
※1.連続撮影速度は使用レンズ、絞り値等により変わります。
※2.SONY社製128GBのCFexpressカード使用時。撮影条件により、記録可能コマ数と連続撮影可能コマ数は、増減することがあります。

高速連続撮影時にも動く被写体を追い続けやすい安定したファインダー像
リアルタイムに撮影シーンを確認できる、視野率約100%、倍率約0.72倍のクリアーな光学ファインダー。新開発のミラーバウンドを低減する機構により、ファインダー像のブレをこれまで以上に軽減し、連続撮影時にも極めて安定したファインダー像を実現。動きの変化が激しい被写体も容易に追い続けることができ、決定的瞬間を追求できます。また、ボケをより滑らかに再現する新ファインダースクリーン、B型クリアマットスクリーンXを採用。ピント位置がつかみやすく、マニュアルフォーカス撮影もストレスなく行えます。

一連の動きを無音、フル画素で撮影できる「サイレント撮影」時の最高約10.5コマ/秒の連続撮影
グリーンを読むことに集中するゴルフ選手の撮影や舞台撮影など、静粛であることが求められるときに有効な静止画ライブビューのサイレント撮影。有効画素数をフルに使って無音で撮影ができ※1、約10.5コマ/秒までの高速連続撮影※2も可能です。インターバルタイマー撮影、タイムラプス動画撮影時にも併用でき、シャッターの磨耗防止にも効果的です。
※1.オートフォーカスや絞り駆動などのカメラの動作音がすることがあります。
※2.AFは1コマ目に固定されます。ローリングシャッター歪みが発生することがあります。

肉眼で捉えきれない瞬間を切り取る最高約60コマ/秒の高速フレームキャプチャ
動画ライブビュー時にシャッターボタンを押し続けると、2メガサイズの静止画なら最高約60コマ/秒※1、8メガサイズの静止画なら最高約30コマ/秒※2で連続撮影が可能。障害馬術の障害飛越の瞬間など、肉眼では捉えきれないアクションを詳細に記録し、その中にある決定的な瞬間を静止画で記録できます。
※1.動画の[画像サイズ]を[1920×1080]に設定時。
※2.動画の[画像サイズ]を[3840×2160]に設定時。
*いずれもAFは1コマ目に固定。AEは追従可能。


高画質

撮影後のレタッチなしで高品質な画像を実現する画像処理エンジンEXPEED 6
画像処理エンジンは最新のEXPEED 6を搭載しています。撮像素子からのダイナミックレンジの広い情報を、情報量を維持しながら包括的に高速処理することで豊かな階調を滑らかに表現。撮影後のレタッチなしでもメディアへの掲載が可能な高い画像品質で、速報性が重要なスポーツ・報道写真家のニーズに応えます。

CMOSセンサーとEXPEED 6の連携によるISO 100~102400の幅広い感度域
ニコンFXフォーマットCMOSセンサーと画像処理エンジンEXPEED 6の連携により高感度でも効果的にノイズを抑制し、さらなる低ノイズを実現。ISO 100からISO 102400までの幅広い感度域で高画質が得られます。さらに、D5同様ISO 50相当(Lo1)への減感、ISO 3280000相当(Hi5)までの増感も可能です。

さらに精度を高めたオートホワイトバランス
D6は、画像処理エンジンEXPEED 6により人肌も色被りなくよりクリアーに再現。オートホワイトバランスに新しく「時系列解析アルゴリズム」を追加し、時系列に蓄積された情報から現在の撮影シーンを推定することで従来よりも高精度で安定したホワイトバランスを実現し、スポーツやポートレートなど、様々な撮影シーンで安定した性能を発揮します。

AE-L/AWB-L(ホールド)機能
オートホワイトバランスまたは[自然光オート]使用時、[AE-L/AWB-L(ホールド)]機能を割り当てたカスタムボタンを押してホワイトバランスを固定可能(オートホワイトバランスロック)。自然光と人工光が混在するような不安定な光源下でも、安定したホワイトバランスが得られます。

トータルバランスを追求したニコンFXフォーマットCMOSセンサー
撮像素子には、有効画素数2082万画素の解像度と、豊かな階調、高感度時の高画質をもたらす良好なS/Nを両立した、ニコンFXフォーマットCMOSセンサーを採用。画素構造の最適化によりISO 100からの広い感度域と高感度画質の向上を実現しています。また、全感度域で優れた低ノイズ性能も実現しています。

より容易になったファインダー撮影時のホワイトバランスのプリセットマニュアルデータ取得
ファインダー撮影時のホワイトバランスのプリセットがより容易に。撮影画面中央のフォーカスポイント3×3分の狭い範囲で白またはグレーの被写体を捉えてプリセットマニュアルデータを取得できるので、スムーズに正確なホワイトバランスを設定できます。

[ミドルレンジシャープ]を加えてより効果的なシャープネス調整が可能
ピクチャーコントロールには、シャープネスを調整する既存の[輪郭強調]と[明瞭度]に加え、[ミドルレンジシャープ]を搭載。 [輪郭強調]、[明瞭度]と併用して、画面内の様々なテクスチャーをきめ細かくシャープに見せたりソフトに見せたりできます。[輪郭強調][ミドルレンジシャープ][明瞭度]は、静止画、動画ともに有効です。また、[クイックシャープ]を用いると、[輪郭強調][ミドルレンジシャープ][明瞭度]の3項目を[やわらか]から[くっきり]の間でバランスよく一括調整可能。[A](オート)を選ぶと、カメラが自動調整します。

独創的な表現を手軽に楽しめる20種類の[Creative Picture Control](クリエイティブピクチャーコントロール)
独創的な表現を可能にする20種類の[Creative Picture Control]を搭載。静止画、動画を問わず適用でき、効果の度合い(適用度:0~100・10ステップ刻み)も調整できます。

回折現象による画像の小絞りボケを軽減する「回折補正」
絞りを絞り込みすぎると、回折現象によってピントは合っているのに画像の解像感が低下してシャープさが失われることがあります。「回折補正」はこの解像感の低下を補正し、絞り込んだ撮影でも画像のシャープさを保ちます。

見た目に近い明るさを再現する「アクティブD−ライティング」
逆光時の撮影などでハイライト部とシャドー部の輝度差がカメラの幅広いダイナミックレンジを超えるほど大きい場合でも、白とび、黒つぶれの両方を抑えながら適度なコントラストを保ち、見た目に近い自然な明るさを再現します。画像処理エンジンEXPEED 6で高精度かつ高速な処理を実行。短い画像処理時間でより高い色再現性を実現しています。より日差しの強い状況では、[より強め1]、[より強め2]の設定できめ細かな対応も可能です。HDRと異なり画像合成のプロセスを伴わないため、手持ちでの撮影や人物などの動きのある被写体にも有効です。
※アクティブD-ライティングを設定して撮影をするとき、撮影シーンによっては、ノイズ(ざらつき、むら、すじ)が強調される場合があります。
※動画メニューの設定項目は異なります。

明暗差が著しいシーンで階調豊かな画像が得られる「HDR」
1回の撮影で露出が異なる画像を2コマ撮影して瞬時に自動合成することで、よりダイナミックレンジの広い画像を生成します。露出差を3EV分まで拡張できるので、明暗差が著しい撮影シーンなどで、シャドー部からハイライト部までノイズが少なく階調豊かな画像が得られます。合成の境界はスムージング効果(強め/標準/弱めから選択)で作画意図に応じて調整できます。明暗差の著しい風景や静物など、動きの少ない被写体に効果的です。
※HDRでの撮影には三脚のご使用をおすすめします。


信頼性・操作性

高精度・高耐久性シャッター
シャッターユニットは、カメラに実装した状態で40万回にもおよぶレリーズテストをクリアーした、プロフェッショナルの過酷な使用に応える高い耐久性を備えています。また、設定されたシャッタースピードと実際の作動スピードとの誤差を、シャッターモニターが自動的に検出して補正。誤差を最小限に抑え、高精度を維持します。

ニコン最高レベルの高い信頼性と耐久性
前・後ボディー、上面、背面、底面カバーに軽量で堅牢なマグネシウム合金を使用。高い剛性と耐久性、強力な電磁波遮蔽性能と熱放散性能を保ちながら、軽量化を図っています。接合部には効果的なシーリングと凹凸構造を施し、気象状況が突然変化しても安心して撮影できる高い防塵・防滴性能を確保しています。

盗難防止に威力を発揮するケンジントンロック対応
リモート撮影時や、プレスルームなどに一時的にカメラを置いておくような際に、セキュリティーワイヤーを使って盗難を防げるケンジントンロックに対応。機材から離れていても安心です。

素早い設定変更ができ、カスタマイズも可能なiメニュー
撮影時にiボタンを押すと使用頻度の高いカメラ設定のメニュー(iメニュー)を画像モニターに呼び出し、設定を素早く変更できます。iメニューの項目は、撮影者自身の使用頻度の高い項目に変更可能。ファインダー撮影時、ライブビュー撮影時、動画撮影時それぞれでカスタマイズでき、撮影スタイルに合わせたiメニューで、効率よく撮影できます。

撮影スタイルに合わせて多様なカスタマイズが可能
静止画撮影時には、Fn1/Fn2/Fn3ボタンなど装着レンズのフォーカス作動ボタンを含む13個のカスタムボタンに、46項目の機能を割り当て可能です※。例えば、トラック競技をスローシャッターで撮影しながら、やり投げなどのフィールド競技は高速シャッターで撮影するなど、一連の撮影で条件の異なる被写体を狙うスポーツシーンなどで、必要に応じて様々なカメラ設定を素早く使い分け、テンポよく撮影できます。
※ボタンによって割り当てられる機能は異なります。

撮影シーンに合った設定を素早く適用できる「撮影機能の呼び出し」
「撮影機能の呼び出し」機能を割り当てたカスタムボタンを押している間、露出モードや測光モードなどの設定をあらかじめ登録した内容に変更して撮影できます。D6では、変更できる項目として新たに「ホワイトバランス」「AFエリアモード」「AFロックオン」を追加しており、撮影シーンの切り換わりに応じて、より適切な設定での撮影が可能です。

タッチパネル採用の3.2型約236万ドット高解像度画像モニター
画像モニターは3.2型の大画面で、約236万ドットの高い解像度を達成。再生時およびライブビュー撮影時には、拡大表示でも極めて鮮明な表示映像で素早いピント確認が快適に行えます。また、グローブをしたまま操作できるタッチパネルを採用しており、大量の撮影画像もフレームアドバンスバーで素早く確認可能。重要な画像の優先送信などもタッチ操作で行えます。

低消費電力設計&長寿命バッテリー
電源回路の高効率化、EXPEED 6をはじめとする各種デバイスの低消費電力化などにより、優れた低消費電力性能を実現。Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL18cの1回の充電で、「1コマ撮影モード」(CIPA規格準拠)では約3580コマ、プロフェッショナルの現場を想定した「連続撮影モード」(メーカー試験条件)では約8670コマ、動画(CIPA規格準拠)は約105分の撮影が可能。電源には別売のACアダプター EH-6c(パワーコネクター EP-6併用)も使用できます。
※バッテリーの充電状態、撮影間隔やメニュー画面からの設定条件などの使用環境によって電池寿命が異なります。

暗所撮影に便利なボタンイルミネーション
レリーズモードダイヤルと、ボディー背面および左肩部の主要なボタンはアイコン表記の透過照明が可能です。さらに、上面表示パネル、背面表示パネルの照明色を変更し、文字の視認性を一段と向上。AF、AEの優れた低輝度性能、高感度高画質を活かした暗所での撮影で、操作系の視認性を高めスムーズな操作を可能にします。

900秒までシャッタースピード(露光時間)の延長が可能
露出モードM時には、最長シャッタースピード設定を30秒から900秒※まで延長可能。シャッターボタンを押し続けたり、ワイヤレスリモートコントローラーやリモートコードなどのアクセサリーを使用したりすることなく、シャッターボタンを一度押すだけで最長15分までの長時間露光が可能です。60秒以上の設定秒時は実制御秒時なので、星の軌跡を比較明合成する場合の総露出時間の算出などが容易です。
※P、S、A時は30秒まで。M時に900秒まで延長可能

わずかなカメラブレも避けたいときに有効な「露出ディレーモード」
「露出ディレーモード」設定時は、シャッターボタンを押すとまずミラーが作動し、設定した時間が経過してミラーの動作によるカメラブレが収まってからシャッターがきれます。顕微鏡撮影時などのカメラブレを最小限に抑えたいときに有効。D6では、従来の[1秒][2秒][3秒]に加え[0.2秒]、[0.5秒]の設定も可能です。


4K UHD動画

4K UHD(3840×2160)動画対応
解像感の高い4K UHD(3840×2160):30p/25p/24p映像を、カメラボディー内のメモリーカードに記録できます。フルHD映像同様、非圧縮映像をHDMI出力し、外部モニターへの表示、外部レコーダーへの同時記録も可能です。また、動画編集で「選択フレームの保存」が可能。4K UHDで記録した映像からも必要な箇所を画素数約8メガピクセルのJPEG画像として切り出せるので、決定的瞬間をより確実に記録する手法としても活用できます。

・4K UHD動画×ドットバイドット読み出し×EXPEED 6
撮像素子上で使用する画素数と動画の記録画素数が同じドットバイドット情報読み出しは、撮影後の処理が少なく、ディテールに富んだ極めて解像感の高い映像が得られます。これにEXPEED 6が高度な映像生成処理を行い、極めて高い映像品質を実現しています。

・4K UHD動画×高感度性能
4K UHD動画も、ISO 100から最高常用感度ISO 102400、さらに増感Hi5(ISO 3280000相当)の高感度まで対応。高感度域でも高い映像品質を実現する優れた高感度性能が、高解像度の4K UHDを光量の制約から解放。4K UHDの撮影領域を拡大します。

・4K UHD動画×幅広いNIKKORラインナップ
動画撮影でも優れた解像力、描写力をプロフェッショナルから高く評価されるNIKKOR。その豊富なラインナップとの組み合わせで、4K UHDの高い解像度を活かしながら、多彩な映像表現を実現します。

・4K UHD動画×ピクチャーコントロール[フラット]
被写体の色や輝度、テクスチャーの情報を豊富に取得できる、ピクチャーコントロール[フラット]は、比較的軽微な調整作業で、的確に意図を反映した映像制作が可能。動画のポストプロダクション用素材映像として有効です。


撮像範囲(画角)を選べるマルチエリアDムービー
D6は4つの撮像範囲を用意しています。[FXベースの動画フォーマット(動画撮像範囲)]は、大きな撮像素子を活かして美しいボケ味を重視した表現が可能。[DXベースの動画フォーマット(動画撮像範囲)]と4K UHD動画用の[3840×2160]は、[FXベースの動画フォーマット(動画撮像範囲)]時の焦点距離の約1.5倍、[1920×1080クロップ]は同約3倍に相当する画角となり、被写体をより大きく引き寄せた、迫力のある映像表現ができます。撮像範囲を使い分けることで、NIKKORレンズの豊富なラインナップと連携し、最小限のレンズで手軽に、より自由で幅広い映像表現が可能です。
※動画のアスペクト比(横:縦)は、選択したフォーマットにかかわらず16:9 となります。

手持ち撮影に有効な動画撮影時の電子手ブレ補正機能(フルHD、HD時)
フルHDまたはHD動画撮影時には、電子手ブレ補正機能※で手ブレの影響を軽減できます。三脚等を設置できない場所での撮影や、三脚等を設置する時間がないとっさの動画撮影などに便利です。NIKKORレンズの光学手ブレ補正機能(VR)と併用することで、より効果的にブレを軽減できます。
※画角が若干狭くなります。
*フルHDの1920×1080クロップ時を除く。
*電子手ブレ補正を[する]に設定すると、ISO感度をHi0.3以上に設定しても102400に制限されます。

他の動画素材との同期を容易にする「タイムコード出力」
他の動画素材との同期や、映像と音声の同期を容易にする「タイムコード」を、ファイル形式がMOVの動画データに記録できます。「タイムコード」と実時間のズレを解消する[ドロップフレーム]にも対応しています。

動画専用の緩やかな露出制御(露出補正/パワー絞り)
朝日が昇る情景や、暗いところから明るいところへカメラを振ったときのような輝度が極端に変化するシーンでも、動画専用の緩やかな露出制御で映像の明るさの変化を滑らかに描写します。Pvボタン(+補正)とFn1ボタン(-補正)に「露出補正」※1機能を割り当て、動画撮影中にISO感度の制御による滑らかな露出補正も可能。Pvボタン(開放側)、Fn1ボタン(小絞り側)には「パワー絞り」※1※2機能も割り当てることができ、動画を撮影しながら明るさと被写界深度を滑らかに変更できます。
※1動画ライブビュー時および動画撮影中に、機能を割り当てたボタンの操作で、無段階で滑らかに調整可能。
※2露出モードA、M時のみ動作。

シャッタースピードと絞りを固定して適正露出が得られるMモード時の「感度自動制御」
明るさが急激に変化するシーンを1カットで撮影するような場合に、被写体のブレ具合と被写界深度を一定にしたいときには、マニュアル露出でシャッタースピードと絞りを固定し、「感度自動制御」(ISO 100~Hi5)を利用することで自動的に適正露出が得られます。感度が高くなりすぎないように「制御上限感度」(ISO 200~Hi5)の設定も可能です。

マニュアルフォーカスでのピント確認が容易な「ピーキング表示」
マニュアルフォーカスで意図通りのポイントにピントを合わせたいとき、ピントが合っている部分を簡単に確認できる「ピーキング」表示機能を搭載。表示色は被写体の色に応じて赤、黄、青、白から選択可能。検出感度も3段階で調節できます。HDMI接続で外部機器に同時記録している映像には録画されません。

臨場感あふれる音声収録ができる充実したサウンドコントロール
内蔵のステレオマイクで臨場感あふれる音声を記録可能。別売のステレオマイクロホン ME-1、ワイヤレスマイクロホン ME-W1にも対応しています。マイク感度(20段階)は音声レベルインジケーターで視覚的に確認しながら、動画撮影中でも調整可能。また、市販のステレオヘッドホンで音声のモニター(音量30段階)も可能です。さらに、楽器演奏や街のざわめきなど幅広いシーンに適した[広帯域]と、主に人の声を録音したいときに適した[音声帯域]から「録音帯域」の選択が可能。内蔵マイク使用時には「風切り音低減」も設定できます。

インターバルタイマー撮影でもタイムラプス動画をカメラ内生成可能
本格的にタイムラプス動画を制作したい場合は、インターバルタイマー撮影が有効。D6ではインターバルタイマー撮影した画像をつないで、アスペクト比(横:縦)が16:9のタイムラプス動画として記録できます※。インターバルタイマー撮影時にAEブラケティングも可能です。より手軽に楽しみたいときは、カメラ内で簡単にタイムラプス動画を生成できる静止画撮影メニューの[タイムラプス動画]が便利です。4K UHD/30pを含む、すべての[画像サイズ/フレームレート]、[動画の画質]に対応。夜明けや夕暮れのような明るさが大きく変化するシーンでは、1コマずつでは気にならないコマ毎のわずかな露出差をさらに小さくすることで、動画として再生したときの映像のチラツキを効果的に抑える[露出平滑化]が有効です。
※インターバルタイマー撮影で得た画像を用いてPCでタイムラプスムービーを作成するには、市販の編集ソフトウェアが必要です。

Camera Control Pro 2でのリモート撮影中のHDMI出力
Camera Control Pro 2(別売)を用いて、パソコンから動画のリモート撮影中にも、非圧縮の高品質な4K UHD映像をHDMI出力可能。他社製外部レコーダーに記録でき、テレビ局などのワークフローに対応します。動画記録中も、露出や感度の設定変更後の状況はD6とパソコン双方のモニターの映像で確認可能。D6を離れたところに設置していても、被写体の変化に手元のパソコンで素早く柔軟に対応できます。また、4K UHD動画もフルHD動画も、カメラ内のメモリーカードへの記録開始/停止の制御、撮影後の転送をパソコンから実行できます。Camera Control Pro 2と連携して撮影した4K UHD動画も、View NX-iでサポートします。