ニコンデジタル一眼レフカメラで初めて実現したベース感度ISO 64からの際立つ鮮鋭感と階調豊かな高画質
新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーを採用し、各画素が蓄積できる光の情報量を増やすことで、ISO 100と同等の広いダイナミックレンジを持つ、ベース感度ISO 64を実現しました。明るい環境で大口径レンズを使って撮影する場合でも、白とびを抑えながら、被写体を階調豊かに高い鮮鋭感で描写します。また、フラッグシップモデルの「D4S」と同じ画像処理エンジン「EXPEED 4」によって、上限ISO 12800までの感度領域を実現しています(ISO 32相当(Lo1)までの減感、ISO 51200相当(Hi2)までの増感設定も可能)。


有効画素数3635万画素の解像力を最大限に引き出す、高精度AFと優れた制振性能
有効画素数3635万画素の圧倒的な画素数を最大限にいかすために、静止被写体への位相差AFの精度を高めています。また、ミラーやシャッターなどのメカ駆動を一新し、カメラ内部の振動を大幅に低減しました。「D810」のCMOSセンサーの持つ高い解像力と、NIKKORレンズの優れた描写性能を最大限発揮できます。


より柔軟な画作りができる、進化した「ピクチャーコントロールシステム」
被写体や表現意図に合わせて静止画、動画の画作りが簡単にできるニコン独自の「ピクチャーコントロールシステム」を進化させ、「D810」では新しい画調として「フラット」を追加しました。「フラット」は被写体情報を最大限に取得することができ、画質の調整や加工をしても、白とびや黒潰れ、色飽和が起きにくいので、明暗、色ともに階調性豊かに仕上げることができます。また、ピクチャーコントロールの各調整項目に画像のクリア感を調整できる「明瞭度」※1を追加したほか、各調整ステップを0.25ステップ※2に細分化し、さらなる微調整ができるようになり、表現意図に近い画作りを追求できます。

※1静止画のみ適用。
※2クイック調整、フィルター効果は除く。


撮影領域を広げる、FXフォーマットで約5コマ/秒、DXフォーマットで約7コマ/秒※の高速連続撮影
「D810」では、新開発のCMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 4」の採用により、FXフォーマットで最高約5コマ/秒、DXフォーマットでは最高約7コマ/秒※の高速連続撮影が可能です。高画素ながら、動く被写体の撮影にもさらに確実に対応し、撮影領域を大幅に広げます。

●連続撮影のコマ数はすべて、AFモードがAF-C、露出モードがSまたはM、1/250秒以上の高速シャッタースピードで、その他が初期設定のときの値です。
※別売のアクセサリーが必要です。


画質、操作性を大幅に向上させたフルHD動画撮影機能
モアレやジャギー、偽色を効果的に抑制した鮮鋭感の高いフルHD動画は、被写体の動きを滑らかに表現できる1920×1080/60pに対応しています。また、絞りとシャッタースピードを一定にし、ISO感度のみで露出を制御する、露出モードM時の感度自動制御や、白とびしそうな部分を斜線表示する「ハイライト表示」など、操作性も向上しています。露出のちらつきを抑えた美しい微速度動画もカメラ内で作成が可能です。

その他の特長
・撮影時の機構ブレを極限まで抑える電子先幕シャッター切り換え
・舞台撮影などで便利な、ハイライト部の白とびを抑えた露出値を決定する「ハイライト重点測光」
・光の透過率、色味を改善し、明るいレンズ使用時のピントの山のつかみやすさと、明るさを両立させた視野率約100%の光学ファインダー。ファインダー内表示部には、有機ELをニコンFXフォーマットモデルで初採用
・液晶モニターの色調を調整できるカラーカスタマイズ機能を搭載した高輝度タイプ、RGBW配列約122.9万ドットの液晶モニター
・静止画ライブビュー撮影時、水平上の2か所を拡大して構図確認できる「2点拡大」表示
・「RAWサイズS」を搭載