1.縦位置グリップ一体型構造による安定したホールディング性と高い操作性 横位置、縦位置いずれでも高いホールディング性を実現 撮影時のホールディング性や操作性を重視するプロフェッショナルユーザーの要望に応え、縦位置グリップ一体型構造を採用しました。横位置、縦位置共に指がかりが深いグリップを採用しホールディング性を向上、長時間にわたる撮影でも、疲れにくいエルゴノミクス性を実現しています。 ファインダー撮影を重視した操作性 ボタンやレバーの配置や形状、高さを一新し、よりファインダー撮影に集中することができる操作性を実現しました。さらにファインダーを覗きながら素早くフォーカスエリアを移動させることができるマルチセレクターを縦位置、横位置それぞれに配置しています。また「C-LOCK」レバーを新たに設け、縦位置操作部をロックするだけではなく、選択した操作部のみをロックすることもできます。 高倍率、高速のビューファインダー ビューファインダーはその光学系を新設計し、業界トップクラスのファインダー倍率0.83倍※(35mm判換算)を実現しています。また、非球面レンズや屈折率の高いガラスを使った4枚構成により、歪がなく四隅までクリアに表示します。「OM-D E-M1 Mark II」同様、120fps(プログレッシブ方式)の高速フレームレート、わずか0.005秒の表示タイムラグを実現し、動く被写体もストレスなく捉えます。 ※ファインダースタイル3(4:3)時 さらに進化した堅牢性と信頼性 「OM-D E-M1X」ではIPX1よりも厳しい基準の社内防滴試験を実施し、プロ写真家が出会うであろう過酷な環境でも撮影できるように開発されています。リモートケーブルやマイク、ヘッドホン端子にケーブルが接続された状態でも防塵・防滴・耐低温(-10℃)を実現することで、天候に左右されることなく撮影できます。また30,000回/秒以上振動させてゴミやホコリを除去するSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)に新コーティングを採用し、従来に比べてゴミやホコリが写真に映り込む可能性を1/10に低減しています。炎天下での動画撮影や連写撮影といった高負荷時の温度上昇による機能制限を抑制する放熱構造、シャッターライフ40万回※など、プロ写真家でも安心して撮影に臨める堅牢性と高い信頼性を実現しています。 ※オリンパス社内試験において カートリッジタイプのバッテリー装てんシステム 「OM-D E-M1 Mark II」から採用されたリチウムイオンバッテリー「BLH-1」を2つ挿入できるカートリッジタイプの装てんシステムを搭載しています。撮影可能枚数は約870枚※、一脚や三脚をつけたままでもバッテリー交換が容易です。また、USB PD(パワーデリバリー)規格に対応し、最大100WのUSBPD規格の電源からの給電が可能になりました。それによりボディー内に装てんした2個の「BLH-1」を最速約2時間で充電することも可能です。 ※「BLH-1」2個使用。東芝SDXU-D032G使用時、ISON、フラッシュ非装着、CIPAの試験基準。低消費電力撮影モード時、CIPA試験基準をベースにしたオリンパス社試験法による場合は約2,580枚 2.AFマルチセレクター、オールクロス像面位相差AFセンサーによる快適なAFシステム 素早くAFエリアを移動できるマルチセレクター 「OM-D E-M1X」には、ファインダーを覗いたまま素早くAFエリアを移動できるAFマルチセレクターを縦位置・横位置それぞれに搭載しています。連写中、動画撮影中のAFエリア移動もスムーズです。 構図の自由度が高い121点オールクロス像面位相差AFセンサー 「OM-D E-M1 Mark II」で定評ある121点オールクロス像面位相差AFセンサーを引き続き採用し、さまざまな構図で正確で自由度の高いフォーカシングが行えます。オリンパスの像面位相差AFの特長として、ライブビュー画像だけではなく、撮影した画像からもAF情報を活用することで、不規則に動く被写体や被写体の速度変化に素早く追従することができます。AF低輝度限界はF1.2レンズ装着時において-6.0EV(ISO100相当)を実現し、暗いシーンや低コントラストの被写体も高精度にフォーカシングします。 さまざまなAF設定が可能 縦位置/横位置撮影それぞれでAFターゲットモードやAFエリア位置を設定できることや、C-AF中にフォーカスリングを回すことで即座にMF切り替えができるC-AF+Mなど、プロ写真家のニーズに応じた様々なAF設定が可能です。AFターゲットモードは新たに25点グループターゲットに対応し、AFエリアも自由に配置できるカスタムAFターゲットモードも搭載しました。 3.60コマ/秒の高速連写、撮りたい瞬間を逃さない「プロキャプチャーモード」 2037万のフル画素、RAW記録での60コマ/秒の高速連写 最高約60コマ/秒の高速連写により、肉眼では捉えることのできない一瞬を高精細に捉えます。また、60コマ/秒の高速連写、AF/AEが追従しての最高約18コマ/秒の高速連写はどちらも静音での撮影となり、シャッター音を出したくない演奏会や、被写体の集中を妨げたくないスポーツなどのシーンで威力を発揮します。 ブラックアウトなし、RAW撮影対応の「プロキャプチャーモード」 シャッターレリーズ時から最大35コマ分さかのぼって記録できる「プロキャプチャーモード」は、撮影時にブラックアウト(像消失)がなく、フル画素となる20Mの高画素で記録、さらにRAWモードでの撮影にも対応しています。「OM-D E-M1 Mark II」に搭載以来、プロ写真家からも評価が高く、予測できない動きをする被写体を“作品”として撮影する場合に有効です。 4.「ダブルTruePic VIII」による高速レスポンスと「手持ちハイレゾショット」の実現 ・高速画像処理エンジン「TruePic VIII」を2基搭載 起動時間やスリープ復帰時間の短縮、2つあるSDカードスロットはいずれも高速のUHS-IIに対応するなど高速レスポンスを実現しています。カメラの高速化への貢献はもちろん、「手持ちハイレゾショット」、「ライブND」、「インテリジェント被写体認識AF」といった最先端の撮影機能を実現しました。 風景写真家待望の「手持ちハイレゾショット」を実現 最高80M※7の超高解像画像を撮影できる「三脚ハイレゾショット」に加え、風景写真家から特にご要望の多かった「手持ちハイレゾショット」を新搭載しました。高解像画像を手持ちで撮影できるため、移動の多い山岳風景や三脚が使えない場所での高精細撮影に特に有効です。 ※RAW撮影時は最大80M(「手持ちハイレゾショット」では50M)に対応。「Olympus Workspace」など対応ソフトウェアを使ってのパソコン内処理が必要 スローシャッター効果を使った表現が可能な「ライブ ND」 NDフィルターを使用したようなスローシャッター効果を使った表現が可能な「ライブND」を搭載しました。露光した複数の画像を合成することでスローシャッター効果を得ることができる新しいテクノロジーです。また、撮影前にライブビューによりスローシャッター効果をファインダーで確認することができ、撮影の効率を高めることができます。効果はND2(シャッター速度1段分相当)、ND4(同2段)、ND8(同3段)、ND16(同4段)、ND32(同5段)の5段階から選択できます。 ディープラーニングテクノロジーを活用した「インテリジェント被写体認識AF」 AIの一種であるディープラーニングテクノロジーを利用して開発したアルゴリズムを新たに搭載しました。モータースポーツ、航空機、鉄道の3つのジャンルの被写体を検出し、最適なポイントにフォーカスし、追尾します。例えばモータースポーツであればドライバーのヘルメットにピンポイントでフォーカスしてゆくなど自動で被写体を検出するため、オートフォーカス精度の向上はもちろん、構図に集中して撮影することができます。 5.世界最高約7.5段分の手ぶれ補正による高画質 「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」との組み合わせで実現 新開発のジャイロセンサーを搭載することで、ボディー単体で最高約7.0段分※、「M.ZUIKODIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」との組み合わせでは世界最高約7.5段分となる「5軸シンクロ手ぶれ補正」を実現しました。今までにない低速シャッターでの手持ち撮影も行え、夜間、室内などの撮影に威力を発揮します。 ※使用レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」焦点距離40mm(35mm換算80mm相当)。CIPA規格準拠、2軸加振時(ヨー/ピッチ)。2019年1月24日現在 その他の特長 フィールドセンサーシステム搭載。内蔵GPSにより画像への位置情報を付加 カメラ内にGPSセンサー、温度計、気圧センサー、コンパスといったフィールドセンサーを内蔵しています。緯度・経度の位置情報をはじめ、温度、標高、方位をカメラが検出、記録することで、画像データにさらに詳しい撮影情報を加えることができます。 「フリッカーレス撮影」&「フリッカースキャン」 蛍光灯に代表される人工光の明滅周期をカメラが検出し、明るさのピークに合わせてシャッターを切るよう制御、連写コマ間の露出ムラ、色ムラを抑える「フリッカーレス撮影」を搭載しています。また、静音モード(電子シャッター)使用時や動画撮影時に生じる縞模様現象を抑えるため、シャッター速度を細かく設定できる「フリッカースキャン」にも対応しています。 ワイヤレスでの撮影画像転送に対応した「Olympus Capture」 カメラコントロールソフトウェア「Olympus Capture」は、新たにWi-Fi経由での撮影画像転送に対応しました。スタジオ撮影時にUSBケーブルを接続することなく、ワイヤレスでパソコンへの画像転送が可能となります。使用周波数は2.4GHz帯域と高速通信が可能な5GHz帯域(販売国によっては一部の規格を使用しない仕様となっています)が使用可能です。詳細は「Olympus Capture」のウェブサイトをご参照ください。 手持ち4K、シネマ4Kの撮影が可能 強力な5軸手ぶれ補正+電子手ぶれ補正が、高品位な4K、シネマ4K動画の手持ち撮影を可能にしています。手ぶれ補正強度は撮影者の姿勢や動きに応じて3段階から選択できます。 光の条件が変化しやすいシーンに有効「OM-Log400」撮影 暗部からハイライトまで黒つぶれ、白とびすることなく撮影し、カラーグレーディングを行うことで、自由度の高い映像表現ができる「OM-Log400」撮影に対応しています。 ハイスピードムービー(120fps)に対応 FullHDで120fpsのハイスピードムービーに対応しました。再生するとスローモーション効果による印象的な映像表現が可能になります。 |