世界最高7.5段手ぶれ補正※1、新エンジン「TruePic IX」が生む高画質を小型・軽量ボディーで実現
マイクロフォーサーズシステムが実現した小型・軽量システム
「OM-D E-M1 Mark III」は、あらゆる場所や環境下での撮影を実現する防塵・防滴、耐低温設計の堅牢なマグネシウム合金ボディーを採用しています。高画質、高機能を備えたプロフェッショナルモデルでありながら、交換レンズを含めたカメラシステム全体で携帯性、機動性に優れた小型軽量化を実現しています。

様々なシーンで手持ち撮影を可能にする世界最高7.5段の手ぶれ補正
対応レンズ※4のレンズ内手ぶれ補正機構とボディー内5軸手ぶれ補正機構をシンクロさせることで、世界最高7.5段の手ぶれ補正を実現した「5軸シンクロ手ぶれ補正」に対応します。暗所や超望遠の撮影時でも強力に手ぶれを補正することで、静止画、動画を問わずさまざまな撮影シーンにおいて三脚を使用しない撮影スタイルも可能となり自由度が格段に上がります。またボディー内に手ぶれ補正機構を搭載することにより、装着したすべてのレンズで手ぶれ補正が働き、最高7段分※5の補正効果が得られます。

新画像処理エンジン「TruePic IX」が生む一眼トップクラスの高画質
新画像処理エンジン「TruePic IX」を搭載、約2037万画素のLiveMOSセンサー、世界最高7.5段の強力な手ぶれ補正機構と、周辺まで高い解像度を誇る「M.ZUIKO DIGITAL」レンズとの組み合わせにより、高感度時でもノイズが少なく、周辺まで歪みの少ない一眼トップクラスの高画質を実現しています。

超高画質撮影が可能な「5000万画素手持ちハイレゾショット」※2搭載
約5000万画素の高解像画像を三脚なしで撮影できる「5000万画素手持ちハイレゾショット」を搭載しています。撮影中に発生するわずかな位置ずれを利用、16回連続して撮影した画像をもとに約5000万画素の高解像写真を生成する機能です。移動の多い登山や三脚が使えない場所での高精細撮影に特に有効です。また「三脚ハイレゾショット」も搭載し、JPEG記録時でも約8000万画素相当の超高画質で撮影できます。

スローシャッター効果が得られる「ライブ ND」
「OM-D E-M1X」に搭載され、好評を博している「ライブ ND」も備えています。効果の段数はND2(1段分)~ND32(5段分)の5段階から選択可能、スローシャッター効果は撮影前にファインダーで確認できます。撮影シーンやレンズごとにNDフィルターを付け替える手間が省けるだけでなく、光学フィルター装着が困難なレンズを使う場合にも有効な機能です。

防塵・防滴、耐低温設計など、過酷な環境下でも安心して使える高い信頼性
撮影環境を気にせず撮影に集中できる防塵・防滴、耐低温性能
各部にシーリングを施し高い防塵・防滴、耐低温性を備えた堅牢なマグネシウム合金のボディー、さらに防塵・防滴仕様の「M.ZUIKO DIGITAL」レンズと組み合わせることで、天候や場所を気にせず過酷な環境下であっても撮影が可能です。

移動中でも USBから高速充電、給電しながらの長時間撮影も可能
USB経由での本体内充電に対応、装てんしたリチウムイオン充電池「BLH-1」が最速約2時間で充電可能です※6。また、USB PD(USB Power Delivery )規格のモバイルバッテリーに対応し、給電しながらの長時間撮影も行え、寒冷地での天体撮影等に便利な仕様となっています。

新コーティング採用で進化したダストリダクションシステム
イメージセンサーのフィルターを 30,000回/秒以上の超高速で振動、ゴミやホコリを強力にはじき飛ばすSSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)を搭載しています。「OM-D E-M1X」にも採用した新コーティングを施こすことで、よりゴミやホコリが付着しにくくなり、従来機に比べ写真に映り込む可能性を 1/10に低減しています。

プロフェッショナルフォトグラファーの酷使に耐える 40万回作動試験※7クリアの高耐久シャッター
40万回の作動試験をクリアした高耐久のシャッターユニットを搭載しています。連続して多くのシャッターを切るプロフェッショナルフォトグラファーでも安心して撮影に臨める高い信頼性を実現しています。

新開発の「星空 AF」※3や進化した「顔優先/瞳優先 AF」など、高速・高精度なAFシステム
動く被写体も高精度に捉える 121点オールクロス像面位相差 AFセンサーと高速連写
画面内のさまざまなポイントでフォーカシングが行える 121点オールクロス像面位相差AFセンサーを搭載しています。画面の縦75%、横80%をカバーする広い測距エリアと、進化したAFアルゴリズムによって、素早く動く被写体も高精度に捉え続けます。一眼レフのような AF光束制限がないため、開放値がF1.2といった大口径レンズの性能を十分に引き出す高精度なフォーカシングが行えます。有効画素数約2037万のフル画素のまま、AF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連写も可能、高速連写中でもライブビューで被写体を確認でき、確実に追うことができます。

ファインダーを覗いたまま素早いAFターゲット移動が行える「マルチセレクター」
ファインダーを覗きながら親指の操作で素早くAFターゲットを移動できる「マルチセレクター」を搭載しています。連写中でもマルチセレクターでAFターゲットを動かせるため、動きの激しい被写体でも確実にピントを合わせられます。移動したAFターゲットを画面の端で止めるか、反対側の端に移動するかを選択できる AFターゲットの循環選択も可能です。

新開発「星空 AF」で天体撮影の超高精度オートフォーカスが可能
「OM-D E-M1 Mark III」に初めて搭載された「星空AF」は、これまでマニュアルフォーカスによるピント合わせが常識だった天体写真の世界に革新をもたらす新機能です。暗闇に光る微小な星にも確実にピントを合わせられるアルゴリズムの開発により、天体写真のプロフェッショナルも認める超高精度のオートフォーカス撮影を実現しています。「星空AF」にはフォーカスのスピードを優先し、短時間でAF動作を完了させ、強力な手ぶれ補正により広角レンズによる手持ち星空撮影すら可能にする「速度優先」(デフォルト設定)と、より細かいフォーカススキャンを行って、望遠レンズで特定の天体を狙う場合などにも有効な「精度優先」の2つのモードを搭載しています。

進化した「顔優先/瞳優先 AF」
カメラが自動的に人物の顔・瞳を検出してピント合わせを行う「顔優先/瞳優先AF」も進化しました。新画像処理エンジン「TruePic IX」の高い処理能力とアルゴリズムの改善により、小さな顔や瞳の検出性能、顔の向きが頻繁に変わるシーンなど顔の検出が難しいシーンでの追従性も大幅に向上しています。さらに静止画撮影時と動画撮影時いずれもボタン/タッチ操作による顔選択や、ボタン操作による検出のON/OFF変更が可能になっています。

「プロキャプチャーモード」や手持ち 4K動画など、表現の幅を広げる多彩な撮影機能
決定的瞬間を逃がさない「プロキャプチャーモード」
人の反応タイムラグやカメラの動作タイムラグが原因で撮り逃していた瞬間を確実に記録できる「プロキャプチャーモード」を搭載しています。1stレリーズで記録を開始し、2ndレリーズ時点からさかのぼって最大35コマ記録できます。撮影中のブラックアウトが無いため、被写体の動きをしっかりと確認しながらシャッターが切れます。また、RAW撮影にも対応しています。

撮影モードダイヤルに「B」モードを採用し、操作性が向上した「ライブコンポジット」
画面の明るく変化した部分のみを追加で合成する「ライブコンポジット」(比較明合成)を搭載し、ライブビューで露出の状況をリアルタイムに確認しながら撮影できます。また、「ライブコンポジット」は最長6時間の撮影が可能になっています。撮影モードダイヤルには「B」モードを追加、「ライブコンポジット」および「ライブバルブ」「ライブタイム」へのアクセス、設定がよりスムーズに行えます。

強力な手ぶれ補正機能で手持ち 4K/C4K撮影が可能な「OM-D Movie」
ボディー内5軸手ぶれ補正に電子手ぶれ補正を組み合わせることで高い手ぶれ補正を実現する、動画撮影専用の手ぶれ補正モード M-IS1を搭載しています。ぶれの影響を受けやすい高解像の4KやCinema 4K(C4K)動画時にも、三脚や特別な安定装置を使うことなく手持ちで撮影が行えるなど、動画コンテンツ制作のための高いパフォーマンスを備えています。

カラーグレーディングに対応できる「Log撮影」
暗部からハイライトまで黒つぶれ、白とびさせることなく撮影し、カラーグレーディングを行うことで、自由度の高い映像表現ができる「OM-Log400」撮影に対応しています。ライブビュー映像を見やすくするために、フルHD規格のBT.709相当の色域に変換して表示するビューアシスト機能も備えています。

リニア PCM レコーダー「LS-P4」によるハイレゾ録音
ハイレゾ録音に対応したリニアPCMレコーダー「LS-P4」を外部マイク/レコーダーとして組み合わせることで、より多彩で高音質な動画音声記録が可能になります。「LS-P4」を被写体の近くに設置して狙った音を録音、あるいはマイクの指向性を切り替えて音源にズームして録音するといった使い方も可能になるなど、動画制作における高音質録音をサポートします。「LS-P4」のファームウェアを Ver.1.10にアップデートすることで、音声データの編集に便利な「スレートトーン」、失敗のない音声記録をアシストする「テストトーン」の各機能が使えるようになります。

撮影や画像整理に便利な「アプリケーション」と「ソフトウェア」
スマートフォンアプリ「Olympus Image Share」(OI.Share)
Wi-Fiでカメラと接続して撮影データをスマートフォンに転送、あるいはスマートフォンからのリモート操作が行えるスマートフォン用アプリケーションです。「OM-D E-M1 Mark III」では「Olympus Image Share」経由でカメラ本体のファームウェアのアップデート、設定のバックアップ/リストアに対応します。

カメラコントロールソフトウェア「Olympus Capture」
スタジオ撮影の要望に応える PC用のカメラコントロールソフトウェアです。USBケーブルを接続することなくWi-Fi経由での撮影画像転送に対応し、スタジオ撮影でのワークフローを強力にアシストします。高速通信が可能な5GHz帯域に対応しています。

画像編集ソフトウェア「Olympus Workspace」
プロユースに対応した高度な RAW現像、画像編集機能や、自由度の高い画面レイアウト機能を搭載した画像編集ソフトウェアです。パソコンと「OM-D E-M1 Mark III」を USB接続することで「Olympus Workspace」上から、新画像処理エンジン「TruePic IX」を使用しての高速な RAW現像が行えます。さらに星空写真等で表現の幅を広げる「明瞭度」「かすみ除去」といった編集フィルターも搭載しています。「OM-D E-M1 Mark III」の発売と同時に行われる Ver.1.3へのアップグレードにより、動画内のスレートトーンの入った音声データを「LS-P4」で録音した、より高品位な音声データへの入れ替えが容易に行えるようになります。

仕様については、予告なく変更することがありますので、あらかじめご了承ください。
本リリースに掲載されている社名及び製品名は各社の商標または登録商標です。

※1「5軸シンクロ手ぶれ補正」時。使用レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」焦点距離100mm (35mm判換算200mm相当)、半押し中手ぶれ補正:OFF、フレームレート:高速。CIPA 規格準拠、2 軸加振時(ヨー/ピッチ)。2020年2月12日現在
※2 画像サイズは8160×6120ピクセルになります
※3「星空AF」はオリンパス製のマイクロフォーサーズレンズにて動作します。但し、以下のレンズでは、「星空AF」を使用できません。(A) 開放F値が5.6より大きいレンズ (B) 販売終了となっている「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6」と「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」 「星空AF」は星空撮影に特化した機能のため、通常被写体ではAFしません。街明かり等が入るような明るい撮影環境ではピントが合わない場合があります。詳細はメーカーウェブサイトをご参照ください
※4 「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」(2020年2月12日現在)
※5 使用レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」 焦点距離40mm (35mm判換算f=80mm)、CIPA規格準拠2軸加振時(Yaw/Pitch)
※6 パワーバッテリーホルダー「HLD-9」接続時でのUSB充電では、カメラ内に装てんしたリチウムイオン充電池のみ充電されます。ACアダプターAC-5の接続(HLD-9経由)による充電機能はありません
※7 オリンパス社試験条件において
※8 CIPA試験基準