時代を超えた美しいデザインと快適な操作性

優しくモダンなボディーラインとシルエットを世界初のハーフサイズ一眼レフ「ペンF」から継承し、ボタンやダイヤル群はファインダーを見ながら快適な操作が行えるように配置しました。時代を超えて愛されるレンジファインダースタイルの美しいデザインです。
トップカバーとフロントカバーにはマグネシウム、ボディー底面と削り出しのダイヤルにはアルミを採用しています。細部にも徹底的にこだわり、外側からはビスが見えない構造となっています。また液晶画面の裏側にはカメラ本体と同じ革調素材を用いることで、一体感を生み出す仕上がりとなりました。
新たに露出補正ダイヤルが備わり、モードダイヤルには登録した設定を即座に呼び出せる4つのカスタムポジションが加わったことで、シンプルな操作を実現しています。



新開発2030万画素Live MOSセンサーと5軸VCM手ぶれ補正による最高画質

高い描写力を誇るZUIKO DIGITALレンズ、新開発の「2030万画素Live MOSセンサー」、レンズとセンサーの実力を引き出す画像処理エンジン「TruePic VII」の組み合わせが、一眼トップクラスの高画質を生み出します。2030万画素Live MOSセンサーはローパスフィルターレスで高解像を実現し、低感度ISO LOWは80相当に対応します。
これらに加え、強力な5軸VCM(Voice Coil Motor)手ぶれ補正機構により、シャッタースピード最大5.0段分(※CIPA規格準拠、2軸加振時(Yaw/Pitch))の世界最高レベル(※2016年1月27日時点。5軸シンクロISを除く)のぶれ補正が可能です。夜景など暗い場面でもISO感度を上げず、ノイズの少ないクリアな画像を得ることができます。
ボディー内手ぶれ補正はオールドレンズを使用しても補正効果を発揮するため、ぶれのない安定したファインダー像を見ながら撮影できます。また、レンズ内手ぶれ補正とボディー内手ぶれ補正が協調することで、より強力な補正が可能になる新技術「5軸シンクロ手ぶれ補正」にも対応しています(※M.ZUIKO DIGITAL ED 300mmF4.0 IS PRO使用時(2016年1月27日時点))。
高画素のフルサイズ一眼レフを超える高解像が得られる「ハイレゾショット」は、50メガセンサー相当に進化しました。建築物や美術品などのディテールを細部まで再現した、超高解像の静止画撮影を行えます。



撮影者のイメージを自在に表現する「モノクロ/カラープロファイルコントロール」

「モノクロ/カラープロファイルコントロール」は、フィルム選び・現像・焼付けを経て、思い通りの一枚を仕上げるフィルムカメラのプロセスを、ファインダー内で味わえる新機能です。撮影後に加工・編集ソフトを使うのとは異なり、撮影時にダイヤルとレバーの操作で、効果を確かめながら自分だけの絵作りを楽しめます。
両機能には、それぞれ往年のフィルムをイメージして作られた”プリセット”が設けられています。そのままの設定で撮影することに加え、設定を調節し撮影者にとって最適な仕上がりにカスタマイズすることもできます。
ボディー前面には、これらの機能にワンタッチでアクセスする「クリエイティブダイヤル」を設置しました。このダイヤルからは撮影機能「アートフィルター」や「カラークリエーター」を呼び出すこともでき、自在な作品作りに役立ちます

新機能Ⅰ) モノクロプロファイルコントロール

モノクロ撮影時に、カラーフィルター効果、ハイライト&シャドーコントロール、シェーディング効果、粒状フィルム効果、調色の5つの効果を組み合わせて使うことができます。これまでには難しかった、多彩なモノクロ表現を可能にします。
初期状態(プリセット1)に加え、コントラストの効いたモノクロフィルム調の”クラシックフィルムモノクロ(プリセット2)”、赤外フィルター効果を強調したような”クラシックフィルムIR(プリセット3)”が設定されています。




新機能Ⅱ) カラープロファイルコントロール

カラー撮影時に、12分割した色の彩度をそれぞれ11段階で調節できます。ハイライト&シャドーコントロールも組み合わせて使え、表現の幅がより広がります。撮影者にとって最適な色合いで、作品作りを楽しむ機能です。
初期状態(プリセット1)に加え、渋みと重厚感のある色調の”クロームフィルムリッチカラー(プリセット2)”、彩度が高く濃厚な発色の”クロームフィルムビビッド(プリセット3)”が設定されています。



作品作りに集中できる、236万ドットの内蔵電子ビューファインダー

236万ドット、視野率約100%、倍率1.23倍(35mm判換算約0.62倍)の有機ELを使用した高精細電子ビューファインダーを内蔵。周辺まで収差がなくクリアな視認性を実現しています。
「OVFシミュレーション」を使えばダイナミックレンジが拡大され、目視に近いイメージで撮影に臨めます。
また拡大表示機能や3段階・4色から選択できるフォーカスピーキング機能により、あらゆるレンズを使ってピント合わせが従来以上に高精度で行えます。



ミラーレス一眼最短(2016年1月27日時点。メカシャッター時)のレリーズタイムラグなど、軽快に撮影できる高速レスポンス

ミラーレス一眼カメラで最短(2016年1月27日時点。メカシャッター時)となる0.044秒のレリーズタイムラグ、1/8000秒の高速メカニカルシャッターにより、狙った瞬間を確実に捉えます。
シャッターは場面に応じて使い分けることができ、「静音撮影モード」を使えば音を立てられない場面でも完全無音で撮影できます。また「低振動モード」は、シャッターによるわずかな振動も気になる場面で効果を発揮します。
AF機能は、ファインダーを覗いたまま背面モニターで81点の合焦ポイントからピント位置を設定できる機能「AFターゲットパッド」が、快適な撮影をサポートします。また顔優先AF/瞳優先AFは顔や瞳を検出してピントを合わせ続けることもでき、ポートレート撮影などに効果的です。



その他の特長
  1. 様々なポジションでの撮影が容易に行えるバリアングル液晶
  2. 中間部の補正が可能になった「ハイライト&シャドーコントロール」
  3. 電子接点のないレンズの名称、焦点距離、絞り値を登録し、撮影画像のExifに反映できるレンズ情報登録機能
  4. AFターゲットと測光エリアが連動する「AFターゲット連動スポット測光」
  5. 光の動きを切れ目のない美しい光跡で記録できる「ライブコンポジット」
  6. 従来比4倍の解像度を誇る4K対応タイムラプス動画
  7. ピント位置を変えながら複数枚の静止画を連写する「フォーカスブラケット」
  8. メカシャッター時10コマ/秒、C-AF時5コマ/秒、静音撮影モード時(※静音H+モード使用時)20コマ/秒の高速連写機能
  9. 星をライブビュー上で確認しながらピントや構図の確認ができる「LVブースト2」
  10. 強力な5軸手ぶれ補正によるOM-D MOVIEクオリティの高い動画性能
  11. ハイレゾショットのRAW現像が可能になった、画像編集ソフト「OLYMPUS Viewer 3 Ver.2.0」
  12. スマートフォンを使ってリモート撮影と画像転送が行える内蔵Wi-Fiと専用アプリ「OLYMPUS Image Share」