1.防水・防塵、耐衝撃、耐荷重、耐低温、耐結露性を備えた“いつでも撮れる” 高いタフ性能
ボディー各部にシーリングを施し、電池蓋など開閉部はダブルロックにすることで、水中撮影も行える水深15mの高い防水性と砂や埃に強い防塵性も備えています。また内部機構を保護するフローティング構造により2.1mからの落下テストもクリアし、最大100kgfの荷重にも耐える強靭なボディーとなっています。さらに-10℃の耐低温性を実現、ダブルガラス構造で結露にも強く、寒冷地でも安心です。

2. F2.0レンズ、裏面照射型CMOSセンサー、画像処理エンジン「TruePic VIII」による高画質
開放F2.0の明るい高性能ズームレンズに、高感度性能に優れた「Hi-speed 裏面照射型CMOSイメージセンサー」を搭載しています。イメージセンサー上にあるシールガラス両面には新たに反射防止のARコートを施し、ゴーストやフレアの発生を抑えています。画質や機能性を左右する画像処理エンジンには、当社のプロフェッショナル一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1X」にも搭載されている「TruePic VIII」を採用、ノイズレベルの改善やコントラストが低い部分での解像感を向上させています。RAWデータでの記録も行え、画像編集ソフトウェア「Olympus Workspace」を使って思い通りの表現に編集可能です。

3.最短1cmまで被写体に近づいて接写可能、肉眼を超えるバリアブルマクロシステム
レンズ先端から最短1cmまで近づけ、最大撮影倍率7倍(※8)を誇る4種類のマクロモードを備えたバリアブルマクロシステムを搭載しています。この高い近接撮影機能により、肉眼では捉えることのできない極小の世界を高画質で撮ることができます。また通常撮影で使うP/Aモードであっても、最短1cmまでの近接撮影が可能になったため、よりフレキシブルに使えます。

顕微鏡モード
触角や脚先といった昆虫の一部、草木の葉脈、雪や霜の結晶など、肉眼では視認しにくい微細な被写体も高画質で捉えます。レンズ先端から最短1cmまで被写体に近づけ、光学ズームをテレ側にした際の最大撮影倍率は7倍となり、あたかも顕微鏡を使ったような拡大撮影が行えます。

顕微鏡コントロールモード
顕微鏡の対物レンズを切り替えるようにワンタッチで倍率を1倍、2倍、4倍といったように切り替え、観察、撮影できます。この機能により被写体がレンズ先端から1cmの位置にあるときは、背面液晶モニター上では最大44.4倍まで拡大できます。

深度合成モード(※9)
「深度合成モード」は、自動的に手前から奥までピントをずらし複数の画像を撮影、ピントが合っている部分だけを抽出、合成することで、被写界深度の深い写真を作りだします。被写界深度が浅くピントの合う範囲の狭いマクロ撮影で特に威力を発揮します。「Tough TG-6」では、3~10枚の間で撮影枚数を設定でき、被写体の状態、仕上がりの精度などに合わせ細かく調整できます。

フォーカスブラケットモード(※9)
一回の撮影で手前から奥まで、ピント位置を移動させながら最大30枚まで撮影します。ピント移動量と枚数は被写体や撮影条件に合わせそれぞれ3段階から選択可能です。花びら、昆虫の羽根といったピントの位置を即座に決めにくい被写体の撮影に便利です。

4.さらに充実した水中撮影モードと水中でも使える新フィッシュアイコンバーター
 水中撮影の可能性をさらに広げるため、「Tough TG-6」には「水中ワイド」「水中スナップ」「水中マクロ」「水中顕微鏡」「水中HDR」の5つの水中撮影モードを搭載、それぞれの状況に応じた最適な撮影設定に切り替わります。好評の水中ホワイトバランスも3種類に進化し、水深に応じたより適切な色調が得られます。さらに全周魚眼撮影が可能になる新しいフィッシュアイコンバーター「FCON-T02」をはじめとした多彩なアクセサリーが撮影の幅を大きく広げます。

5つの水中モード
「Tough TG-6」では、使用状況に最適化される5つの水中撮影モードを備えています。
「水中ワイド」=薄暗い水中での記録に最適化され、水深のあるシーンにも対応します。
「水中スナップ」=プールや浅瀬など、自然光を利用して被写体を見たままの色で捉えます。
「水中マクロ」=小魚など小さな被写体の近接撮影に適します。
「水中顕微鏡」=レンズ先端から最短1cmまで寄れ、さらに小さな被写体に対応します。
「水中HDR」=暗い部分も黒つぶれさせずドラマチックに再現します。

3つの水中ホワイトバランス
水中ホワイトバランスは、撮影状況に合わせ3種類を搭載しました。なお、上記5つの水中モードを選択した場合、それぞれ最適なホワイトバランスに設定されますが、手動での変更も可能です。
「水中・浅瀬」=水深約3mまでがメイン、浅瀬で気になる赤被りを改善します。
「水中・標準」=水深約3m~15m、一般的な使用に最適な色あいのチューニングです。
「水中・ディープダイビング」=水深15m以深、新たに用意された防水プロテクター「PT-059」を併用するような領域で、特に青被りを改善します。

5.その他の特長
豊富なシステムアクセサリーによる高い拡張性
新製品のフィッシュアイコンバーター「FCON-T02」をはじめ、「Tough TG-6」には以下のシステムチャートのように撮影領域を広げるさまざまなアクセサリーが用意されています。

さまざまな情報を記録する「フィールドセンサーシステム」
カメラに搭載された「GPS」(※12)「気圧」「温度」「方位」の各センサーより取得されたトラッキング情報を、スマートフォンアプリ「OLYMPUS Image Track」上で映像とともにリアルに楽しめる「フィールドセンサーシステム」を備えています。カメラの電源がOFFであっても「INFO」ボタンを押すことで、現在の取得データが表示されます。

撮りたい瞬間を逃さない「プロキャプチャーモード」
シャッター全押しの0.5秒前から10コマ/秒の連写撮影を行い、昆虫の飛翔、ミルククラウンなど撮影のタイミングが難しいシーンも逃さない「プロキャプチャーモード」を搭載しています。

「4Kムービー」や「ハイスピードムービー」など高度な動画撮影機能(※13)
美しい景色などを高精細に記録する「4Kムービー」に対応、フル画像読み出しから4K映像を作りだしています。また、高画質なFHD サイズで120fps、HDサイズであれば240fps、SDサイズなら480fpsのハイスピードムービーも撮影可能です。

104万画素になった高精彩背面液晶モニター
背面液晶モニターの解像度が104万ドットと高精細化、視認性がさらに向上しています。屋外での使用を想定し、明るさ、彩度なども最適にチューニングされています。

静止画への日付写しこみ機能搭載
静止画撮影時に画像上に日付を写しこめるようになりました。日付あり、なしを選択できるようになったため、ユーザーの用途により適した使い方が可能になります。

※8 35mm判換算
※9 三脚の使用をお奨めします。また、処理時間が通常よりも長くなります
※10 シリコンジャケット「CSCH-127」との同時装着はできません
※11 防水プロテクター装着時にはカメラの「フィールドセンサーシステム」は正しく作動しません。ご使用時にはカメラのログレバーを「OFF」にしてください。また、シリカゲルをあわせてご使用いただくことをお勧めします
※12 GPS (Global Positioning System)。GPSアシストデータを使用するには、インターネットから情報の更新が必要です。インターネットに接続可能なPCやスマートフォンが必要になります。GPSアシストデータは2週間ごとに更新が必要です。GPSについては、国や地域によっては定められた法律があります。必ずそれにしたがってください。飛行機内などGPS機能の使用を禁止されている場所では、必ず設定をOFFにしてください。このカメラはナビゲーション機能を搭載してはいません。GPSは衛星から電波を受信し、測位するシステムです。電波を遮断、反射してしまう場所を避け、できるだけ上空の開けた場所でご使用ください。次のような場所では測位ができない、あるいは誤差が生じる場合があります(屋内、地下や水中、森の中、高層ビルの近く、高圧電線の近く、トンネルの中、磁石や金属、電化製品の近く、1.5GHz帯の携帯電話の近くなど)
※13 4Kムービー、ハイスピードムービーの撮影にはUHS-1のUHSスピードクラス3以上の高速のSDカードをご使用ください