3,900万画素相当の圧倒的な解像感 SIGMA dp2 Quattroは、トップ層で輝度情報と色情報を取得し、ミドル、ボトムの各層で色情報を取得しています。そして、画像処理の過程でミドル、ボトムの各層で得たデータにトップ層で得た輝度情報を展開する事により、全てのピクセルで輝度情報と色情報を揃えています。一般的なモノクロームの解像チャートで測定すると、約3,900万画素相当の解像度があります。垂直方向に色分離を行うFoveonダイレクトイメージセンサーは、原理的に偽色が発生しない為、ローパスフィルターを必要とせず、立体的で臨場感のある精緻な画像が得られます。 ![]() 白とび軽減機能について SIGMA dp2 Quattroに白とび軽減機能が搭載されました。これはセンサー上に配列された白とび軽減用画素から得られる階調情報をもとに、露出オーバーによるJPEGの白とびを軽減するものです。さらにこの白とび軽減用画素から得られた階調情報を活かし、RAW現像によるダイナミックレンジの拡大を行うことが可能です。例えば、下記の写真のように空が白くとんでしまった場合、SIGMA Photo Pro 6を使い、白とび軽減を入にして現像するだけでは空の色はほとんど変わりません。そのような時には、露出スライダーをマイナス側に動かしてから、白とび軽減を入にすることで、青空を再現することができます。さらにX3 Fill Lightスライダーをプラス側に動かし、暗くなってしまった箇所を明るくすることで、見た目に近い状態に再現することが可能です。 ![]() 1. 世界で唯一の「垂直色分離方式」 Foveonセンサーは、光の波長特性を利用し、シリコンの異なる深さに3層のフォトダイオードを配置して色分離する、垂直色分離方式を採用した世界唯一のダイレクトイメージセンサーです。垂直方向に色分離を行うため、単一セル内ですべてを記録することができ、豊かなグラデーションやトーンを表現できます。演算による補完もなく、原理的に偽色が発生しない為、ローパスフィルターを必要とせず、光と色の情報を余すことなく取り込むことが可能です。 2. 新開発foveonX3ダイレクトイメージセンサーQuattro搭載 SIGMA DP2 Quattroには、新開発のフルカラーFoveonX3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネームQuattro)を搭載。トップ層の4ピクセルに対し、ミドル、ボトム総が1ピクセルとなる新たな3層構造「1:1:4」構造を採用しました。センサーが光の波長をブロードに捉えられる特性と輝度情報をトップ層で取得できることを利用して、トップ層では輝度情報とと色情報を取得し、ミドル、ボトムの各層では色情報を取得。画像処理の過程でミドル、ボトムの各層で得たデータにトップ層で得た輝度情報を展開する事により、」全てのピクセルで輝度情報と色情報を揃えています。三層構造で手直に色分離する原珂はそのままに、最上位屑から得た輝度伯報をその下の屑に適応させることで、高両素化ピ膨大なデータ処理の高速化を実現しています。センサーは、トップ層の全てで解像情報を取得しているため、一般的なカラーセンサーに置き換えると2倍の解像度があると言えます。トップ層の1960万画素の解像情報により、約3900万画素相当の高解像度を実現しています。 3. 3900万画素相当の高解像度 一般的なカラーセンサーは、解像情報をグリーンでl収得している為、全体の画素数の50%の情報量となります。ー方、Quattroセンサーは、トップ層の全てで解像情報を取得しているため、一般的なカラーセンサーに置き換えると2倍の解像度があると言えます。トップ層の1960万画素の解像情報により、約3900万画素相当の高解像度を実現しています。 4. Quattroセンサーに最適化した画像処理エンジン「TRUEIII」 Quattroセンサーのために新開発した画像処理エンジン「TRUE(Three-layerResponsive Ultimate Engine)III」 を搭載。 新世代Foveonセンサー「Quattro」から出力された信号を「TRUEIII」によって、シグマ独自のアルゴリズムで画像を劣化させることなく高速処理し、豊かなカラーディテイルを損ねることなく、高精細で立体的な描写を実現します。 5. 高性能レンズ30mmF2.8 DP2 Merrillで高い評価を得た肖性能レンズ30mmF2.8 (35mm換算45mm相当)を搭載。グラスモールド非球両レンズ1枚、高屈折率ガラス3枚を採用し、諸収差を極限まで補正。シャーブで安定した描写で、微細な被写体まで精織に結像しセンサ一能力を最大限に引き出します。ピントはあくまでシャープに、アウトフォーカス部はスムースで自然なグラデーションを描き、優れた像面特性を示しています。 6. マグネシウムボディ採用 外観の一部に軽量で堅牢なマグネシウム合金を採用。高い剛性と強度を確保し、撮る道具として信頼性の高い、高品位な筐体を実現しています。 7. クイックセットメニュー ISO感度やホワイトバランスなど、撮影時に使用頻度の高い8項目を含めたクイックセットメニューは、クイックセット(QS) ボタンを押すことで簡単に呼び出すことができ、セレクターと前後のダイヤルで素早く項目変更が可能です。また、使用状況に台わせクイックセットメニューに割り当てる項目や配置を自由にカスタマイズすることもできます。 8. オートフォーカス撮影 9個のフォーカスフレームから選釈する「9点選択モード」や、フォーカスフレームを任意の位置に細かく移動できる「自由移動モード」、人物の顔を検出したときに、優先的にピント合わせを行う「顔優先AFモード」を搭載。また、オートフォーカスの駆動範囲を制限できる「AFリミットモード」や、オートフォーカス動作中のライブビューを停止させ、より高速なオートフォーカスを可能にする「速度優先AFモード」を選択する事で、素早いピント調整が可能です。「AF+MFモード」を選択すると、オートフォーカスでピントを合わせた後、フォーカスリングを回してピン卜の微調整が行えます。dp2Quattroは、AF補助光を内蔵しているため、暗い場所でもオートフォーカス撮影が可能です。 9. マニュアルフォーカス撮影 オートフォーカスが苦手な被写体やフォーカスロックが行えない場合にマニュアルフォーカス撮影に切り替える事が可能です。一眼レフカメラの様にレンズ側のフォーカスリングを回してピント調整ができます。選択したフォーカスプレームを中心に拡大表示することもでき、より精度の高いピント調整が可能です。 10. 14bit RAWデータ Quattroセンサーが促えた光の情報をそのまま記録する、RAWデータ。アナログ出力信号をデジタル信号に変換する際14bit(16384階調)の信号処理を採用することで、階調性に優れた撮影データを生成することができ、被写休のグラデーションを滑らかに描写します。RAWデータは、データが劣化しないロスレス圧縮方式を採用。SIGMAPhoto Proで現像処理を行う事により、他にはない自然なバランスを持った画像を手に入れる事が可能です。 11. 3900万画素の高解像度SUPER HIGHサイズ SIGMA dp2 Qattroは、RAWデー夕、JPEGともイメージセンサーが持つ最高の性能を引き出すHIGHサイズと記録枚数を重視したLOWサイズの2種類を用意し、帰影用途に応じて選択ができます。2種類のサイズはRAWとJPEGの同時記録も可能。さらに、JPEGにおいては、大判プリン卜に最適なSUPE RHIGHも選択でき、様々な用途に対応します。 12. 最大7コマの連続撮影が可能 高速大容量メモリの搭載により、HighサイズのRAWファイルで最大7コマの連続撮影が可能。大容量データの高速転送・処理により、最高3.5コマ/秒を実現しています。また、Lowサイズでは、最高4.5コマ/秒、最大14コマの連続撮影ができる為、用途に応じて選訳が可能です。 13. 画像のアスペクト比の選択が可能 3:2を基準に、1: 1の正方形や映画用ワイドスクリーンどほぼ同等のアスペクト比の21:9等、5つのアスペク卜比の中から撮影意図に応じて選択が可能です。RAWデータであれば、撮影後にSIGMA Photo Proで他の比率に変換することも可能です。 14. 電子水準器 構図の決定に便利な電子水準器の表示が可能。水平方向、垂直方向の傾きを確認しながら撮影できます。 15. 10種類のホワイトバランス カメラが自動的に最適なホワイ卜バランスを決定する従来のオートに加え、光源の色味を残しその場の雰囲気を残した調整を行う(色残し)オートホワイトバランスを採用。光源に合わせて設定が可能な(プリセット)ホワイ卜バランス等、10種知のモードを用意しました。実際に取り込んた画像を基準にホワイ卜バランスを調整したり、色温度(ケルビン値)を数値で設定したりすることも可能です。さらに各ホワイトバランスモードに対し、微調整が可能。ホワイトバランスをきめ細かく補正したい時やフィルター効果を生かしたクリエイティブワークにも対応します。 16. 進化したモノクローム 白黒写真用カラーフィノレターを使って撮影したときのようにモノクロ画像にコントラストの変化を与えることができるフィルター効果や、温黒調や冷黒調、セピア等、色味のついたモノクロ画像に仕上げることができる調色により、被写体をより印象的に表現する事が可能です。 |