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▼ 特徴

Foveon X3 ダイレクトイメージセンサー Quattro 搭載
Foveon X3 センサーは、光の波長特性を利用し、シリコンの異なる深さに3 層のフォトダイオードを配置して色分離する、垂直色分離方式を採用した世界唯一のダイレクトイメージセンサーです。原理的に偽色が発生しない為、ローパスフィルターを必要とせず、光と色の情報を余すことなく取り込むことが可能です。同一セル内のミドル層、ボトム層1 画素に対して、トップ層は4 画素を持つ1:1:4 構造を採用したQuattro センサーは、三層構造で垂直に色分離する原理はそのままに、トップ層から得た輝度情報をミドル層とボトム層に適応させることで、有効画素数の肥大化を抑え、高画素化とデータ処理の高速化を実現しています。

3,900 万画素相当の高解像度
解像情報をグリーン(全体の50%)で取得する一般的なベイヤー式イメージセンサーに比べ、トップ層100%で取得するQuattroセンサーは、2倍の解像情報があります。APS-Cサイズ(トップ層1,960万画素)の「SIGMA sd Quattro」は、3,900万画素相当と中判並みの高画質を実現しています。

大容量データの高速処理が可能な「デュアルTRUE III」
Foveon X3 センサー「Quattro」専用画像処理エンジン「TRUE (Three-layer Responsive Ultimate Engine)III」。シグマ独自のアルゴリズムで画像を劣化させることなく、また豊かなカラーディテイルを損ねることなく、高精細で立体的な描写を実現します。この「TRUE III」を2 つ搭載することで、Quattro センサーから出力された信号を高速処理します。

新たな撮影モードSFD(Super Fine Detail)搭載
Quattro センサーのパフォーマンスを最大限に引き出す、SFD(Super Fine Detail)モードを搭載。一回のレリーズで7 枚の露出の異なる画像を取得し、専用のRAW データ(X3I ファイル)を生成。SIGMAPhoto Pro を使用して、このRAW データから、ダイナミックレンジが広くノイズレスな画像を生成することができます。これにより、Quattro センサーの更なる高精細で豊かな表現が可能になります。X3I ファイルから個々のX3F ファイルを分離することも可能です。特にスタジオでのスチル撮影などで真価を発揮します。
※ブレによる影響を防ぐため、三脚の使用をお奨めします。

2 つのAF 検出方式を採用
高速性能に優れた像面位相差検出方式と合焦性能に優れたコントラスト検出方式の2 つのAF 検出方式を採用し、AF 精度を保ちながら、高速なAF を実現。高性能レンズの性能を余すことなく引き出します。オートフォーカスモードは、通常の撮影に最適なシングルAF と、動いている被写体にピントを合わせ続けるコンティニュアスAF に対応。コンティニュアスAF は、シャッターボタンを半押している間オートフォーカスが駆動し続け、動体予測機能により、正確なフォーカスを実現しています。また、9 個のフォーカスフレームから選択する「9 点選択モード」や、フォーカスフレームを任意の位置に細かく移動できる「自由移動モード」、人物の顔を検出したときに、優先的にピント合わせを行う「顔優先AF モード」を搭載。AF 補助光を内蔵しているため、暗い場所でもオートフォーカス撮影が可能です。

フォーカスピーキング機能搭載
ピントが合った被写体の輪郭部分を色付きの線(ホワイト、ブラック、レッド、イエローから選択可能)で強調するフォーカスピーキング機能を搭載。被写体のどこにピントが合っているのか、ひと目で確認ができます。

高精細電子ビューファインダー搭載
高精細約236 万ドットの電子ビューファインダー(視野率約100%、倍率約1.10 倍)を搭載。接眼部にコーティングを施した3 枚のレンズを使用し、クリアな視認性を実現しています。ファインダー表示と背面モニター表示は、ファインダー横のモニター切替レバーで切り替えが可能。AUTO に設定すると、ファイン ダーを覗いたときに、自動的にモニター表示からファインダー表示に切り替わるため、撮影はファインダー、各種設定や撮影画像の確認は背面モニターといった事もシームレスに行えます。背面液晶モニターと同様、各種設定値の表示やグリッド線、水準器表示のほか、拡大表示やフォーカスピーキング機能を利用することができるので、電子ビューファインダーでの撮影メリットを最大限に活かせます。

2 つの背面モニター採用
ボディ背面には、約162 万ドット3.0 型TFT 液晶モニターを採用したメインモニターと、撮影可能枚数やシャッタースピード、絞り値、ISO 感度等の情報を表示するサブモニターの2 つのモニターを搭載。ライブビュー画像と設定情報を同時に見ることができるので、撮影時の情報確認が容易です。LCD パネルと保護ガラスの間に特殊シート材を張り合わせることで空気の層をなくし、LCD の反射を抑え日中の屋外でも優れた視認性を発揮します。

防塵・防滴仕様
Oリングやシール材等でボタン類や接合部をシーリングし、優れた防塵・防滴性を実現。カメラ内部への水滴やホコリの侵入を防ぎ、プロの過酷な使用にも高いレベルで対応します。

ゴミやホコリの進入を防ぐダストプロテクター採用
SIGMA sd Quattro シリーズはボディ内部にゴミやホコリの侵入を防ぐため、光学ガラスによるシールド機構、ダストプロテクターをマウント部に標準装備。さらにマウント回りにはシーリング部品を組み込み、内部へのダストの侵入を最小限に抑えています。

撮影に集中できる機能的なUI
定評のあるユーザーインターフェースを進化させ、より直感的・感覚的な操作を実現しています。撮影時に使用頻度の高い項目を集めたクイックセットメニューを呼び出すクイックセット(QS)ボタンをシャッターボタン周りに配置することで、ファインダーから目を放すことなく素早く設定変更が可能です。ボディ上部に新設されたLOCK スイッチでボタン操作をロックすることにより、誤操作を気にせず撮影に集中することができます。ロックする範囲は、好みに合わせて変更することも可能です。ボディ背面には、使用頻度の高いセレクター近くにメニューボタンやフォーカスフレームボタン、切換レバーつきのAEL/AF ボタンを装備して、右手の親指だけで快適に操作できます。

クイックセットメニュー
ホワイトバランスやカラーモード、アスペクト比など、撮影時に使用頻度の高い8 項目を集めたクイックセットメニューは、シャッターボタン周りのクイックセット(QS)ボタンを押すことで簡単に呼び出すことができ、セレクターと前後のダイヤルで素早く項目変更が可能です。また使用状況に合わせ、クイックセットメニューに割り当てる項目や配置を自由にカスタマイズすることもできます。

14bit RAW データ
Quattro センサーが捉えた光の情報をそのまま記録する、RAW データ。アナログ出力信号をデジタル信号に変更する際14bit(16,384 階調)の信号処理を採用することで、階調性に優れた撮影データを生成することができ、被写体のグラデーションを滑らかに描写します。RAW データは、データが劣化しないロスレス圧縮方式を採用。SIGMA Photo Pro で現像処理を行う事により、他にはない自然なバランスを持った画像を手に入れる事が可能です。

RAW データで最大12 コマの連続撮影が可能
SIGMA dp Quattro の約2 倍のDDR III 高速大容量メモリの搭載により、HIGH サイズのRAW データ(X3Fファイル)で最大12 コマの連続撮影が可能。大容量データの高速転送・処理により、最高3.7 コマ/秒を実現しています。また、LOW サイズでは、最高4.3 コマ/秒、最大24 コマの連続撮影ができる為、用途に応じて選択が可能です。

カメラ内RAW 現像が可能
撮影したRAW データ(X3F ファイル)を、パソコンを使わずにカメラ内でRAW 現像を行い、JPEG 保存が可能です。露出補正やホワイトバランス、カラーモード、アスペクト比など、液晶モニターを確認しながら調整できます。

高解像度SUPER HIGH
イメージセンサー最高の性能を引き出すHIGH サイズと記録枚数を重視したLOW サイズの2 種類から撮影用途に応じて選択ができ、RAW とJPEG の同時記録も可能です。JPEG においては、大判プリントに最適なS-HI や、SNS などへの公開に最適なS-LO も選択でき、様々な用途に対応します。

画像のアスペクト比の選択が可能
3:2 を基準に、1:1 の正方形や映画用ワイドスクリーンとほぼ同等のアスペクト比の21:9、6×7 版カメラとほぼ同じ横縦比の7:6 等、6 つのアスペクト比の中から撮影意図に応じて選択が可能です。3:2以外のアスペクト比での撮影では、フレームを黒く表示か半透明表示かの選択が可能。半透明表示にすることで、周囲の状況も確認できるスポーツファインダー的な使い方ができます。RAW データであれば、撮影後にSIGMA Photo Pro で他の比率に変更することも可能です。

精度が向上したホワイトバランス
新アルゴリズムを採用し、オートホワイトバランスの精度が向上。複雑な光源下においても最適なホワイトバランスを決定します。光源の色味を残しその場の雰囲気を残した調整を行う(色残し)オートホワイトバランスや光源に合わせて設定が可能な(プリセット)ホワイトバランス等、3 つのカスタムホワイトバランスを含む12 種類のモードを用意。実際に取り込んだ画像を基準にホワイトバランスを調整したり、色温度(ケルビン値)を数値で設定したりすることも可能です。さらに各ホワイトバランスモードに対し、微調整ができ、ホワイトバランスをきめ細かく補正したい時やフィルター効果を生かしたクリエイティブワークにも対応します。

充実のカラーモード
各撮影シーンに最適な色調、コントラストなどを調整したカラーモードを搭載。彩度を抑え、シャドウを強調して映画のようなイメージを再現するシネマや、赤の色再現を強調し、夕焼けなどのシーンをより印象的に表現するサンセットレッド等、本格的な芸術表現をより身近に、気軽に楽しめます。

モノクローム
白黒写真用カラーフィルターを使って撮影したときのようにモノクロ画像にコントラストの変化を与えることができるフィルター効果や、温黒調や冷黒調、セピア等、色味のついたモノクロ画像に仕上げることができる調色により、被写体をより印象的に表現する事が可能です。SIGMA Photo Pro によるRAW データからのモノクローム専用の現像では、カラー処理を一切行わずモノクロームの画像生成に最適な処理を行っているため、ダイナミックレンジが広く、ハイライトからシャドウまでのトーンの再現性が良好で高精細なモノクローム画像が得られます。

カスタムブラケット機能搭載
1 回の撮影で、ホワイトバランスやカラーモードを変更した画像を複数枚記録することが可能。オートブラケット撮影と組み合わせることができ、より最適な一枚を手に入れることが可能です。

電子水準器
構図の決定に便利な水準器の表示が可能。水平方向、垂直方向の傾きを確認しながら撮影できます。

レンズを統合するシステムカメラ
レンズマウントはシグマSA マウントを採用し、Contemporary、Art、Sports のSIGMA GLOBAL VISIONレンズシリーズの光学性能を余すことなく引き出すシステムとして完成させました。

SD カード採用
記録メディアには、コンパクトで携帯性に優れたSD カード(SD、SDHC、SDXC に対応)を採用しています。SDHC、SDXC カードのUHS-I 規格に対応し、大容量データも高速に記録することが可能です。また、Eye-Fi 連動機能を搭載し、Wi-Fi(無線LAN)通信機能をもったEye-Fi カード(市販品)を使用することで、画像をワイヤレスでスマートフォンやパソコンに転送することが可能です。

HDMI 端子搭載
HDMI 端子(ミニHDMI タイプC)を搭載。市販のHDMI ケーブルでハイビジョン液晶テレビとつなげば、撮影画像だけでなく、メニュー表示やファインダー画像を高解像度で大画面に映し出すことが可能です。

USB3.0 採用
USB 端子(マイクロB)は、USB3.0 に対応。SIGMA sd Quattro シリーズをパソコンに接続してカードに記録された大容量の画像データを高速でパソコンに転送することができます。

レリーズ端子採用
別売りの専用ケーブルレリーズCR-31 をレリーズ端子に接続することで、カメラに触れずにレリーズを行うことも可能。カメラから離れてレリーズしたい場合や、ブレを防ぎたいとき、スローシャッターで撮影したいときに最適です。