特長 : フラッグシップから継承した高画質性能 有効約3300万画素の新開発イメージセンサーと最新世代の画像処理エンジンで新しい映像体験へ 高速処理や高画質撮影を実現する有効約3300万画素の新開発フルサイズ裏面照射型CMOSセンサー Exmor R(TM) 静止画・動画の撮影領域がさらに拡大するよう、ソニーの誇るイメージセンサー技術を結集した裏面照射型 有効約3300万画素の35mmフルサイズCMOSセンサーを新開発。フルサイズならではの高画質と浅い被写界深度によるぼけ表現で、映像制作のみならず、ライブストリーミングなどの映像コミュニケーションでもクオリティーを圧倒的に高めます。また、本機では像面位相差測距点をα7 IIIよりも多く配置することで、AF性能の向上を実現しました。 高速読み出しを実現 裏面照射型構造に合わせて、伝送速度が速いCu(銅)配線の採用と、包含するAD変換処理の高速化で、センサーが捉えたデータを高速に読み出します。これにより、動画クリエイターの要求にも応える最大4:2:2 10bit Super 35mmでの4K 60p動画記録などを実現しています。 画質のさらなる向上 色再現性をさらに向上させるため、センサーに最新のカラーフィルターを採用。すべての感度域で適切にノイズを低減させ、α7 IIIよりも高い解像力を持ちながら常用ISO感度100-51200(静止画、動画共通。静止画拡張時50-204800、動画拡張時100-102400)の広い感度領域を実現。加えて、15ストップ(ソニー測定条件。静止画撮影時)の広いダイナミックレンジ(静止画時)を達成しています。 高精度な像面位相差AF対応センサー 像面位相差AFに対応したセンサーを採用。α7 IIIより多くの位相差測距点を搭載することで、精度が向上しています。また、感度が向上したことで、高速で安定したフォーカシングに寄与しています。 従来比最大約8倍(*)の高速処理が可能、将来を見据えた革新的な新アーキテクチャー採用 α7 IVでは、最新のシステム構成(アーキテクチャー)を採用。ベーシックモデルでありながら、フラッグシップモデルのα1やα7S IIIで採用された最新の画像処理エンジン BIONZ XRを搭載し、撮像や各種信号処理の実行まで随所で処理能力が大幅に向上しています。また、α7 IIIなどの従来モデルでは、高性能画像処理エンジン BIONZ XとフロントエンドLSIが連携して処理していたAF、画像認識、画質調整、現像といったリアルタイム処理を、新画像処理エンジン BIONZ XRに集約することで、処理の遅延時間を短縮するとともに、静止画・動画処理能力を大幅に向上しました。加えて、ユーザーインターフェース・ネットワーク・ファイル管理といったメディア処理の負荷を分散することで、リアルタイム処理の負荷の大きさによらず、快適な操作レスポンスを実現しました。 *画像処理エンジンBIONZ Xとの比較において。ソニー内部測定 処理能力の向上でさらなる高機能を実現 たとえばバックグラウンドでデータを転送しながらの撮影操作など、システムへの負荷が高い状況でも、さまざまな処理を同時に、よりスムーズに実行します。これにより、高い階調表現や忠実な色再現性能などの画質進化、AF/AFおよび顔/瞳検出の速度・精度向上を実現。また、4K 60p(*)の動画記録などの膨大な映像データ処理、EVF表示やメニュー操作におけるレスポンス向上、CFexpress Type Aメモリーカードへの高速書き出し性能など、α1やα7S IIIで実現した多くの機能や性能を本機でも引き継いでいます。 * 4K 60p記録は、APS-C/Super 35mm記録モードのみになります 新開発イメージセンサーと最新世代の画像処理エンジンがもたらす画質の進化 新開発CMOSイメージセンサーとフラッグシップモデルα1やα7S IIIに搭載した最新の画像処理エンジンの採用で、高画素化と低ノイズを高次元のバランスで実現。色再現や質感描写の向上に加え、ファイルフォーマットHEIFやHLG静止画モードを搭載しました。思い通りの雰囲気に仕上げられる10種類のプリセット「クリエイティブルック」など、多彩な新機能にも対応しています。 ※ルックとは、映像用語で、色味やシャープネス、明るさなどの多彩な要素から醸し出される、映像(動画、静止画)の見た目、印象を差す言葉です 質感表現にもこだわった画質 新開発CMOSイメージセンサーおよび新画像処理エンジンの採用に合わせて、ソニー独自の画作りがさらに進化。常用ISO感度は100-51200(静止画、動画共通。静止画拡張時50-204800、動画拡張時100-102400)。すべての感度域で適切にノイズを低減させ、幅広いダイナミックレンジ(15ストップ(ソニー測定条件。静止画撮影時))を実現しています。さらに、さまざまなユーザーの期待に応えられるよう、色再現性・階調表現・ディテール描写性を見つめ直すことで、デジタル表現の中でより上質な質感再現を実現しました。人物の柔らかな肌の質感は自然な解像とディテールで再現され、有効約3300万画素を生かして精細な風景もすみずみまで描写。スペックや数値測定では表現しきれない、質感にこだわった静止画・動画画質を提供します。静止画・動画の最前線で、幅広い映像制作機器を提供してきたソニーだからこそ到達できた独自の画作りです。 高精度で安定した色再現 新規開発の画像処理エンジンによる高速かつリッチな画像処理で、繊細で最適な処理が可能となり、α7 IIIよりも色再現性能が向上しました。深みのある赤色やみずみずしい緑色などの自然な表現や、よりなめらかで健康的な人肌の描写が可能になりました。さらに、異なる光源下での忠実で安定した色再現も実現しています。 写真も動画も、カメラ単体で思い通りの表現が可能なクリエイティブルック 撮影する静止画・動画を思い通りの雰囲気に仕上げることができるクリエイティブルックを搭載。静止画・動画の区別なく自分好みの表現で記録、共有、コミュニケーションを志向する新時代の多くの人々に最適な機能です。全10種類のモードがカメラ内にプリセットされており、ユーザーの好みに合わせた画作りを選べるほか、選択したモードをベースにさらに8項目(*1)の調整項目で独自の画作りを楽しむことも可能。さまざまな撮影シーンや被写体でも撮影者の好みの表現が可能になり、映像表現の幅を大きく広げます。コントラストがありながら落ち着いた発色と印象的な色味の[FL]や、マットで柔らかな質感の[IN]など、色合い、色の濃さ、明るさ、コントラスト、シャープさなど、多くの要素を組み合わせた多彩なモードを搭載。細やかな調整は、画面を見ながら(*2)コントラスト、彩度、シャドウなど最大8項目による画像の微調整が可能です。また、自分好みの設定をカスタムルックとして登録できます。 *1.シャープネスレンジは静止画時のみ調整可能 *2.シャープネスレンジおよび明瞭度を除く ※ルックとは、映像用語で、色味やシャープネス、明るさなどの多彩な要素から醸し出される、映像(動画、静止画)の見た目、印象を差す言葉です 5.5段(*)光学式5軸ボディ内手ブレ補正 上位モデルに搭載されている高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載し、さらに手ブレ補正アルゴリズムの最適化を行うことにより、5.5段(*)の補正効果を実現。有効約3300万画素の高解像性能を最大限に引き出します。また、静止画撮影中の手ブレ補正の効果はシャッターボタン半押し中およびピント拡大機能やMFアシストによる拡大表示中にライブビュー映像で確認できるため、望遠撮影時やマクロ撮影時など、安定したライブビュー映像を確認しながらストレスなくフレーミングやピント合わせができます。さらに、手ブレ補正非搭載のEマウントレンズはもちろん、Aマウントレンズなどマウントアダプターを介して装着可能なさまざまなレンズでボディ内手ブレ補正が使用可能です。 * CIPA規格準拠、Pitch/Yaw方向、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時、静止画撮影時 高圧縮効率ながら高画質のHEIFフォーマット対応(*) 従来のRAW、JPEGに加えて、静止画記録フォーマットHEIF(ヒーフ)に対応。階調が変化する空やポートレート撮影時の肌再現など、さまざまなシーンも10bitの豊かな階調表現で映像を記録。深いビット深度を活用できるので、画質劣化を最小限にした画像編集を実現します。加えて、HEIFは進化した圧縮技術により、従来のJPEGと同等の画質を保ちつつ約2倍の圧縮効率でファイルの保存が可能。ディスクスペースを節約できるほか、ネットワーク経由での即納など、プロのワークフローを効率化します。画質メニューで4:2:2および4:2:0のカラーサンプリングを選択可能です。幅広い再生環境に対応した4:2:0を推奨しますが、高画質を求められる場合には4:2:2を利用することも可能です。 * HEIF画像の閲覧・編集には、Imaging Edge Desktop(Remote/Viewer/Edit)Ver.3.2以降が必要です ※ HEIF(High Efficiency Image Format)とは次世代静止画記録フォーマット(拡張子:.heif)。HEIFはコンテナを指す名称。JPEGのYCbCr 4:2:2 8bitに対して、YCbCr 4:2:2 10bitで記録し、圧縮効率最大2倍のHEVC H.265 圧縮コーデック技術により圧縮されます 新しい鑑賞スタイル「HLG静止画モード」搭載 国際規格Recommendation ITU-R BT.2100で定義されるHLG(ハイブリッドログガンマ)に対応した、HLG静止画モードを新搭載。本モードで記録したHEIF画像は、対応する4K ブラビアとHDMI接続したα7 IVから出力することで鑑賞できます。プリントでは体験が難しい、従来よりも広いレンジの明るさを大画面で楽しめます。なお、カメラ本体で撮影画像を再生する場合には、ガンマ表示アシスト機能を使うことで、モニターやファインダーで通常の画像と同等の見えかたを再現することができます。 ※ ガンマ表示アシストを[入]に、ガンマ表示アシスト方式を[オート]または[HLG(BT.2020)]に設定する必要があります。HLGの広いレンジの明るさを確認するには、HDR対応テレビである必要があります 進化した外部フラッシュ制御 ・フラッシュ発光までのタイムラグをより短縮(ソニー測定条件による) シャッターボタンを押し下げてから、フラッシュ発光までのタイムラグがより短縮され、撮影者が収めたい被写体の一瞬の表情を撮影しやすくなります。 ・Hi、Mid時も、毎コマごとのP-TTLフラッシュ調光が可能に ソニー純正フラッシュとの組み合わせで、P-TTLモード時、連続撮影モードLoに加え、Hi、Midでも、毎コマのフラッシュ調光が可能。明るさの変化が激しいシーンでの動きの速い被写体や、画角を変える場面でも安定した撮影が可能です。 ・カメラの顔認識と連動(AWB/発光制御) オートホワイトバランスの場合、フラッシュと撮影環境から被写体の顔に入射する光のバランスを考慮し、人物の顔に自然な色調を与えるよう調整。また、カメラの顔認識と連動し、撮りたい人物に対して、より最適な光量レベルで発光し撮影することができます。 ・外部フラッシュ制御 対応のフラッシュおよび無線ワイヤレスコマンダーユニットを、カメラのインターフェイスから直接制御できるようになりました。 特長:進化したオートフォーカスとAF・AE追随高速撮影性能 4D FOCUS像面位相差方式に対応、広範囲・高速高精度・高追随AF ・WIDE イメージセンサーの撮像領域のほぼ全域(約94%)にα1同等となる759点(*)の選択可能な位相差測距点を高密度に配置。高画素・高感度なイメージセンサーの膨大な被写体情報を、リアルタイム処理に優れた新画像処理エンジンがパワフルに処理し高精度に分析。小さな被写体や夜景と人物など、背景にピントが行きがちな難しい構図での測距精度が向上しています。 * 759点は静止画撮影時のAF測距点数。撮影モードにより点数は異なります ・FAST 高速性と追随性に優れた位相差AFと高精度なコントラストAFを併用するファストハイブリッドAFシステムがさらに進化。α7 IIIより多く配置された像面位相差測距点から読み出した信号をBIONZ XRで高速に処理。ファストハイブリッドAFシステムで位相差AFを積極的に活用することで、被写体を瞬時に高精度で捉えることができます。 ・STEADFAST AFセンサーの高密度化と動体追随アルゴリズムの進化で、動体追随性能がα7 IIIに比べさらに向上。複雑な動きやスピードに緩急のある動体に対しても、これまで以上に高い精度で粘り強くAF追随し続けることが可能です。 より粘り強く被写体を追尾するリアルタイムトラッキング(*1) AI(*2)を活用した「リアルタイムトラッキング(*1)」を搭載。狙いたい被写体を指定し、シャッターボタンを半押しするだけで、カメラまかせで自動追尾できます。ソニー独自の物体認識アルゴリズムにより、色、模様(輝度)、被写体距離(奥行き)からなる空間情報のリアルタイム高速処理を可能とし、AF時の顔/瞳優先を「入」にしておけば、AIを用いて被写体の顔/瞳情報(人物/動物/鳥)を検出し続けることで、高い被写体認識精度を実現。フォーカス枠が被写体の状況に応じてシームレスに顔や瞳に変化していきます。また、α1で初めて採用された「リアルタイムトラッキング一時停止機能」や「リアルタイムトラッキング開始枠表示」にも対応しています。 *1 メニュー上の名称は、「トラッキング」です *2 機械学習を含むAI(人工知能)の技術を活用しています リアルタイム瞳AF(人物) リアルタイム処理に優れた新画像処理エンジンBIONZ XRにより、検出能力がさらに向上。より角度のある横顔や下向き、上向きの顔でも高精度で自動的に瞳にピントを合わせ続けるため、撮影者は構図に集中できます。タッチトラッキングとの併用にも対応しており、画面内の任意の場所にいる人物をリアルタイムトラッキングで追随開始、瞳を認識すればリアルタイム瞳AFでの追随が可能です。顔検出精度の向上により、マスク装着などの顔の一部のみの被写体に対しても、α7 IIIよりも約30%高精度に瞳を捉えます。 リアルタイム瞳AF(動物)(*1) あらかじめ検出対象を動物に設定しておくことで、動物の瞳(*1)を高速・高精度に自動検出、追随します。これまでフォーカス枠をピンポイントに合わせることが難しく失敗しがちだった動物の撮影や、ペットの愛らしい瞳の撮影が格段に便利になります(*2)。また、α7 IVでは、動物の瞳認識精度も向上し、犬や猫のような顔立ちをした動物の横顔や、寝転がって逆さまになった状態でも瞳を追随し続けます。さらに、動画撮影時の動物のリアルタイム瞳AFに対応しました。 *1 すべての動物が対象ではありません。人、動物、鳥ではモードの切り換えが必要です。シーンや被写体の状態によってはうまくフォーカスが合わない場合があります *2 シーンや被写体の状態によってはうまくピントが合わない場合があります リアルタイム瞳AF(鳥)(*1) α7 IVでは、α1同様に「リアルタイム瞳AF」で、鳥の瞳の検出にも対応しました。あらかじめ検出対象を鳥に設定しておくことで、飛んでいる鳥、止まっている鳥の瞳を高速高精度に自動検出、追随します。動きの予測が難しい鳥の撮影条件でも高い追随性を実現するために、AFとトラッキングのアルゴリズムを最適化しています。また、α7 IVではαシリーズで初めて(*2)、動画撮影時の鳥のリアルタイム瞳AFに対応しました。 *1 すべての鳥が対象ではありません。人、動物、鳥ではモードの切り換えが必要です。シーンや被写体の状態によってはうまくフォーカスが合わない場合があります *2 2021年12月広報発表時点、ソニー調べ フォーカス枠移動量設定 狙いたい被写体の動きに合わせて静止画撮影時のフォーカス枠(スポット、拡張スポット時)の移動量の設定が可能。[標準]、[大]が選択可能で、前後ダイヤルやホイールに異なる設定を割り付けできるため、撮影シーンや被写体に応じた使い分けが可能になります。 ※ 本機では、α1/α7S III同様に枠の名称が「フレキシブルスポット」から「スポット」に変更になりました 低輝度環境下での高精度なAF測距を実現 最新のAFアルゴリズムにより、AF-S時のAF検出輝度範囲の下限値はEV-4(*)まで対応。暗いシーンでも高精度なAFを生かした撮影が可能です。また、低照度環境下や絞りこんでの撮影に有用な[フォーカス優先]モードを搭載しています。 * 静止画時、ISO100相当/F2.0レンズ使用 最大約10コマ/秒(*1)のAF/AE追随高速連写 メカシャッター、電子シャッター問わず、AF/AE追随連写は最高約10コマ/秒(*1)を実現し(*2)、決定的瞬間を逃しません。レスポンスにも優れており、連写中のファインダーやモニターへの表示タイムラグが少なく、安定したフレーミングができるので、特に動きの激しい被写体の撮影に有効です。また、AF-Cかつ連写時に像面位相差AFが使える絞り値の範囲の上限値はF22です。鳥撮影などテレコンバーター装着時の被写界深度を深めに保った動体撮影や、より低速シャッタースピードを使う流し撮影など、被写界深度やシャッタースピードの幅を広げたAF撮影が可能になります。E16mm F2.8を除く、すべてのEマウントレンズ装着時で対応できます。 *1 「Hi+」時最高約10コマ/秒、連続撮影モード「Hi」時最高約8コマ/秒。撮影設定によって最高連写速度が異なります。ソニー測定条件 *2 ライブビュー方式では最高約8コマ/秒 大容量バッファメモリーによる連続記録 新画像処理エンジン BIONZ XRの高い処理性能とバッファメモリーの高容量化、メモリーカードへの書き込み速度の向上により、非圧縮RAW+JPEG撮影時(*1)で約828枚、圧縮RAW+JPEG撮影時(*1)などのそれ以外の設定時では、1000枚以上(*2)撮影可能になるなど、撮影を妨げない圧倒的な連写持続性能を誇ります(*3)。新システムの高速処理性能により、連続撮影後のメモリーカードへの書き込み中でも、Fnメニュー上から撮影設定の変更が可能。さらに、メニュー画面と設定変更、再生画面へのアクセスにも対応(*4)しています。 *1 CFexpress Type Aメモリーカードが必要です *2 メモリーカードの容量によって異なります *3 非圧縮RAW/ロスレス圧縮RAWが選ばれている時は、連写速度が遅くなります *4 データ書込み中にメニュー画面から変更可能な設定項目には制限があります CFexpress Type Aメモリーカードに対応 CFexpress Type Aメモリーカードに対応(*)。2スロットあるうちの、スロット1(上)は、SDXC/SDHCメモリーカード UHS-II/UHS-Iに加え、CFexpress Type Aメモリーカードに対応し、大容量のデータをより高速で記録できます。CFexpress Type Aメモリーカードは連続撮影や高bitレート4K動画に最適な高速メディアで、その高速書き込み処理性能により、進化しつづけるカメラの静止画・動画の膨大なデータ処理においてもカメラのバッファーをいち早く開放。ゆとりある撮影を実現します。さらにα7 IVでは、静止画・動画それぞれで記録するメディアを選択可能。静止画の振り分け設定において、ファイル形式、画像サイズ、画質をスロットごとに設定できるなど、用途に合わせてメディアカードへの記録方法の選択肢が大幅に増えました。また、画質設定画面とメディア設定画面のメニュー構成の見直しやイラストの追加など、より直感的に操作できるように改善されています。 * CFexpress Type Bメモリーカードは使用できません ※ 本機のカードスロットはメモリースティックは使えません 特長 : 妥協なく進化を続ける動画性能 画素加算のない全画素読み出し4K 60p(*)動画記録を実現 4K動画記録にて、全画素読み出しによる解像感のある高品質な映像を実現しました。また、Super 35mmでは、4K 60p(*)の動画記録が可能になり、動きの速い被写体でも、自然でなめらかな映像を記録できます。さらに、この高解像4K記録に、α7 IVの優れたAF性能、階調・色再現性を組み合わせることで、映像制作のクオリティーを圧倒的に高めます。 * QFHD(3840×2160)時。4K 60p記録は、APS-C/Super 35mm記録モードのみになります 画素加算のない全画素読み出し7Kオーバーサンプリング(フルサイズ時)による高解像4K動画記録 4K動画記録時は、表現や用途に合わせてフォーマットをSuper 35mmとフルサイズから選択することが可能です。フルサイズ時は画素加算のない全画素読み出しにより、4K(QFHD:3840 × 2160)映像に必要な画素数の約3.3倍(7K相当)の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力するため、モアレやジャギーが少なく、ディテール再現や解像感に優れた4K動画画質を実現します。 ※ フルサイズ時は4K 30p/24pの記録が可能です 最新の画像処理エンジンが実現する多彩な動画記録モード 新開発のイメージセンサーと新画像処理エンジンの映像処理性能で高い映像品質を実現。また、編集作業にもつながる多彩なフォーマット、記録方式にも対応しています。 ・4:2:2 10bit記録 カメラ本体内 Long GOP/Intra両方で4:2:2 10bit記録が可能。豊かな階調を生かしたグレーディングなど高い編集耐性と自由度を提供します。 ・高画質All Intra記録(XAVC S-I記録時) フレーム圧縮方式Long GOPに加えて、フレーム間の圧縮を行わないIntra記録に対応(*1)。記録bitレート最大600Mbps(*2)の高画質4Kの本体内記録が可能です。 ・MPEG-H HEVC/H.265コーデック記録 MPEG-4 AVC/H.264比で圧縮効率が約2倍の高効率圧縮コーデック MPEG-H HEVC/H.265を採用した「XAVC HS(TM)」ファイルフォーマット(*3)を搭載。XAVC S(TM)記録時と同等のbitレートであればより高画質に、画質が同等になる設定なら、より低容量な記録が可能です。 *1 ファイルフォーマットメニューでXAVC S-I 4KまたはHDを選択 *2 SDXCメモリーカード(V90以上)またはCFexpress Type Aメモリーカード(VPG200以上)が必要です *3 編集にはXAVC HSに対応したソフトウェアが必要です 最高4K 60p(*1)での記録で2.5倍のスロー動画記録 4K解像度で最大2.5倍(*2)のなめらかなスローモーションにより、印象的な映像表現が可能です。4:2:2 10bitのサンプリングに対応しているほか、圧縮形式はフレーム間の差分情報を用いて圧縮を行うLong GOPおよびフレーム単位で圧縮し高画質記録を行うIntra(All-I)方式も選択できます。また、記録した映像をそのまま、スローモーションやクイックモーションで再生可能なS&Qモード(*3)であれば、XAVC S-I記録で60p記録設定時、最大bitレート600Mbps(4:2:2 10bit、H.264、All-I)(*4)の高画質記録が可能です。フルHD解像度時は120fps(*5)で最大5倍のスロー表現も可能(24p記録設定時)で、動きのあるスポーツシーンなどを印象的に記録できます。 *1 記録フレームレートが60pの場合は、Super 35mmモードになります *2 60fps 24p記録時。S&Qモードによる撮影が必要です。音声は記録できません *3 S&Qモード時、音声は記録できません *4 XAVC-I 4K記録時、記録フレームレートが30/24p、かつフレームレートが60fpsの時は、CFexpress Type Aメモリーカード(VPG 200)が必要です *5 APS-C/Super 35mm記録モード時のセンサー読み出し有効画素数1570x886。記録画質が50Mbpsのときは、SDXCメモリーカード V60以上か、CFexpress Type Aメモリーカードが必要です シネマティックな表現を実現するルック S-Cinetone(TM) FX9、FX6、FX3などのCinema Lineで好評な、肌色を美しく見せるスキントーンを中心としたルック「S-Cinetone」を搭載。CineAltaカメラ VENICEの開発を通じて得られた知見をもとに作られており、人の肌を描写する際に使われる中間色の表現力をアップさせ、色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンです。制作者のさらなるクリエイティブな表現要求に応えます。 業務用カメラとの親和性を高めたS-Log撮影 S-Log2およびシャドウからミッドトーン(18%グレー)にかけての階調特性を重視したS-Log3を搭載。S-Log3設定時は15+ストップ(*)のワイドダイナミックレンジを達成しています。色域はS-Gamut、S-Gamut3、S-Gamut3.Cineに対応。α7 IVでは、S-Gamut3およびS-Gamut3.Cineの色再現性について、ソニーのデジタルシネマカメラVENICE、FX6やFX3などS-Log3搭載の業務用カメラと合わせた撮影、編集がさらに容易になりました。また、本機はS-Log撮影時の最低ISO感度が800で、常用ISO範囲の下限値から2段分(ISO 200-640)低感度側のISO感度が選択可能です。ノイズを軽減した撮影に活用できます。 * S-Log3時、ソニー内部測定 4:2:2 10bit記録のHLG(Hybrid Log-Gamma)にも対応 HDR対応のピクチャープロファイルとして広色域のBT.2020カラースペースに対応するHLG(Hybrid Log-Gamma)を搭載しました。撮影した映像をHDR(HLG)対応テレビでHDMI接続し再生することで、カラーグレーディングをせずに黒潰れと白飛びを抑えた、肉眼に近いリアリティーのある映像が楽しめます。本機では、10bitの細やかな階調再現性により、α7 III比でさらに豊かで高精細な映像表示が可能です。また、ガンマは4種類のプリセットから選択可能で、[HLG]はITU-R BT.2100相当、[HLG1]、[HLG2]、[HLG3]は従来のカメラの映像表現と違和感を出さずにより広いダイナミックレンジを実現するガンマ設定で、ダイナミックレンジとノイズのバランスがそれぞれ異なるため、シーンに合わせた使い分けが可能です。 ※ カメラ本体で再生する場合は、ガンマ表示アシスト機能を使うことで通常のガンマと同等のコントラストを再現することができます。4K HDR、4K 60pをHDMIで出力する場合、Premium High Speed HDMIケーブルが必要です。HLGはα7 IIIにも搭載されていますが、α7 IVでは4:2:2 10bit記録にも対応になります 動画撮影やライブストリーミングでも肌を明るくキレイにする美肌効果 人物撮影時に、顔の小じわやシミ、肌のくすみなどを目立たなくし、目や口元にメリハリをつけて肌をきれいに撮影できる美肌効果機能を搭載。静止画、動画問わず活用可能です。また、目や口元のシャープ感を保ったまま、肌のしわやくすみを低減して自然な印象で写すことができ、美肌を表現します。美肌効果はOFF / LO / MID / HIの4段階から選択できるので、自分好みの美肌効果が得られます。さらに、フルサイズの高い表現力と相まって、静止画、動画撮影時はもちろん、リモート環境でのライブストリーミングやオンラインコミュニケーション時も、より魅力的で美しい映像を投影可能です。 ハンドヘルド動画撮影を強力にサポートする高性能手ブレ補正「アクティブモード(*)」 光学式5軸ボディ内手ブレ補正機能に加え、カメラに内蔵した高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサー、最適化されたアルゴリズムにより動画時の手ブレ補正効果を向上させる「アクティブモード」(*)に対応しました。リアルタイム処理能力に優れた新画像処理エンジンBIONZ XRが、手ブレ量を高精度に検出し光学的に補正することで、圧倒的に安定した動画撮影が可能になりました。ボディ単体で高い補正効果を得られ、αならではの機動性を損ないません。また、手ブレ補正非搭載のEマウントレンズはもちろん、Aマウントレンズなどもマウントアダプターを介して装着可能。さまざまなレンズで使用可能です。メニューは、切/スタンダード/アクティブから選択でき、撮影シーンによって使い分けできます。 * アクティブモードでは撮影画角が少し狭くなります。焦点距離が200mm以上の場合はスタンダードに設定することをお勧めします。撮像フレームレートが120fps以上になる記録方式ではアクティブモードは無効になります Catalyst Browse/Prepareでのメタデータ情報を活用した手ブレ補正編集(*1) α7 IVでは、ジャイロとレンズ情報をメタデータとして撮影素材に記録し(*1)、Catalyst Browse/Prepare(*2)で活用することにより、撮影後でも手ブレ補正の調整が可能です。 ・手ブレ情報メタデータ 撮影時の手ブレ情報をメタデータとして収録ファイルに付加。Catalyst Browse/Prepare(*2)で活用することにより、手ブレ補正処理を短時間・高精度に行うことができます。たとえば、フルHD 60p収録で6秒のクリップであれば約0.1秒(*3)の高速処理が可能です。また、有償のCatalyst Prepare(*2)を使用することで、複数のクリップを一括で手ブレ補正出力ができるようになりました。 *1 メタデータを使った手ブレ補正機能を使うには、カメラ本体の手ブレ補正機能を[切]または[アクティブ]にして撮影してください。120fps選択時はジャイロデータの書き込みは行われません *2 Catalyst Version 2021.1以降にてサポート *3 ソニー測定環境での実測値です。環境により異なります 映像表現の幅を広げる動画AFの進化 α7 IVでは動画撮影時のオートフォーカスも大きく進化。リアルタイム瞳AFの動物、鳥対応に加え、AF/MFのシームレスな切り換えで被写体のフォーカス移動を容易にするAFアシスト、ピントの合う範囲(被写界深度)をライブビュー画面に映し出すフォーカスマップなど、妥協のない動画撮影機能の充実でクリエイティブな映像表現を強力にサポートします。 動画撮影時にもリアルタイム瞳AFの動物・鳥対応(*) α7 IVでは、動画撮影時の動物や鳥のリアルタイム瞳AFに対応しました。静止画撮影時と同様に、あらかじめ検出対象を動物もしくは鳥に設定しておくことで、動きのある動物や飛んでいる鳥、止まっている動物や鳥の瞳を高速・高精度に自動検出し、追随します。動画撮影で追い続けることが難しい鳥を高い追随性で撮影するために、オートフォーカスとトラッキングのアルゴリズムを最適化しています。 * すべての動物・鳥が対象ではありません。人、動物、鳥ではモードの切り換えが必要です。シーンや被写体の状態によってはうまくフォーカスが合わない場合があります 動画撮影時の瞳AFの右目/左目選択(人物・動物(*)) フォーカスする瞳を自動的に選択する以外に、右目または左目をあらかじめ指定しておくことができるようになりました。たとえば、ポートレート撮影時、あらかじめ狙いたい目が決まっている場合などに構図や撮影に集中できます。メニュー「右目/左目選択」より、[右目]、[左目]、[オート]のいずれかを設定可能。瞳AFでの撮影時に設定が反映されます。さらに、「右目/左目切換」をカスタムボタンに割り当てておくことにより、撮影中もボタンを押すたびに瞬時に[右目]、[左目] の切り換えが可能です。シーンに応じて使い分けできます。 * 鳥には対応していません。また、すべての動物が対象ではありません。人、動物ではモードの切り換えが必要です。シーンや被写体の状態によってはうまくフォーカスが合わない場合があります ※ シャッター半押し中は、瞳の切り換えはできません AF中のフォーカストランジションをサポートするAFアシスト(*) AFでの動画撮影中、シームレスにMF操作に切り換えることのできるAFアシスト機能を新規搭載しました。Cinema Line FX6で採用されている機能で、本機能をオンにすると、AF中のフォーカスリング操作により一時的にマニュアルフォーカスに切り換えることができ、スムーズに被写体の選択とトランジションが可能になります。リアルタイム瞳AF/顔検出AF時には、複数の人物の中からフォーカスリングを使って狙った人物にフォーカスを合わせることができます。レンズのフォーカスリング操作をやめると、オートフォーカスに復帰し、フォーカスリングで合わせた被写体に粘り強くオートフォーカス動作を継続します。たとえば、複数の被写体がいるシーンでこの機能を使用し、シーン途中で別の被写体にMFでフォーカスを移動させ、その後は切り換えた被写体をAFで追い続けるといったフォーカスワークが容易になりました。動物や鳥のリアルタイム瞳AFとの併用も可能です。多くのリニアレスポンスMF搭載のレンズでより効果的に使用できます。 * E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS、E 18-200mm F3.5-6.3 OSS LEおよび、Aマウントレンズでは使用できません フォーカシング中の画角変動を抑え、品位ある表現をサポートする「ブリージング補正(*1)」 動画撮影中のフォーカス時に起こるフォーカスブリージング(フォーカスレンズ位置の変化に伴う画角変動)現象を最小化するブリージング補正機能をαシリーズで初めて(*2)搭載しました。ソニー独自の全画素超解像技術を活用し、画角が一定になるように自動で調整することで、フォーカシング中でも画角が変わらず、よりドラマティックなフォーカシング表現が可能となります。また、手ブレ補正アクティブモードとの併用も可能で、手ブレ補正時のブリージングを最小化し安定した高品位な映像制作を強力にサポートします。 *1 本機能は対応レンズでのみ使用できます。本機能を[入]にすると画角と画質がわずかに変化します。本機能を[入]にしても、レンズによっては、補正しきれない場合があります。動画120p、S&Qモードの120pでの撮影時、静止画モードでの撮影時は本機能は使用できません *2 2021年12月広報発表時点、ソニー調べ 映像の被写界深度を可視化、フォーカシング設定の負荷を軽減するクリエイター待望のフォーカスマップ(*) 動画撮影時の被写界深度を可視化するフォーカスマップ機能を新規搭載。多くのプロクリエイターからの要望を受けて搭載された機能で、フォーカス情報(深度マップ)を、ライブビューの実映像にリアルタイムに重ね合わせることで、ピントの合っている範囲と合っていない範囲を視覚的かつ直感的に画面上で表示します。従来はカメラマンの感覚で行なわざるを得なかった、映像全体の深度設定(被写体位置や被写界深度の決定)やリハーサル時のフォーカス位置・深度の設定を、可視化して確認できることで、動画フォーカシングの利便性が飛躍的に向上します。また、映像の高精細化と明るいレンズによる浅い被写界深度での印象的な表現を強力にサポートします。AF時/MF時どちらでも使用でき、ピーキング機能との併用も可能です。 * 下記条件時は本機能は使用できません。 ピント拡大使用時/デジタルズーム使用時/USBストリーミング中/レンズ装着していないとき/Aマウントレンズ装着時/像面位相差AF非対応レンズ装着時 AF中のピーキング これまでMF時のみであった動画撮影中のピーキング表示がAF時もできるようになりました。これにより、AF/MF時に関わらず、フォーカスを確認しながらの撮影がより容易になりました。フォーカスマップ機能との併用も可能です。 ※ 静止画撮影時はAF中のピーキング表示は非対応です 動画撮影時、カメラまかせのフォーカスワークを可能にする「AFトランジション速度」と「AF乗り移り感度」 上位モデルのα1やα7S IIIで好評な、動画撮影中のきめ細やかなフォーカシングをサポートする「AFトランジション速度」と「AF乗り移り感度」も搭載。AFトランジション速度は、視聴者の視点を自然に操るラックフォーカスのような演出の際に有効で「7段階」の速度調整が可能です。「AF乗り移り感度」は、AF対象の被写体を瞬時に切り換えたり、あるいは、粘り強く追随する感度調整が「5段階」で設定できたり、どちらもあらかじめカスタムキーに割り当てておくことで、録画中も瞬時に設定を切り換えることが可能です。 マウントアダプターLA-EA5を装着したAマウントレンズでも像面位相差AFに対応(*1)(*2) α1と同様に、別売のマウントアダプターLA-EA5を装着することで、フォーカスモーターを内蔵していないSonnar T* 135mm F1.8 ZAやPlanar T* 85mm F1.4 ZAなどのレンズを本機で使用できます。また、他のすべてのAマウントレンズ(*1)でも、像面位相差検出AF(*3)に対応。以下は、AFおよび静止画の連続撮影に適用されます。 (1)広いエリアの像面位相差AF (2)リアルタイム瞳AF(人物、動物)、リアルタイムトラッキング、および被写体認識を使用するその他のAF機能 (3)AF/AE追随の最高約10コマ/秒(*4)での連写(*5) *1 STFレンズはマニュアルフォーカスのみです。テレコンバーターはサポートされていません *2 最新のソフトウェアにアップデートされたすべてのLA-EA3マウントアダプターを使用すると、EマウントボディのAF機能をAマウントSSMおよびSAMレンズで使用できます。内部フォーカスモーターを備えていないレンズは、手動で焦点を合わせる必要があります *3 動画撮影中は、オートフォーカスは動作しません *4 メカシャッター時 最高約10コマ/秒、電子シャッター時 最高約8コマ/秒。連続撮影速度は使用するレンズによって遅くなる場合があります *5 AE追随の場合、絞りは最初のフレームに固定されます。次に、シャッタースピードとISOを使用して露出を追随させます その他AF機能も充実 ■押す間トラッキング ■トラッキングの開始位置をタッチ操作で指定 ■トラッキング中のエリア枠表示の選択 ■AF被写体追従感度(静止画) ■縦横フォーカスエリア切り換え ■フォーカスエリア登録機能 ■再生時のフォーカス枠表示 ■フォーカス枠の色指定 ■フォーカス位置の循環設定 ■ピント拡大中のAF ■ピーキングの色設定 風切り音を選択的に低減(*)(内蔵マイク) 風切り音を低減する新開発のデジタル信号処理を搭載。さらに、風音低減メニューの設定値が新しくなり、Auto/入/切の3パターンから選べるようになりました。本機の風音低減をAutoに設定すると、風音を自動で検知し、風音が検出された時だけ、風以外の音には影響を与えずに風切り音を効果的に低減します。 * 撮影条件によって効果は異なります 高音質録音が可能なデジタルオーディオインターフェース カメラ本体の「マルチインターフェース(MI)シュー」にデジタルオーディオインターフェースを追加。別売のワイヤレスマイクECM-W2BTやショットガンマイクロホンECM-B1M、XLRアダプターキットXLR-K3Mとの組み合わせで、音声をデジタル信号のままダイレクトにカメラに伝送でき、劣化のない高音質録音を実現します。また、XLR-K3Mとの組み合わせでデジタル4chや24bitでの音声収録(*)もサポート。音声の記録フォーマットを、48kHz/16bit 2ch、48kHz/24bit 2ch、48kHz/24bit 4chから選択できます。従来のMIシュー接続と同様にケーブルフリー・バッテリーフリー仕様で、αシステムとして動画撮影時の自由度が上がります。さらに、本機ではUVC(USB Video Class)/UAC(USB Audio Class)のUSBストリーミングにも対応。デジタルオーディオインターフェースを介しカメラに伝送された高音質な音声を、オンラインコミュニケーションで活用できます。 * 4chおよび24bitの音声収録にはXLRアダプターキットXLR-K3Mが必要です 効率的な動画編集をサポートする「プロキシー記録」 XAVC S-I 4Kを含む各記録方式の動画を記録する際に、低ビットレートのプロキシー動画をHD解像度で同時記録できます。ファイルサイズの小さいプロキシー動画は、最終的な4Kオンライン編集の前にプレビューを編集するために使用でき、PCへの負荷を軽減し、作業効率を高めます。記録方式は目的に応じて、10bit記録可能なXAVC HS(1920 x 1080)、または8bitのXAVC S(1280 x 720)を選択できます。 ※ CFexpress Type Aメモリーカードが必要です。以下の場合、プロキシー記録はできません 通常動画の場合 -[記録フレームレート]が[120p]以上のとき スロー&クイックモーション動画の場合 -[記録フレームレート]が[120p]以上のとき -[フレームレート]が[120fps]以上のとき 特長:ハイブリッド機としての優れた操作性・信頼性 撮影から共有まで快適かつ直感的な操作性 αシリーズの特長である、フルサイズながら小型・軽量のボディを実現しつつ、動画・静止画撮影を問わない直感的な操作性を追求しました。バリアングル液晶モニターの採用や、高精細電子ファインダー、高速書き込み可能な次世代メモリーカードの採用、タッチ対応かつ刷新されたメニュー画面など、快適な操作性をサポートします。 約368万ドット高精細 Quad-VGA OLED 電子ファインダー α7 IIIよりも高精細な約368万ドットの高精細Quad-VGA OLED 電子ファインダーを採用。α7 IIIに搭載されたファインダーに比べ約1.6倍の高解像度を実現したほか、視野角37.3度、23mmのハイアイポイントも実現しています。また、高解像度かつ、電子ファインダーに表示される映像の画質も向上し、よりピントの確認もしやすくなりました。さらに、EVFの光学レンズ群を密閉させる新構造を採用することで、2重ガラス構造と同じ効果を得ています。その結果、レンズ内側の曇りを防ぐことができ、防曇性がα7 III比で大幅に向上しています。高い防塵・防曇性能も実現し、さまざまな撮影環境で、快適なファインダーを使用した撮影を可能にします。上位モデルのα1やα7S III同様に明るさと色温度の調整が可能で、撮影シーンや好みに応じてファインダーの見えかたを調整可能。表示フレームレートもSTDモード60fpsとHIモード120fpsを選択できます。 撮影の自由度を高めるバリアングル液晶モニター 角度を自在に調整可能なバリアングルタイプの横開き背面モニターを搭載。手持ちの動画撮影時、ジンバルに搭載している場合や状況記録用の自分撮り、地面すれすれのローポジションでの迫力ある撮影など、静止画・動画撮影を問わず、状況に応じた自由なポジションやアングルでのフレーミングが可能です。3.0型、約103万ドットの大型タッチパネル液晶は、明るい屋外でも視認性が高く鮮明です。 ・新開発の横開きバリアングル機構 横方向に176度、上方向180度、下方向90度と自在に可動するバリアングル機構により、ハイ&ローポジションでの撮影に便利なほか、ウエストレベルでの動画撮影、縦撮り、自分撮りなどさまざまなスタイルでの撮影が快適に行えます。 ・3.0型 3:2 タッチ対応高精細液晶パネル 約103万ドット、3.0型の大型のタッチパネル液晶を採用。屋外撮影時の視認性に配慮し、屋外晴天モードや手動設定に対応しています。タッチトラッキングやタッチフォーカスに加え、新たにメニューやファンクションメニューのタッチ操作が可能になりました。 長時間連続録画を可能にする新開発の放熱構造 動画撮影中の温度上昇を抑制し、長時間の4K連続録画をサポートするため、設計を徹底的に見直し効率的な放熱構造を実現。熱を効果的に分散し放熱させることで、小型・軽量ボディを維持しつつ本体内の温度上昇を抑制。これにより、1時間以上の4K 60p(*1)4:2:2 10bit動画記録(*2)を可能にしました。 ・カメラ全体の放熱システムの最適化 高い放熱性能を誇り、プロの高い信頼を得ているα1やα7S IIIの放熱技術を結集し、最適な放熱構造を採用。カメラ全体で熱の発生を高精度に解析し放熱経路を最適化することで、αシリーズの特長ともいえる小型・軽量ボディと放熱性能を両立しています。 ・新開発の構造による高い放熱効果 スマートフォンなどにも用いられる熱伝導性に優れたグラファイト素材を、ソニー独自の「Σ(シグマ)形状」に加工し、手ブレ補正ユニットに組み込みました。この画期的な構造により、手ブレ補正時のイメージセンサーユニットの円滑な動作を妨げることなく、本体内の温度上昇の主要因となるイメージセンサーからの発熱に対し、高い放熱効果を得ることに成功しました。 *1 4K 60p記録は、APS-C/Super 35mm記録モードのみになります *2 ソニー内部測定条件 25度(常温、録画開始時点のカメラ温度)、自動電源OFF設定「高」、パネル横開き、バッテリー満充電状態。環境や条件によって撮影時間は変わります より防塵・防滴(*)に配慮した設計 さまざまな静止画・動画のプロからのフィードバックを反映し、従来機α7 IIIよりも、さらに防塵・防滴(*)に配慮し、随所にさまざまな工夫を施しました。外装の合わせ目全周や電池蓋にシーリング構造を採用したほか、メディア蓋をヒンジ軸から二重蓋構造のスライド機構とロックレバーの組み合わせに変更し、信頼性を向上。また、レンズロックボタンの形状変更や、マウント周りへのクッション追加など、ゴミや水滴の浸入経路となりえる箇所の構造を見直し、屋外の厳しい撮影環境での使用にも耐えられます。より一層防塵・防滴に配慮した設計(*)ながらも、従来機から大きく寸法を変えることなく信頼性を確保しています。 * 防塵・防滴に配慮した構造となっていますが、ほこりや水滴の浸入を完全に防ぐものではありません 高い堅牢性を実現するマグネシウム合金ボディ より堅牢なボディを実現するために、トップカバー、フロントカバー、内部フレームに至るまで、軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用。高い堅牢性と軽量化を両立しています。また、マウント固定用のねじを6本使用し、マウント部の剛性を高めています。超望遠レンズなど、さまざまなレンズの使用に配慮しています。 耐久性と振動性を実現したメカシャッター 最高約10コマ/秒の高速連写を実現するため、応答性に優れたコアレスモーターを採用。加えて、シャッターチャージ部とそれを固定しているシャーシの間にダンパーを加えることで振動を効果的に吸収し、レリーズ耐久性と低振動性を実現しています。 電源OFF時にシャッターを閉じる機能を追加 カメラの電源を切ったときにシャッターを閉じる機能が追加されました。これにより、レンズ交換の際にゴミやほこりがイメージセンサーに付着しにくくなります。 ※[電源OFF時のシャッター]を[入]にしているときは、レンズキャップを取り付けて保管してください。太陽光などの強い光源がカメラ内部で焦点を結び、発煙や火災の原因となることがあります。レンズキャップを取り付けないと、画角から光源をわずかに外しても発煙や火災の原因となることがあります ※ 閉じているシャッターを指などで触ったり、ブロアーによる清掃を行ったりしないでください。シャッターが破損する原因となることがあります ※ 水滴がシャッターに付着する可能性がある場合は、[電源OFF時のシャッター]を[切]に設定してください。[入]にしていると、水滴の付着により故障の原因となることがあります ※[電源OFF時のシャッター]を[入]にしていても、パワーセーブ(省電力)モードやバッテリーの消耗により電源が切れた場合、シャッターは閉じません。その場合は、再度電源を入れてからON/OFF(電源)スイッチを「OFF」にすると、シャッターを閉じることができます ハイブリッド機としての操作性向上 操作面では、静止画・動画のどちらも快適に撮影できるように、操作ダイヤルの仕様を大幅に改善しています。 ・静止画/動画/S&Q切り換えダイヤル モードダイヤルの下部に、新たに「静止画/動画/S&Q切り換えダイヤル」を搭載。静止画/動画/S&Qモードごとの露出モード選択も、モードダイヤルを回すだけで簡単に設定できます。 ・ユースケースに応じたカスタマイズ機能を実現する後ダイヤルR 露出補正ダイヤルの代わりに、自由に機能を割り当てられる後ダイヤルRを搭載。後ダイヤルL同様にカスタマイズが可能で、静止画撮影時と動画撮影時のそれぞれに、別々の機能をアサインできます。 ・後ダイヤルRロックボタンの搭載 後ダイヤルRのセンターに、後ダイヤルRロックボタンを追加。ボタンを押すたびに後ダイヤルRのロック/ロック解除が切り換わります。押し下げている間はダイヤルが不用意に回転しないようロックされます。 ・後ダイヤルRの操作性 α7 IIIの露出補正ダイヤルと比べ、後ダイヤルの形状・位置を最適化し操作性を向上させています。 静止画・動画・S&Q時のメニューやカスタマイズ機能の改善 ・メニュー 静止画モード時は、静止画に関係するメニューだけ、動画モード・S&Qモード時は動画撮影に関するメニューだけが表示されます。 ・ファンクションメニュー Fnボタンで呼び出す機能を、静止画と動画撮影時それぞれに登録が可能です。 ・撮影設定の登録 よく使うモードやカメラ設定を、静止画/動画/S&Qモードごとに、それぞれ3つまで登録でき、モードダイヤルだけで簡単に呼び出せます。 ・カスタムキーアサイン 18個のカスタムキーに、169種類の機能を割り当て可能。静止画撮影時用、動画撮影時用、再生時用とそれぞれのモードごとに異なる機能も指定できます。 ・後ダイヤルR/L、前ダイヤル、コントロールホイール 従来のカスタマイズ機能を、静止画用・動画/S&Q用に、それぞれ別々の機能を割り当て可能です。 ・設定値 露出補正や、ISO、シャッタースピード、ホワイトバランスなど、静止画時と動画/S&Q時で、それぞれ別の値を設定できます。 確実な操作をサポートするデザイン ・ホールドしやすくなったグリップ 望遠レンズ装着時や長時間の使用でも撮影者の負担にならないよう、グリップ形状を見直し、しっかりしたホールドを実現しています。小指までしっかりと握れるようグリップ長自体をα7 IIIから拡張しました。 ・AF-ONボタン搭載 押したときのクリック感やボタン配置の最適化を図り、より確実かつ快適な操作性を実現。操作に気を取られることなく撮影に集中できます。 ・マルチセレクター搭載 グリップ性の高いテクスチャーのマルチセレクターを搭載。8方向に押したときの応答性もよく、ファインダーをのぞきながらの撮影中でも確実に操作できます。 ・HDMI Type-A端子搭載 より耐久性や汎用性の高いHDMI Type-A端子を搭載しました。 ・各操作ボタンのクリック感向上 各ボタンの部材見直しと、ボタンを押したときのクリック感の最適化を行っています。ファインダーをのぞいたままでも、ボタンをしっかりと押せたとわかるように操作性を改善しています。 撮影時のスムーズでレスポンスのよいタッチ操作(*) リアルタイム処理に優れた新画像処理エンジンにより、撮影時のタッチ操作のレスポンスも向上しています。また、より直感的な操作がしやすくなりました。撮影画面に「撮影時のタッチ機能」を切り換えるボタンも追加。画面上のアイコンをタッチすることでタッチフォーカス、タッチトラッキング、無効の設定を即時に切り換えられます。 * あらかじめ、メニュー上でタッチ操作を「入」に設定してください 直感的な被写体選択&追随を実現するタッチトラッキング機能(*) 静止画または動画撮影時、被写体をモニター上でタッチすることで、自動でフォーカスおよび追随します。メニューであらかじめ「撮影時のタッチ機能」を「タッチトラッキング」に設定しておくことで、リアルタイムトラッキング時の直感的な被写体選択が可能になります。また、本機では、ファインダーをのぞきながらタッチパッドを用いての被写体選択も可能です。 * あらかじめ、メニュー上でタッチ操作を「入」に設定してください 直感的なフォーカス操作を実現するタッチフォーカス機能(*) モニターをタッチすることで、直感的かつ即時的にフォーカス枠の位置を指定可能なタッチフォーカス機能を搭載。画面周辺部にいる被写体に合わせてフォーカス枠を移動したい時にも、モニター上の被写体をタッチするだけで瞬時に移動できます。また、マニュアルフォーカス時には、モニター上でピントを合わせたい箇所をダブルタップすることで、拡大表示ができます。 * あらかじめ、メニュー上でタッチ操作を「入」に設定してください ファインダーをのぞきながらでもスムーズにフォーカス位置を移動できるタッチパッド機能(*) モニターをタッチパッドのように指でなぞることで、フォーカス枠の位置を移動できるタッチパッド機能を搭載。モニター上の指の移動量に応じてフォーカス位置が移動するため、ファインダーをのぞきながらでもスムーズにフォーカス位置を移動できます([相対位置])。また、モニターをタッチした位置にフォーカス位置が移動する[絶対位置]も選択可能です。さらに、タッチ操作に使用したい手が左右どちらか、ファインダーをのぞく目が左右どちらか、親指がどこまで届くかなど、ユーザーの好みに応じて動作エリアを9パターンから選択可能です。タッチトラッキング時でもタッチパッドが使えて便利です。 * あらかじめ、メニュー上でタッチ操作を「入」に設定してください タッチ対応の新メニュー構成やタッチでの操作性向上 プロフォトグラファー、ビデオグラファーなど多くのユーザーからの要望を反映し、α7S IIIで一新された新メニュー構成を本機でも採用したことで画面の一覧性を向上。タッチによるメニュー操作も可能になり、より直感的にレスポンスよくカメラの設定ができます。 ・タッチ操作可能な新MENU画面 α1同様に、MENUおよびファンクションメニューのタッチ操作が可能になりました。また、アイコン表示のMENUタブをスクリーン左側に配置。選択したタブに含まれるグループ、設定項目が右側に一覧表示されるため、目的の設定をタッチ操作で選び設定画面にダイレクトに入ることもできます。リストのページ送りもタッチ操作で行えるなど、レスポンスよくクイックなメニュー操作が可能です。 ・再生時のタッチ操作 再生時の画像送り、ピンチイン・ピンチアウトによる拡大・縮小操作にも対応しました。 ・Fnメニューのカスタマイズ Fnメニューで機能のアイコンをタッチで長押しすることで、カスタム設定画面にジャンプすることができるようになりました。 レーティング機能とプロテクト機能 撮影した静止画に5段階でレーティングを設定することが本体上で可能になりました。また、カスタムキーにレーティング機能を割り当てておくことで、再生画面上においてレーティングが可能。撮影した画像を誤って消さないように保護するプロテクト機能もカスタムキー(初期設定ではC3ボタン)を使って再生画面上ですばやく実行可能です。再生画面上でのレーティングやプロテクトは、撮影現場や移動中などの空き時間でのセレクト作業に役立ちます。さらに、撮影した静止画に5段階でレーティングを設定することが撮影画面で可能になりました。設定したレーティングは、PC上に画像を取り込んだあともImaging Edge Desktopなどで引き継がれます。 その他の進化した操作性 ・秒単位の日時設定 日時設定画面に秒の指定が追加になりました。動画撮影など、複数台のカメラを使用して撮影をする際、秒まで一致させることが容易になります。 ・画像送り設定 撮影した画像の再生時に、表示されている画像から10、100枚目へのジャンプ移動が可能になりました。さらに、ショットマークを付けた画像やダミー画像にジャンプすることもできます。たくさんの画像の中から目的の画像を効率よく探す場合に便利です。 USB PD(Power Delivery)対応による高速充電(*1) α1やα7S IIIと同様に、USB PD(Power Delivery)に対応。より高い電力供給に対応することで、カメラ内のバッテリーを消耗することなく撮影が可能になりました(*1)。USB Type-C(R)端子に接続したUSB PD対応ACアダプターやモバイルバッテリー(*2)から、従来と比べて3-4倍(*3)の電力で給電またはカメラ内電池の充電(*1)ができます。 *1 USB充電、給電にはUSB Type-C(R)端子のみ対応。USB給電を行うには、バッテリーを本機に挿入してください。アダプターや本体動作によってはカメラ内のバッテリーが消費することがあります *2 9V/3A出力。USB PD対応すべての機器との動作を保証するものではありません。電源を入れてカメラを使用している間はバッテリーへの充電はされません *3 ソニー内部測定条件による SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)対応 USB Type-C(R)端子搭載 SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2)対応のUSB Type-C(R)端子を搭載。USB接続での快適なPCリモート(テザー)撮影や充電、給電、撮影画像のバックアップが可能です。 USB経由での高速有線LAN接続機能 本機のUSB Type-C(R)(SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)対応)端子に接続したUSB-Ether有線LANアダプタケーブル(*)を介して、1000BASE-T規格の高速有線LAN通信を使ったFTPデータ転送が可能になります。無線LANが使えない環境でもデータの高速転送が可能です。α1と同様に、動画ファイルの転送にも対応しました。 * 本機は有線LAN端子は非搭載のためカメラ本体のUSBホスト機能と対応する変換アダプターを用いて接続します 多彩なリモート(テザー)撮影機能 Imaging Edge DesktopのRemote機能を用いて、無線LANあるいはUSB接続を利用した、PCリモート(テザー)撮影が可能です。 ・無線LAN(Wi-Fi)接続によるPCリモート撮影 Imaging Edge Desktopアプリケーション「Remote」(Ver. 3.2以降)との連携で、ワイヤレスPCリモート(テザー)撮影をサポート。カメラマンの動きを制約することなく、撮影セッティングの自由度が増します。 ・USB接続によるPCリモート撮影 SuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)対応のUSB Type-C(R)端子接続での撮影データの高速転送を実現。非圧縮RAW画像もスムーズに転送し、PCですぐに確認できるので、リズムを崩すことなく撮影に集中できます。 ・モバイル機器からのリモコン操作 「Imaging Edge Mobile(Ver.7.6以降)」を使用すれば、モバイル機器をリモコン操作端末や転送のハブ端末としても使用できます。 PCリモート設定中のファイル保存 Imaging Edge DesktopのRemoteアプリケーションを用いて、撮影した画像をPCに保存することができます。撮影環境に合わせて、多彩なファイル保存方法が選択可能です。 ・静止画の保存先選択 静止画の保存先を「PCのみ」、「PC+カメラ本体」、「カメラ本体のみ」のいずれかから設定できます。PCとリモート接続を構築し、画像保存先にカメラを含めることで、カメラ本体でレリーズを切り、カメラ本体で画像を確認することやカメラ側でバックアップをとることが可能です。 ・RAW+JPEG/HEIF、またはJPEG/HEIF撮影時のPC保存画サイズの選択 PC側にJPEG/HEIFファイルを転送する際の画像サイズの設定が可能です。無線LANを使用する際に2MPを選択することで、転送画像の確認をすばやく行えます。 FTP転送機能 無線LANや高速有線LAN通信、スマートフォンとUSBテザリングで接続することでFTPサーバーと通信し、静止画はもちろん動画もカメラからの操作でFTPサーバーに転送することができます。本機では、ショットマークを付けた画像のみを自動転送の対象にすることも可能。また、手動であとから、プロテクト画像やレーティング、ショットマークなどを指定して転送対象を絞り込むこともできます。カスタムキーアサインなどによる1枚転送機能、ファイルフォーマット(JPEGまたはHEIF/RAW)の指定など、プロのワークフローを効率化する操作性を実現しています。FTPサーバーは、9つまで登録できます。 ※ カメラを直接有線LANあるいは無線LANでネットワークと接続しFTPサーバーに転送するだけでなく、モバイル機器にインストールした"Transfer & Tagging add-on"アプリケーションを用いた、Wi-Fi経由での静止画ファイル転送にも対応しています ※ 動画記録時もバックグラウンドでのFTP転送は可能です ※ 本線ファイルとプロキシーファイルの両方とも、FTP転送によるファイル転送が可能です FTP設定の保存と読み込み カメラ設定の保存機能とは別に、FTP転送機能の設定をメモリーカードに保存したり、保存した設定を読み込んだりすることができます。同じ型名の複数のカメラをFTPサーバーに接続するときに便利です。[FTP転送機能]内のすべての設定が対象です。ひとつのメモリーカードに10個まで設定を保存できます。 ※ 型名の異なるカメラの設定を読み込むことはできません。また、α1/α7S III同様に、ファイル転送中にネットワークが途切れた場合は、再接続後に自動で再転送が行われます スマートフォンやアクセサリーともスマートに連携 ・USBテザリングによるスマートフォンを介したFTP転送 スマートフォンなどの5G(第5世代移動通信)対応端末とSuperSpeed USB 10Gbps(USB 3.2 Gen2)対応 USB Type-C(R)端子を使ってテザリングすることで、5G回線(*1)で高速かつ安定したFTP転送が可能です。 ・カメラ電源OFF時のスマートフォン転送機能 事前に設定しておくことで、カメラの電源がOFFになっていても(*2)カメラ内のSDメモリーカード内の撮影画像をWi-Fi転送できます。 ・リモートコマンダー RMT-P1BT(別売)対応 Bluetooth対応のワイヤレスシューティングリモコン RMT-P1BTに対応。障害物や周辺光を気にすることなくリモート操作ができます。 ・Bluetooth経由での位置情報取得(*3) 事前にモバイルアプリケーションImaging Edge Mobile(*4)を介してスマートフォンと本機をペアリングすることで、スマートフォンから位置情報を取得し記録することが可能です。 *1 ご利用になる通信サービス、使用エリア、通信環境により異なります *2 カメラの「スマートフォン接続機能」の「電源OFF中の接続」が「入」の場合であることが必要です *3 本機とBluetooth接続できるスマートフォンは次の通りです(2019年10月時点) -Android, iPhone/iPad: Bluetooth 4.0以降 詳細手順はメーカーサポートサイトをご参照ください *4 Imaging Edge Mobile Ver. 7.6以降をご使用ください 豊富な端子 ■SuperSpeed USB 10Gbps (USB 3.2 Gen2)対応 USB Type-C(R)端子 ■マルチ/マイクロUSB端子 ■HDMI Type-A端子 ■マイク端子 ■ヘッドホン端子 ■Digital Audio Interface対応マルチインターフェース(MI)シュー ※ NFCは非搭載です HDMI接続時の映像表示 ユーザーからの要望に応え、4K動画記録選択時にカメラ本体の液晶モニターとHDMI接続した外部録画再生機器、さらにImaging Edge MobileなどWi-Fi経由の3系統に映像を同時出力できるようになりました。また、プロキシー撮影中に顔認識やリアルタイム瞳AFも使えるようになりました。 ※ 4K HDRや4K 60p以上をHDMIで出力する場合、Premium High Speed HDMIケーブルが必要です 特長:高品質な画像・映像を即時共有・配信 リモートでリアルタイムの撮影映像が、簡単に共有できる 最新のBIONZ XRの高速処理能力により、VLOGCAM ZV-1とVLOGCAM ZV-E10で対応したUSBストリーミング機能がパワーアップしました。高画質4K映像の出力に加え、出力映像の解像度選択や本体内同時記録など、用途に応じて最適な設定を選択可能。さらに利便性が向上しています。リモートが好まれるこれからの時代に合わせて、カメラも進化し続けます。 高画質4K(*1) Webカメラとして、リモートで高画質な映像を共有 主にUSBカメラで使用されている規格、UVC(USB Video Class)/UAC(USB Audio Class)に対応。これにより、事前に専用ソフトを準備することなく、一般的なPCやスマートフォン(*2)と本機をUSB接続(*3)するだけで、高画質Webカメラとして手軽に使用できます。フルサイズによる美しいぼけ表現、クリエイティブルックによる色表現や美肌モード、リアルタイム瞳AF、幅広いレンズラインナップによる用途に合わせた画角などを駆使して、さまざまな撮影シーンに最適なストリーミングができます。さらに、4K(*1)での出力に対応し、より高画質な映像をリモートで共有できるようになりました。カメラから出力される映像は、4K(*1) 15p/Full HD 60p/Full HD 30p/HD720 30pの4種類に対応。 *1 QFHD(3840×2160) *2 Xperiaとの接続において、本機のUSB Type-C(R)端子にUSB3.0ケーブルを接続して、解像度1920x1080以上を選択した場合、音声は無しになります。解像度をHD720に設定すると、音声は有りになります。USB Type-C(R)端子、または、Multi/Micro USB 端子に、USB2.0ケーブルを接続する場合は、解像度は常に1280x720になります *3 本機能を利用するには、PCやスマートフォン側のOSがUVC(USB Video Class)/UAC(USB Audio Class)に対応している必要があります。Android (TM) 11のSonyのXperia Pro、Xperia 1 II、Xperia 1 III、Xperia 5 II、Xperia 5 III になります。最新のOSを使用してください。また、USB Type-C(R)ポート搭載のモバイル機器に接続する際は、市販のUSBケーブルもしくは端子変換アダプターを使用してください ライブストリーミング時の本体内同時記録に対応 ライブストリーミング時の本体内同時記録に対応。4種類の画質を選択できます。ストリーミング時のネットワーク状況が悪く、低画質でのストリーミングや、ストリーミングが途中で途切れてしまっても、後から本体内同時記録した高画質素材をアーカイブとしてSNSやホームページでの再配信に活用することができます。 Imaging Edge Mobile連携(1) ・Imaging Edge Mobileとの接続設定の改善 Bluetooth接続を利用して、カメラとImaging Edge MobileのWi-Fiなどの接続設定をスマートフォンからの操作で可能に。これからは、カメラの初回起動時に行う日時設定などと一緒に、Imaging Edge Mobile(*)との接続設定を行えます。 ・画像転送速度の向上 Imaging Edge Mobileアプリケーション(*)使用時に、Wi-Fi 5GHzの対応により、さらに高速な画像転送が可能です。 ・転送画像の選択 カメラから転送する画像の選択がより使いやすく進化。従来の選択方法に加えて、レーティング、ショットマーク、プロテクトが付いた画像のみを選択して転送できます。さらに、すでに転送済みの画像は再転送しない、差分転送に対応。より短い時間で効率よくカメラ内の画像をスマートフォンに転送できます。 ・RAW画像転送対応 RAW画像をImaging Edge Mobileアプリケーション(*)に転送することが可能になりました。 * Imaging Edge Mobile Ver. 7.6 以降をご使用ください ※ 画像転送は、従来通りWi-Fi経由で転送です。接続開始時のみBluetooth機能を利用しています。また、本機にはNFCは搭載されていません Imaging Edge Mobile連携(2) ・モバイルアプリケーションImaging Edge Mobileからの操作で画像転送とリモート撮影が可能に スマートフォンにインストールしたImaging Edge Mobileアプリケーション(*)使用時に、スマートフォン側から、画像転送とリモート撮影の切り換えや、画像転送とリモート撮影の開始ができるようになりました。カメラとスマートフォンがBluetooth接続できていれば、2回目以降の接続時にカメラ操作が不要になります。従来からのカメラ側からの画像転送も可能です。 ・モバイルアプリケーションImaging Edge Mobile内のタッチ操作の向上 新たに、Imaging Edge Mobileアプリケーション(*)からリモート操作でタッチトラッキングやタッチフォーカスなどが使えるようになり、AFの操作性が大幅に向上しました。また、合焦枠がアプリで表示されるようになり、より直感的なリモート撮影が可能です。 * Imaging Edge Mobile Ver. 7.6 以降をご使用ください Transfer & Tagging add-onとの連携 Transfer & Tagging add-onは、静止画転送ワークフローを高速化するスマートフォン/タブレット用のアプリケーションです。スマートフォンへの「FTPバックグラウンド転送」などにより、効率的かつ高速な納品を実現します。 (1)HEIF画像に対応(*1)(*2) JPEGに加えHEIF画像の取り込みが可能となり、IPTCなどのメタ編集(*1)が可能になりました。 (2)FTP転送失敗時の一括リトライ対応(*2) FTP転送失敗時に、アップロード履歴から一括リトライが可能に。さらに、一度転送した画像を再転送する際には、転送済みの画像を上書きせず、ファイル名を変えてFTPサーバー側に保存します。 (3)USBテザリング対応(*2) USBテザリングを利用して、FTP転送で画像を送ることが可能になりました。 (4)Ethernetテザリング対応(*2)(*3)(*4) Ethernetテザリングを利用して、FTP転送で画像を送ることが可能になりました。 *1 Androidは非対応(2020年11月時点)。JPEGで対応しているクロップ/傾き補正/リサイズには非対応 *2 Transfer & Tagging add-on Ver. 1.4以降が必要です *3 Android 11 以降対応。iOSは非対応(2020年11月時点) *4 市販のUSB(Type-C)-LAN変換アダプターが必要です 動画マーキング情報(エッセンスマーク)の付加と活用 プロでもアマチュアでも、撮影ジャンルを問わず、大量の静止画・動画を撮影する時代だからこそ、撮影後の快適な画像管理をサポート。記録した画像の中から、目的のシーンをすばやく探し出し、画像共有までの時間を短縮します。 ・ショットマークの付加 記録した動画クリップにShot Mark1、Shot Mark2の2種類のショットマークを付加することができます。これにより、長時間にわたり大量のクリップを記録しても、OKシーンや、1つのクリップ内の任意の位置のシーンを瞬時に探し出すことができます。カスタムボタンにショットマーク機能を割り当て、動画撮影中と本機でのプレビュー中にカスタムボタンを押すことで、任意の位置にショットマークを付加できます。また、プレビュー時に付加したショットマークの削除も可能です。 ・Catalystを用いたショットマークの活用 ショットマークを付けた動画クリップは、ソニー製映像編集用ソフトウェアCatalyst Browse/Prepare(*)を使用することで、ショットマークの位置確認や追加・削除、名前の変更ができます。 * Catalyst Version 2021.1以降 ※ PXW-Z190で対応している任意の名称への変更はできません 区切り画像の生成(静止画) プロからのフィードバックに応え、区切り画像(静止画)の生成に対応しました。長時間にわたり大量の静止画・動画クリップを撮影していても、再生時、一覧表示画面で(*1)、シーンの切り換わりに区切り画像を挿入することで、シーンの切り換わりをすばやく簡単に見つけることができます。事前にカスタムボタンに、区切り画像作成機能を割り当て、静止画撮影中にカスタムボタンを押すことで、区切り画像を生成できます(*2)。生成される区切り画像は1種類で、黒の背景に開始位置を示すグレー色の矢印を表現したデザインです。区切り画像のデザインは、黒や白などの単色ではないため、たとえば、夜空の写真を大量に撮影していても、撮影した素材と区切り画像の区別がつきやすい配慮もされています。 *1 区切り画像は静止画のため、動画のみ表示時は、表示されません *2 生成されるダミー画像のフォーマットはJPEGのみです。RAW、RAW+JPEG、HEIF記録時でも、JPEGしか生成されません |