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▼ 特徴

高速・高精度なフォーカスを実現する、全点選択可能な79点(※1)のハイブリッドクロス測距点
横線検出を含む専用位相差AFセンサーに対し、像面位相差AFセンサーは縦線を検出。さらに、像面位相差AFセンサーのカバーエリアは専用位相差AFセンサーのカバーエリアを包括しており、重なった79点は全点選択可能なハイブリッドクロス測距点として動作(※4)。クロス測距を行うことで被写体パターンの影響を受けにくく、さまざまな被写体に素早くフォーカスを合わせることが可能です。

79点専用位相差AFセンサーと世界最多399点像面位相差AFセンサー
クロスセンサー15点を含む79点(※1)位相差AFセンサーの採用に加え、イメージセンサー上には世界最多(※2)399点(※3)像面位相差センサーを搭載し、測距エリアが従来(α99)比で約61%拡大。より広範囲・高密度にAF測距点が配置された「ハイブリッド位相差検出AF」システムが被写体を捉えやすくし、より自由な構図でのピント合わせを可能にします。

トランスルーセントミラー・テクノロジーだからこそ実現できる追従性能
ミラー駆動がなく、常時AF(Full-time Continuous AF)が働き続けるトランスルーセントミラー・テクノロジーにより、ファインダー撮影はもちろん、ライブビュー撮影や動画撮影でも途絶えることなく常に被写体を捉え続けます。さらに、動体予測アルゴリズムを進化させたことで、より高い動体追従性能を実現。広いAFカバーエリアを生かしながら、一度捉えた被写体を逃さず追従し続けます。

AF・AE追従(※5)最高約12コマ/秒(※6)の高速連写
高解像と高速連写を両立するために、データフローを刷新。イメージセンサーからの読み出しを高速化するだけでなく、画像処理においても画像処理エンジン「BIONZ X」をサポートするフロントエンドLSIを新開発し高速化を実現。さらに、高速レスポンスに対応するために新開発されたシャッターユニットも高速化に寄与。高速AFを実現する「ハイブリッド位相差検出AFシステム」との組み合わせにより、有効約4240万画素の高解像度を維持したまま最高約12コマ/秒(※6)のAF・AE追従(※5)高速連写を実現。圧倒的なスピードでの高解像撮影が可能になり、撮影者の表現領域を拡大します。

表示タイムラグを限りなく低減するAF・AE追従 最高約8コマ/秒(※7)の高速ライブビュー連写
EVF/液晶モニターへの表示アルゴリズムの進化により、ライブビュー方式での最高約8コマ/秒(※7)高速連写が可能になりました。露出やホワイトバランスなどのカメラ設定がファインダー上に即時反映されるEVFのメリットはそのままに、アフタービュー方式に比べ、表示タイムラグを限りなく低減したことで、光学ファインダー(OVF)機に慣れている方も違和感なく連写撮影できます。高速ライブビュー連写は撮影シーンに合わせて、約8コマ/秒、約6コマ/秒、約4コマ/秒の3段階から選択可能です。

緻密(ちみつ)なピント合わせを可能にする「瞳AF」
瞳だけにオートフォーカスする「瞳AF」機能を搭載。顔が斜めを向いているときでも高い精度で瞳を検出でき、フルサイズの浅い被写界深度でも瞳への緻密(ちみつ)なピント合わせを実現します。さらに「コンティニュアスAF(AF-C)」時にも「瞳AF」に対応し、被写体が動いても瞳にピントを合わせ続けます。また、合焦すると、合焦エリアが一定時間表示されるため、意図通りにピントが合っているか事前に確認できます。「瞳AF」はカスタムキーに割り当てることで使用できるため、撮影シーンに応じて任意に起動できます。

35mmフルサイズ裏面照射型の有効約4240万画素「Exmor R(エクスモア アール)」CMOSセンサー搭載
有効約4240万画素35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載。ギャップレスオンチップレンズ構造やARコーティング(反射防止膜)付きシールガラスに加えて裏面照射型構造の採用により、画素サイズが縮小しているにも関わらず集光率を大幅に向上。これにより、有効約4240万画素という解像度を達成しながら、高感度・低ノイズ性能と広いダイナミックレンジを実現。常用ISO100-25600、拡張(※8)ISO50-102400の幅広い感度域での撮影を可能にしました。

膨大な情報量を高速で読み出す裏面照射型構造
レンズから入射する光を最大限にイメージセンサーに取り込むため、隣接する画素間のギャップをなくす「ギャップレスオンチップレンズ構造」を採用。オンチップレンズ間のギャップを最小限に抑えることで集光効率を飛躍的に高めました。さらにオンチップレンズの位置を光の入射角に合わせて最適化し、入射角が厳しくなるイメージセンサー周縁部まで高画質を実現しています。

常用ISO感度100-25600、拡張ISO感度最高102400を実現
常用ISO100-25600(拡張ISO下限ISO50、上限ISO102400)(※8)の幅広い感度領域で、解像力と低ノイズを高いレベルで両立しました。

高速画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」
圧倒的な処理能力でリアルタイムに見たままの質感や高精細感を忠実に再現する、高速画像処理エンジン「BIONZ X(ビオンズ エックス)」を搭載。フルサイズイメージセンサーからの情報を高速処理するだけでなく、αレンズの描写を余すことなく引き出すディテールリプロダクション技術や、パンフォーカス撮影でも解像感を損なわない回折低減処理など、イメージセンサーに合わせた最適なチューニングを施すことで、圧倒的な質感描写による高画質を実現します。また、新たに開発した高速フロントエンドLSIも採用。「BIONZ X(ビオンズ エックス)」を前段でサポートし、さらなる高速処理と高画質を実現するなどシステムとしても格段に進化しました。

クリアなパンフォーカス撮影を可能にする回折低減処理
センサーの高画素化にともない、深い被写界深度で撮影する風景撮影などで課題となるのが回折現象です。画素サイズが小さくなるほど、また絞りを絞るほど顕著に現れるこの症状に対して、α99 llは回折低減処理を搭載。絞り値に応じたフィルター処理を適用することで、パンフォーカス撮影においても高い解像感を実現しています。さらに、レンズの光学性能を最大限に引き出せる光学ローパスフィルターレス仕様を生かし、質感描写を高めています。

有効約4240万画素の性能を最大限に引き出す、光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構
フルサイズ対応5軸手ブレ補正機構をAマウント用に新開発。焦点距離が長くなるほど起こりやすい角度ブレ(Pitch/Yaw)に加え、マクロ撮影時などに顕著に現れるシフトブレ(X/Y)、夜景撮影時や動画撮影時に目立つ回転ブレ(Roll)の5軸でブレを検出し補正します。高精度ジャイロセンサーが細かいブレを正確に検出して補正を行うことで、最高4.5段分(※9)の補正効果を実現。有効約4240万画素の高解像性能を最大限に引き出します。さらに、静止画撮影時と同様に動画撮影時でも5軸で手ブレを補正するため、精度の高い手ブレ補正を実現しています。

ライブビュー映像で、手ブレ補正効果を確認可能
静止画撮影中の手ブレ補正効果は、シャッターボタン半押し中やピント拡大表示中にライブビュー映像で確認可能。動画撮影時の手ブレ補正効果は、ライブビュー映像で常に確認できます。これにより、望遠撮影時やマクロ撮影時など安定したライブビュー映像を確認しながらストレスなくフレーミングやピント合わせができます。

ファインダー倍率0.78倍を実現したZEISS「T*コーティング」採用「XGA OLED Tru-Finder」
解像度・高コントラストの有機ELパネルに加えて、接眼レンズには両面非球面レンズを含む4枚レンズによる光学系を採用した「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」を搭載。ファインダー倍率0.78倍(全表示域の対角視野約38.5度)を実現し、隅々までクリアな映像を映し出します。さらにZEISS「T*(ティースター)コーティング」を採用し、覗いた際の映り込みも大幅に低減しています。また、接眼レンズの最前面にフッ素コーティングを施すことにより、指紋、ほこり、水滴、油、泥などが付きにくく、付着しても容易に拭きとれます。

視認性が向上した、約122.8万ドット「エクストラファイン液晶」
約122.8万ドットの3.0型「エクストラファイン液晶」に、明るく見やすいWhiteMagic(TM)ディスプレイを採用。画素に白画素を追加し画面をより明るくするWhiteMagic技術を用いることで、晴天時の屋外などの明るいシーンでも高い視認性を実現しています。

操作性を追求しながら、小型化を実現したボディデザイン
新開発のボディ内5軸手ブレ補正機構の小型化をはじめ、内部機構のレイアウトの全面的な見直しを実施。α99比で体積比8%の小型化を実現しました。また、プロの声を反映し、グリップの形状に細かい改良を施すなど、各部の徹底的な見直しを行うことで、小型化と同時に優れたホールド性・操作性も実現しています。

厳しい環境下で使える防塵・防滴に配慮した設計
主要な操作ボタンやダイヤルにシーリング処理を施し、メディア・ジャックカバー、各キャビネット部品のあわせ目を凹凸にすることで2重構造化。ボディ全体にわたりシーリングを効果的に施した、水滴やほこりが浸入しにくい防塵・防滴に配慮した設計です。タフな撮影環境での使用にも十分耐えられる信頼性を確保しています。

マグネシウム合金による、軽量で堅牢性に優れたボディ
過酷な環境下での使用にも耐えられる堅牢なボディを実現するために、トップカバー、リヤカバーに加えて、内部フレームにも軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用。高い堅牢性と軽量化を両立しています。また、ピント精度の安定性や優れた放熱性により、動画時の連続撮影時間の延長にも貢献しています。

レリーズ耐久性約30万回の新開発シャッターユニット
高速レスポンスに対応するために、約30万回(※10)にもおよぶレリーズテストをクリアした高耐久性の新開発シャッターユニットを採用。高耐久性と12コマ/秒の高い連写性能を同時に実現しています。

機能をすぐに呼び出せる「ボタンカスタマイズ」機能
撮影者の操作やこだわりに応えるカスタマイズ機能も充実。AELボタン、ISOボタン、AF/MFボタン、カスタムキー、プレビューボタンなどを含め、使用状況や好みに合わせて機能を割り当てられるボタンを13個搭載。「APS-C/Super 35mm」や「ライブビュー表示」をはじめ、65項目の機能から登録可能で、よく使う機能を瞬時に呼び出せます。

デュアルスロットで自在にデータをコントロール
SDカードスロットとSD/MSカードスロットの2つのメディアスロットを搭載。2枚のメディア間での同時記録やRAW/JPEG・静止画/動画の振り分け記録、メディア間コピーなどが可能です。

画素加算のない全画素読み出しによる、高解像4K動画記録を実現
Super 35mm(APS-Cサイズ相当16:9)時は画素加算のない全画素読み出しにより、4K(QFHD:3840×2160)映像に必要な画素数の約1.8倍の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力するため、モアレやジャギーの少ない圧倒的な解像力を誇る4K画質を実現。さらに、フルサイズ領域での4K動画記録にも対応し、フルサイズの表現力そのままに高解像な4K動画を記録できます。表現や用途に合わせてSuper 35mmと35mmフルサイズを選択することが可能です。

プロフェッショナルの映像制作をサポートする動画撮影機能
本格的な動画撮影の現場に求められるさまざまな動画機能を搭載。ピクチャープロファイルやタイムコード、HDMIクリア出力をはじめ、S-Log収録時にモニタリングしやすいガンマ表示アシスト機能や露出合わせがしやすいゼブラ機能など、さまざまな動画撮影機能でプロフェッショナルワークフローを強力にサポートします。

※1.撮影モード、レンズにより対応する測距点数は異なります。連続撮影モードHi+時は、61点となります※2.35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラとして。2016年9月広報発表時点。ソニー調べ※3.撮影モード、レンズにより対応する測距点数は異なります。最大323点のフォーカスエリアを選択可能です。動画時は動作しません※4.ハイブリッド位相差検出AF動作時。明るさなど撮影条件によっては専用位相差センサーもしくは像面位相差センサーどちらか一方のセンサーしか使用しないことがあります※5.ドライブモード 連続撮影(Hi+)時に、ハイブリッド位相差検出AF対応時はF9以上、ハイブリッド位相差検出AF非対応時はF4以上に絞った場合、フォーカスは1枚目で固定されます※6.連続撮影モード「Hi+」時※7.連続撮影モード「Hi」時※8.拡張感度設定時。静止画のみ※9.CIPA規格準拠、Pitch/Yaw方向、Sonnar T* 135mm F1.8 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時※10.電子先幕動作時