1. 独自技術により、デジタル一眼レフカメラのハイエンド機にも迫る高画質撮影を実現 1)自社開発、35mmフルサイズ有効約2430万画素“Exmor”CMOSイメージセンサー ・35mmフルサイズCMOSイメージセンサーの受光部の面積は、一般的なデジタル一眼レフカメラで採用されているAPS-Cサイズのイメージセンサーと比較して約2.3倍大きく、レンズが集めた光を余すことなく受け止めます。 ・有効画素数約2430万画素の解像度により、ディテールまで忠実に描写することができ、大判プリントへの引き伸ばしや、トリミングを前提とした撮影も可能です。また、フルサイズセンサーがもつ広ダイナミックレンジと高感度性能が、ノイズを極力抑えた緻密で高品位な画質を実現します。レンズ一体型カメラであるからこそ、優れたレンズの描写性能を最大限に引き出し、画面の隅々まで忠実に解像します。 ![]() 2)新開発、開放絞り値F2の大口径カールツァイス「ゾナーT*」レンズ 名門カールツァイス社の卓越したレンズ開発技術と、ソニーが誇る光学技術を結集させた、明るいカールツァイス「ゾナーT*」レンズを採用しました。カールツァイス「ゾナーT*」レンズの名称は、より多くの光を取り込めることから、ドイツ語の“太陽(Sonne)”に由来しています。 ・独自の薄型非球面レンズ「AA(Advanced Aspherical)レンズ」を採用することにより、35mmフルサイズのイメージセンサーと開放絞り値F2の大口径レンズを搭載しながら、手のひらに収まる小型ボディを実現しました。レンズの繰り出しがないインナーフォーカス方式の採用によって、鏡筒の小型化を可能にするとともに、マクロ撮影時には近接した被写体を威圧することなく快適に撮影が行えます。 ・ レンズには、滑らかで美しいぼけ味を生み出すのに最適な、常用域(F2.0-11)でほぼ円形になるよう設計された9枚羽根の絞りを採用しており、被写体をより際立たせます。 ![]() ・球面収差、像面湾曲を効果的に軽減し、周辺部までシャープな解像感と高コントラストを実現します。また、多層膜「T*(ティースター)コーティング」を施すことにより、ゴーストやフレアの発生を大幅に削減して高い描写性能を実現し、その場の空気感まで写し取ります。 ![]() ・適度な広がりと自然な遠近感が特長の35mm単焦点レンズによって、風景やポートレートなど様々なシーンをありのままに描写します。 3)最高レベルの表現力を実現する画像処理エンジン“BIONZ” 有効約2430万画素のCMOSイメージセンサーからの大容量情報を高速・高精度に処理します。イメージセンサーの持つ広いダイナミックレンジを活かした、繊細で難しい光線状態を忠実に捉え、撮影時の印象を再現します。また、画像重ね合わせによる最高ISO102400の高感度撮影、約5コマ/秒の高速連写、14bitのRAW画像記録など、負荷の高い画像処理もスピーディーにこなします。 さらに、高い明暗差の表現力、細部の質感を描き出す高解像力、全感度領域における低ノイズの実現など、高画質かつ自然な画作りを行います。 2. 撮影者の意図に応える豊かな表現力 1)ISO50(※1)-102400の幅広いISO感度領域 ・35mmフルサイズセンサーの持つ高感度・低ノイズ性能、レンズ一体型設計だからこそ実現できるレンズ・センサーに最適化した画像処理により、被写体を高精細かつクリアに捉えます。常用感度領域はISO100から25600と幅広く、ISO50(※1)まで拡張可能です。ISO AUTO時には設定範囲の上限・下限をISO100-25600間で設定でき、撮影者の意図が反映できます。暗い場所ではフラッシュを使用せずに、雰囲気のある写真を撮影可能です。 ・高感度撮影時のノイズを低減する「マルチショットNR」機能により、1回のシャッターレリーズで高速連写した6枚の画像を重ね合わせてノイズを低減します。コンパクトデジタルカメラとして最高のISO102400の超高感度撮影も可能です。プログラムオート(P)・絞り優先(A)・シャッタースピード優先(S)・マニュアル露出(M)モード設定中でも設定できるので、撮影の自由度がさらに高まります。 (※1)ISO100未満の領域は、記録できる被写体輝度の範囲(ダイナミックレンジ)が少し狭くなります。 ![]() 2)より被写体に近づき、大きく撮影できるマクロモード 鏡筒のマクロ切り換えリングを回すと、マクロモードに切り換わり、最短撮影距離(撮像面から)20cm、最大撮影倍率0.26倍の近接撮影に対応します。また、インナーフォーカス方式によってレンズの繰り出しがないため、被写体に近づいての撮影も快適に行なえます。マクロ撮影時は、オートフォーカス(AF)のほか、ダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)やマニュアルフォーカス(MF)、MFアシスト、ピーキング機能などにより、撮影者の意図通りのピント合わせが可能です。 ![]() 3)自由な映像表現を可能にする、フルハイビジョン動画 ・35mmフルサイズ有効約2430万画素のイメージセンサーが可能にする豊富な情報量が最適に処理され、高画質のフルハイビジョン動画を実現します。夜景や夕景など低照度下の撮影でも、ノイズの少ないクリアな動画撮影が可能です。 ・AVCHD Ver. 2.0準拠の60pフルハイビジョン動画撮影に対応し、スポーツなどの動きの速いシーンでも高精細でなめらかな映像で残せます。また、フィルム映画のような独特の表現を可能にするフレームレートの24p動画で撮影すれば、日常のワンシーンがより印象的に仕上げられます。 ・プログラムオート(P)・絞り優先(A)・シャッタースピード優先(S)・マニュアル露出(M)の各モードに設定して、自在に露出コントロールできるマニュアル撮影が可能です。また、「クリエイティブスタイル」と一部の「ピクチャーエフェクト」は動画撮影時にも有効で、シーンや意図に合わせてあらかじめ仕上がりを調整してから撮影することが可能です。 3. 無駄の無いデザイン、直観的で快適な操作性 1)道具としての本質を追及したボディデザイン、凝縮感のあるマグネシウム筐体 無駄な造形を一切排除した「金属の塊」を想起させるボディには、マグネシウム合金を採用しています。触れる度に所有感を満たすボディ、精密な質感を纏ったレンズに加え、操作部は直感的な操作を可能にする普遍的なレイアウトを採用するなど、扱いやすさにもこだわったデザインに仕上げています。 ![]() 2)優れた操作性を実現する、充実した各種マニュアルコントロール レンズ部分に絞りリング、フォーカスリングと、マクロ切り換えリングを搭載し、撮影に集中しながらスムーズに撮影設定が変更できる快適で優れた操作性を実現しています。また、天面にモードダイヤルと露出補正ダイヤルを配置しており、カメラを構えたまま左手でリングを操作、右手で露出補正、設定モードや値の変更、AEロックなどの操作が自在に行なえます。正面のフォーカスモードダイヤルを操作することで、必要な時に被写体から目を離すことなくフォーカスモードを快適に切り換えられます。 ![]() 3)「カスタムボタン」や「メモリーリコールモード」などで好みに応じてカスタマイズ可能 ・「カスタムボタン」や、「AELボタン」、「コントロールホイール(左、右、下)」に、下記の中から使用頻度の高い設定を登録することができ、撮影時にワンプッシュで呼び出すことができます。 ドライブモード/フラッシュモード/オートフォーカスエリア/美肌効果/顔検出/スマイルシャッター/オートポートレートフレーミング/ISO感度/測光モード/調光補正/ホワイトバランス/DRO/オートHDR/クリエイティブスタイル/ピクチャーエフェクト/画像サイズ/横縦比/画質/押す間AEL/再押しAEL/押す間スポットAEL/再押しスポットAEL/ 押す間AF/MFコントロール/再押しAF/MFコントロール/スマートテレコンバーター/デジタルズーム/ピント拡大/登録/モニターミュート/未設定 ・自分好みの設定をカメラに登録できる「MR(メモリーリコール)モード」を搭載。撮影シーンに合わせて組み合わせた設定(露出モード、シャッタースピード、ドライブモード、ISO、ホワイトバランス、測光モード等)を最大3パターンまで保存し、ダイヤルとホイール操作で瞬時に呼び出せます。これにより、再び細かい設定をし直すことなく、自分好みの設定ですぐに撮影できます。 4. 撮影の幅を広げる拡張性 1)表現の幅を広げる、新「マルチインターフェースシュー」 「Aマウントカメラ」、「Eマウントカメラ」と同じ「マルチインターフェースシュー」を搭載。光量の大きな外部フラッシュや、電子ビューファインダー、光学ビューファインダー、サムグリップ、クリップオンLCDモニターなど豊富なシステムアクセサリーを装着することにより、撮影の幅が広がります。 ![]() 2)Φ49mmのフィルター、プロテクター装着可能 別売のΦ49mmのフィルター、プロテクターに対応。MCプロテクターでレンズをキズや埃から保護することに加え、円偏光フィルター、NDフィルターを使用してさまざまな表現を楽しめます。 5. 充実の撮影機能 1)3.0型、約122.9万ドット※2、 屋外でも明るく見やすい高輝度・高精細ディスプレイを採用 背面の3.0型約122.9万ドット※2の高精細「エクストラファイン液晶」には、画面をより明るくする“WhiteMagic"!”と、外光反射を防いで深みのある黒を再現する独自の技術を採用しました。液晶面にはARコート(反射防止処理)を施し、液晶と強化ガラスの間の空気層には樹脂を封入することで、液晶面での外光反射を抑制し、屋外撮影時においても深みのある黒を再現します。また、照度センサーを搭載し、周囲の環境に合わせて液晶モニターの明るさを最適に調整します。 ※2有効表示解像度はVGA(640×480)相当 ![]() 2)多彩なフォーカスモード 4つのフォーカスモードを搭載。カメラが自動でピント合わせを行うオートフォーカス(AF)のほか、手動でピントを合わせるマニュアルフォーカス(MF)、AFとMFを組み合わせて手動でピントを微調整できるダイレクトマニュアルフォーカス(DMF)も搭載。DMFとMFではフォーカスリングを使って快適にピント合わせが行えます。 ![]() 3)ダイナミックレンジを操る「オートHDR(ハイダイナミックレンジ)」、「DRO(Dレンジオプティマイザー)」 目で見たままの印象を再現する「オートHDR(ハイダイナミックレンジ)」は、ハイライトからシャドウまで、通常のカメラではとらえられない明暗差を、人間の目で見たままに近い階調で再現。白とびや黒つぶれを起こしてしまうシーンでも、1回のシャッターレリーズで連写した3枚の画像をカメラ内で高精度に自動合成します。 最適な明るさと階調に自動調整する「DRO(Dレンジオプティマイザー)」は、背景が明るいことで手前の人物が暗くなりがちな逆光時などに、暗くなった人物の顔などを自動補正して、見たままの印象に近い自然な明るさで再現します。連続撮影にも対応しており、スポーツシーンにまで幅広く活用できます。 注)撮影シーンや条件により補正の効果は変わります。 4)撮影時に便利な多彩な表示機能 撮影設定を一目で確認できる「クイックナビ」なら、撮影時の設定項目が一目で確認でき、設定用のメニュー画面に遷移することなくスピーディーに設定を変更できます。画面上に選択肢が一覧表示され、十字キーとダイヤルを使ってより直感的に、より迅速・確実に意図した設定値選択が可能になるため、特にファインダー使用時にお薦めです。 構図をサポートする「グリッドライン」は、液晶モニターに表示することで、水平や垂直の傾きを補正しながら、緻密な構図の調整が可能です。また、「電子水準器」を使用すれば、液晶画面のインジケーターを見ながらカメラの水平やアングルの傾きが確認でき、水平のズレを防いで撮影できます。 5)「全画素超解像」技術により、高画質のまま被写体を大きくズームアップ可能 独自開発の“全画素超解像”技術により、一般的なデジタルズームのような画質劣化なく、高画質のまま、被写体を大きくズームアップ可能です。また、「スマートテレコンバーター」を活用すれば、画像の中央部分を1.4倍または2倍に拡大して記録できます。35mmフルサイズ有効約2430万画素のセンサーがもたらす解像力で、拡大記録しても高精細な画像を残せます。 ![]() 6)シーンや意図に応じて選択できる、豊富なエフェクト 「クリエイティブスタイル」は、「ビビッド」「セピア」※3など計13種類のモードから、撮影時のシーンや意図に応じて画像の仕上がりを選択できます。コントラスト、彩度、シャープネスの微調整も可能です。また、動画撮影時も有効です。 ※3「セピア」選択時は、彩度の変更はできません。 ![]() 「ピクチャーエフェクト」は、ごく普通の風景、ポートレートでも印象を変えてユニークに撮影でき、写真表現の世界が広がります。レトロな雰囲気で撮れる「レトロフォト」をはじめ、「リッチトーンモノクロ」「ソフトフォーカス」「水彩画調」などの計13つの効果から、シーンに適した表現を選べます。 また、「トイカメラ」など、一部のエフェクトは動画撮影にも対応しています。 ![]() 7)撮影後の画像調整・加工の自由度が広がる、RAW/RAW+JPEG撮影 ソニー独自フォーマット(ARW)のRAW画像記録に対応。14bitの記録が可能になりました。撮影後のパソコンでより作画意図を反映した画像調整や加工の幅が広がります。専用のRAWデータ現像・閲覧ソフト“Image Data Converter”でイメージ通りの表現が実現可能です。 6. 撮影した画像をクリエイティブな楽しむためのソフトウエア 1)さまざまな撮影後の楽しみを提供する“PlayMemories Home”(Lite版) “PlayMemories Home”(Lite版)がカメラ本体にプリインストールされており、映像の取り込みや管理、写真の編集や印刷が行えます。また、インターネットに接続して拡張版をダウンロードすれば、動画の編集、ディスクの作成、映像の書き出し、Webへのアップロードなどの様々な機能を楽しめます。 2)写真も動画もゲーム感覚で楽しく編集“PlayMemories Studio” 「PlayStationR3」を使って、写真や動画の再生・編集・管理がスムーズに行えます。タイムラインビューやマップビューで、目的の写真や動画をすぐに探して再生できます。また編集では、ユニークな音や動きを加えたり、写真と動画を組み合わせたりと、ゲーム感覚で様々な機能を楽しめます。“PlayMemories Online”などへのアップロードも簡単に行えます。 3)インターネットにも簡単にアップロード“PlayMemories Online” 撮影した映像をクラウドサービス“PlayMemories Online”にドラッグ&ドロップでアップロードできます。また、アップロードした静止画や動画は、〈ブラビア〉やタブレットなどさまざまな機器で閲覧できます。加えて、FacebookやYouTube、mixiなどのネットワークサービスにもかんたんにアップロードできます。 4)RAW現像ソフト“Image Data Converter(イメージデータコンバーター)Ver.4.2” “Image Data Converter(イメージデータコンバーター)Ver.4.2”をダウンロードすれば、RAWフォーマットで記録した画像の現像および編集ができます。トーンカーブやシャープネスなどの多彩な補正機能を使ったRAW画像の編集、露出やホワイトバランス、クリエイティブスタイルなどを調整が可能です。また、RAW/JPEG画像の一覧表示や比較、レイティングなど、RAWデータからの作品づくりをサポートする豊富な機能を備えています。色空間の変換やJPEG、16bit TIFFへの変換出力にも対応しています。 |