1. 高解像度を引き出す35mmフルサイズ裏面照射型CMOSイメージセンサー
35mmフルサイズセンサーとして世界初の裏面照射型構造を採用。ギャップレスオンチップレンズ(※1)や反射を低減するARコーティング付きシールガラスと組み合わることで、集光率を大幅に向上しました。これにより、有効約4240万画素という高解像度ながら、高感度・低ノイズ性能と広いダイナミックレンジを実現。常用ISO100~25600、拡張ISO50~102400の広い感度域をカバーし、ノイズの少ない高精細な撮影が可能です。また読み出し回路を大幅に強化し、さらに伝送速度の速いCu(銅)配線を採用したことにより、従来機(α7R)比約3.5倍の高速読み出しも実現しました。

※1:レンズから入射する光を最大限にイメージセンサーに取り込むため、隣接する画素間のギャップを最小限に抑えることで集光効率を飛躍的に高める構造。



解像感を極限まで高める光学ローパスフィルターレス仕様
高い解像性能を実現するために光学ローパスフィルターレス仕様を採用。αレンズの高い光学性能を最大限引き出すことができるため、有効約4240万画素の高画素と相まって今までにない解像感で被写体の細部や質感まで再現することができます。

ブレを極限まで抑える新開発低振動シャッター
シャッター振動によるブレの影響を最小限に抑えるために、新たにブレーキ機構を採用した低振動シャッターを開発。この低振動シャッターにより、メカ先幕/後幕それぞれの振動を従来機※3の約半分に低減。電子先幕シャッターと組み合わせることで振動をさらに抑えることができます。サイレント撮影機能を使用すると、メカニカルシャッターならではの振動も発生しません。また約50万回(※2)のレリーズ耐久性とシャッター音の静音化も実現。

※2:ソニー内部の試験条件にて、電子先幕シャッター時。


2. 瞬間を捉える高速AF性能
399点の像面位相差AFセンサーを高密度に配置。これにより、高いAF精度を実現しながら45%の広いAFカバー範囲、従来機(α7R)比、約40%高速化したAFレスポンス、5コマ/秒連写に対応する追従性などが大幅に進化しています。例えば、被写体が動き続けるスポーツシーンなど、ピント合わせが難しい被写体でも瞬時に捉え、追従し続けます。



よりシビアな4K動画撮影時でもスムーズかつ緻密なフォーカシングを実現
動画撮影時でも高速・高精度AFを実現するファストハイブリットAFに対応。フルサイズならではの浅い被写界深度に加えて、ピントによりシビアな4K動画撮影時でもスムーズかつ緻密なフォーカシングが可能です。

Aマウントレンズ装着時の像面位相差AFに対応
静止画撮影時、専用位相差AFセンサーを搭載していないマウントアダプター(LA-EA3/LA-EA1)を介してAマウントレンズを装着時でも※7、像面位相差AFに対応します。これにより、広いAFカバー範囲と高速レスポンス、高い追従性をAマウントレンズでもお楽しみいただけます。


3. 光学式5軸手ブレ補正機能をボディに内蔵
望遠レンズ装着時に起こりやすい角度ブレ(ピッチ/ヨー)、マクロ撮影時など撮影倍率が大きくなるに従い顕著に現れるシフトブレ(X軸/Y軸)、夜景撮影時や動画撮影時などに目立つ回転ブレ(ロール)など、さまざまなブレに対して5軸で検出して補正します。高解像度でも4.5段(※CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA装着時、長秒時ノイズリダクションオフ時)の補正効果を実現。安心して手持ち撮影ができます。

さまざまなαレンズで手ブレ補正を実現
ボディ内に手ブレ補正機能を搭載したことで、マウントアダプターを介して使用するAマウントレンズなど、装着可能なレンズで手ブレ補正が可能です。なお、手ブレ補正搭載のEマウントレンズ装着時には、角度ブレ補正(ピッチ/ヨー)をレンズ側で行い、残りの3軸はボディ側で補正することで、最適な5軸ブレ補正を行います。

※:一部5軸手ブレ補正に対応していないレンズがあります。


4. 画素加算のない全画素読み出しによる高解像4K動画記録
スーパー35mm(APS-C 16:9相当)フォーマットによる4K撮影時は、画素加算のない全画素読み出しにより4K(QFHD:3840×2160)映像に必要な画素数の約1.8倍の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力するため、モアレやジャギーの少ない圧倒的な解像力を誇る4K動画画質を実現。さらに世界で初めて(※35mmフルサイズセンサー搭載デジタルカメラとして。ソニー調べ。(2015年6月広報発表時点))フルサイズ領域での4K動画記録にも対応し、フルサイズならではの表現力そのままに4Kの高解像度で記録することができます。表現や用途に合わせてスーパー35mmとフルサイズを選択することが可能です。

高ビットレート記録フォーマットXAVC Sに対応
業務用映像制作に使用されているXAVCを民生用途に拡張したXAVC S記録方式を採用し、4K動画記録時は最高100Mbps、フルHD動画記録時は最高50Mbpsのハイビットレート撮影に対応しました。これにより、水しぶきなど細やかで動きが多いシーンでも、圧縮ノイズの影響を抑えた解像度の高い映像が撮影可能です。

プロフェッショナルワークフローをサポートするさまざまな動画機能を搭載
カメラ本体で映像のトーンを調整できるピクチャープロファイルや、広いダイナミックレンジを実現するS-Log2ガンマ、広い色域を持つS-Gamut、HDで120fpsハイフレームレート記録にも対応しました。加えて、編集時に役立つタイムレコード/ユーザービット、対応する外部レコーダーと同期記録が可能なレックコントロール機能、マーカー表示/設定、同時ビデオ記録機能も搭載。


5. 高解像撮影を強力にサポートするファインダーと進化した操作性・信頼性

ファインダー倍率0.78倍を実現したXGA OLED Tru-Finderを搭載
高解像度・高コントラストの有機ELパネルに加えて、接眼レンズに両面非球面レンズを含む4枚レンズによる新規光学系の設計を採用したXGA OLED Tru-Finderを搭載しました。これにより、世界最大のファインダー倍率0.78倍(全表示域の対角視野約38.5°)を実現し、かつ隅々までクリアな映像を映し出します。さらにZEISS T*コーティングを採用し、覗いた際の映り込みも大幅に低減しています。



優れた堅牢性と進化した操作性・信頼性を実現
トップカバーやフロントカバー、内部フレームに加えて、リアカバーにも軽量かつ剛性に優れるマグネシウム合金を採用し、高い堅牢性と軽量化を両立しました。また、握りやすさを追求したグリップとレリーズボタン、さまざまなレンズの使用に配慮した剛性の高いマウント構造に加え、本機より新たにモードダイヤルロック機構を追加し操作性や信頼性がさらに向上しました。



6. モバイル機器との連携やPlayMemories Camera Appsに対応
Wi-Fi機能およびNFC機能を搭載し、PlayMemories Mobileをインストールしたスマートフォンやタブレットにワンタッチで簡単にWi-Fi接続。撮影画像を転送してSNSで共有したり、リモート撮影を行うことができます。詳しくは、PlayMemories Mobileのサイトをご覧ください。