【ココがポイント!】1972~1976年に製造され、総生産本数は明確になっておりませんが、極少数(約500本程度)とされる大変貴重なレンズです。
このレンズはZeiss Ikon(ツァイス・イコン)の高級一眼レフカメラ、コンタレックスのボディをベースにした伝説の超広角専用機「Hologon Ultra Wide(1969~1975年製造)」に
装着されていたレンズをライカMマウント用にしたもので、製造はカール・ツァイスが行っています。
ツァイスとライカと言えば、かつては光学機器メーカーとして鎬を削った仲。
どういった経緯でライカ用交換レンズとしてリリースする事になったのか大変興味深いですが、Zeiss Ikon社が1974年にコンタレックスシリーズの不振によりカメラ製造を取り止めた事が大いに関係していると言われています。
「Hologon」という銘が、ギリシャ語のホロス「全て」とゴニア「角度」に由来する通り、その画角は110°に及びます。
一般的な写真用レンズには有って然るべき絞り羽根が存在せず、極めて曲率の高いメニスカスレンズの狭間には、その機能を肩代わりするヒョウタン型の奇怪なエレメントが鎮座。
故に、絞りはF8固定式ですが、周辺減光を補正するためのセンターフィルターを装着するとF16相当となります。
こちらのレンズは、半世紀以上前に作られたものでデジタルカメラでの使用は想定されていないものとなります。
レンズマウントは「ライカMマウント」となりますが、ライカMデジタルレンジファインダーカメラに装着すると、
レンズ、シャッターを破損させる危険性があるためライカM8以降のデジタルレンジファインダーカメラへの使用はお勧めできません。
また、マウントアダプターを介しての他社製デジタルカメラへの装着、撮影につきましてもお勧めいたしません。
製品の特性上、ご理解ください。
◎点検スタッフからのコメント
【外観】丁寧に使用された綺麗な状態の商品です。
【機能面・操作】ピントリングの動作にムラがありますが、正常に動作しています。
【光学系】レンズ/ファインダー共に光学系統は綺麗な状態です。
※お求めの後2週間以内の初期不良はご返品可能です。
