Leica M10 が発売された直後から巻き上げレバー型サムレストの商品化を進めていた「カメラホリック」。
ついにこの度「Leica M10 / M10-P」用のサムレストが完成した。
素材へのこだわりはもちろんのこと、熟練の技術によって仕上げられた逸品は、実用性の高さだけではなく、ギアとしてのルックスの良さも申し分なし。大切な愛機を更なる至高の一台に。
製品の特長
サムレスト本体。シルバークローム(上)とブラッククローム(下)。
装着イメージ(シルバークローム)
装着イメージ(シルバークローム)
装着イメージ(シルバークローム)
装着イメージ(ブラッククローム)
装着イメージ(ブラッククローム)
装着イメージ(ブラッククローム)
素材は M10 / M10-P トップカバーと同様無垢の真鍮材を使用し、シルバークロームとブラッククロームの2色展開。重量感と手触りはもちろん、メッキ塗装のマッチングの高さから、純正品と遜色のない仕上がりになった。使い込むことで真鍮材の地が露出してくる経年変化も楽しめる。
製造工程
「Leica M10」を3Dスキャナーによって正確に計測。そこで得られたデータに基づいて、設計がなされる。真鍮のインゴットをCNC旋盤によって削り出し、サムレストレバーを生成。
生成されたプロトタイプを実際に取り付け、徹底したフィッティング作業を経て精度を高めていく。シャッターボタンと干渉しないよう、繊細な調整が求められる。
最終工程のメッキ加工はオーストリア・ウィーンにある老舗工場で行われる。この工場はクラシックカーパーツから工芸品まで手掛けており、技術力は折り紙つき。
生産を担当するCNC工場社長・コヴァーチ氏(右) と、ハンガリー人のレバー設計者・トーマ氏(左) 。両者の高い技術力によって商品化が実現した。
フィルムライカとの比較

左:M3J 右:M10-P + サムレスト

左:M3 右:M10-P + サムレスト
巻き上げを意識した稼働で約45度開くレバーは、正面・真上から見てもフィルムカメラを彷彿とさせる。
そのレバーは収納したとき・引き起こしたとき共に、しっかりとしたクリック感が得られる構造を実現。
いままで親指の置き場にどこか寂しさを覚えていた往年のライカファンにはたまらないだろう。
「Leica M10 / M10-P」用 巻き上げレバー型サムレストは、カメラ販売店ではMapCameraのみの取扱い。後付けとはいえ非常に完成度が高く、M10 / M10-P オーナーであれば是非手に入れたいと思わせる逸品。全ては最高のギアで最高のパフォーマンスを発揮するために。