Select Language

Panasonic LUMIX G9 PRO 開発者インタビュー

パナソニック G9 PRO インタビュー
驚異的なスペックで発表当初から世間を賑わせている、静止画のフラッグシップ機『LUMIX G9 PRO』。
今回マップカメラでは、G9 PROの開発に携わったパナソニック株式会社の角 和憲氏にインタビューを行いました。G9 PROの名前の由来や、絵作りへのこだわり、追求されたデザインへの思いなど、貴重なお話をたくさん伺うことができました。スペックを見ただけではわからない、G9 PROに込められた思いや魅力の数々をお見逃しなく。
パナソニック G9 PRO インタビュー
『G9 “PRO”』という名前に込められた思い
G9 PRO
―― 今までパナソニック製のミラーレス機はGHがフラッグシップという認識でしたが、今回のG9 PROはどのような位置づけなのでしょうか。
角 和憲氏(以下、角氏):これまでGHがパナソニックのフラッグシップという形で展開をしていましたが、GHは静止画だけでなく動画もということで、静止画・動画のハイブリッドモデルという形での展開となりました。その後カメラを購入された方を分析していく中で、GH4が登場した頃から動画ユーザーの方が全体の半分以上を占めているということが分かりました。議論を重ねた結果「やはりカメラであるからには静止画でしっかりとした柱となるものを作りたい」という思いから、今回の『G9 PRO』が誕生しました。
位置づけとしてはプロのハイブリッドフォトグラファーやビデオグラファーの方向けに作られた “ ハイブリッドのフラッグシップ ” であるGHと、プロのフォトグラファーの方向けに作られた “ 静止画のフラッグシップ ” であるG9 PROの2トップという形で今後展開して行きたいと考えています。
―― なぜ今回は『G9 “PRO”』という名称になったのか、その命名の理由を教えてください。
角氏:2008年にミラーレスの初号機となる『G1』を発売してから今年(2018年)で10周年。紆余曲折ありながらも続けていったGラインの集大成モデルということで、数字一桁のラストナンバーである “ 9 ” を付けました。また、スペックのみならず見た目やカメラとしての佇まいなど、プロの写真家の皆様にもお使いいただけるカメラとして “ PRO ” というネーミングとなりました。これまでの「G7」「G8」とは一線を画した上級モデルという意味も込められています。
G9 PRO
―― G9という名前が付いていることからG8の後継機だと思われる方も多くいらっしゃるかと思いますが、そういった方に対して「G8とはこういうところが違う」というのを明確に何かお伝えするとしたら、どういった点が挙げられますか。
角氏:まずは外観です。G8はフロントのみマグネシウムですが、G9 PROはフルマグネシウムボディです。頑丈さと言いますか、ハイアマチュア、プロの方の使用にも十分耐えるスペックを目指しました。
あとは静止画の場合、ファインダーを中心とした撮影になると思いますので、大型で高精細のファインダーを搭載しました。まずはそこ(ファインダー)を基準に開発を進めました。ファインダーのスペックであったり、グリップの握り心地には特にこだわりましたので、操作性に関してはG8と比べるとかなり向上していると考えています。
そして、G1からスタートしたミラーレスカメラの集大成という意味もあったのでラストナンバーである “ 9 ” を使用して、国内ではG8の後継と取られないためにもしっかりとしたスペックでプロカメラマンの方にも使っていただけるカメラだと分かりやすくするためにも『G9 PRO』という名前で「G8とは違う」ということを呼称で差を付けたかったという想いがあります。
パナソニック マーケティング担当者様(以下、担当者様):パナソニックとしましては “ Gシリーズ ” をフラッグシップに育てていきたいという思いがあります。Gの上に新しい品番を起こすか否か悩んだ時期もありましたが、これだけ良いものが出来たので、G9を基点としてGシリーズを継続していこうということで “ PRO ” を付けて敢えてニュアンスを変えた名前にしました。
10年後、振り返ったときに「G9 PROを基点に変わったね」と言われるような大きな変革のポイントになるカメラだと思っています。がらっと呼称を変えて過去のモデルを否定するのではなく、Gシリーズの延長線の中で伸びていくシリーズにして行きたいという思いがあります。
“ 生命力・生命美 ” という思想に基づいた絵作り
ルミックスの絵作り
角氏:ルミックスの絵作りをこれまでしっかりと伝えきれていなかったので、今回静止画のフラッグシップ機を作るにあたって、絵作りの思想というものを考え直しました。
これまで忠実描写とか、そのような表現をWEB等で使っていたのですが、それではユーザーには伝わらないということで、内部で “絵作りプロジェクト” というプロジェクトを立ち上げ、ルミックスの絵作りを一言で言い表せないか、ということで考えついたのが “生命力・生命美” というワードです。
例えば花を捉えたときに造花では表すことのできない生きている花のみずみずしさや、本物感。ポートレートであればマネキンではない本物の血が通っている人としての肌の質感など、そうした点をしっかりと表現することに注力をしました。また、青空ひとつを取っても、近いところは青く、遠くに行くに従って青が薄くなっていくように、自然の法則に従ったものをちゃんと表現するという点にこだわりました。それを一言で言うと、この “生命力・生命美” というところに結びつきます。
家やビルであっても、何十年も経つとだんだん老朽化していきます。どこかにヒビが入ったりすることもあると思いますが、建っていた歴史を感じ取れるような描写を目指そうとしました。今回行ってきたルミックスの絵作りを、今後のモデルでも継続して行きたいと考えています。
また、なぜ今回改めてルミックスの絵作りを見直したのかと言いますと、今までしっかりと伝えきれていなかったという点もありますが、やはり今回はプロの方にも使っていただくことを目指していますので、同じルミックスのカメラを使っているのにまったく違う雰囲気の画が撮れる、ということが無いように、信頼できるカメラを作りたかったからです。
カメラが変わっても、絵作りの基本となる思想を変えないでおこう。ということで、今回G9 PROを作るにあたって今一度きちんと絵作りの思想を定めて、次のモデルに展開していくということを目指し、取り組んで参りました。
G9 PROの絵作りのベースはGH5です。GH5の良さを生かしつつも色の表現や階調特性には見直しをかけました。このことから、GH5と全く同じ風景を撮影しても表現が違ってくるのです。 あとは高感度撮影の際にノイズリダクションのバランスの見直しも図り、少し弱めることで若干ですがノイズが気になるようにはなりますが、その分、より被写体のディティールを表現できるようになりました。そういった細かな部分ではありますが、同じセンサーとエンジンを使用している中でも自然な写真表現に徹底的にこだわりました。
生命美
―― 被写体を見つけて「こう写ってほしい」という希望と、もともとの物の色と、最終的に出来上がってくる画は少しずつ違うと思います。そこにギャップがあると「このカメラは嫌だな」や「このレンズは嫌だな」という気持ちになると思いますが、G9 PROは見つけた物と、撮りたい形と、そのイメージがキレイな線として揃って表現できるカメラだと感じました。撮影した写真を見た瞬間に高揚する感じがあったことを強く覚えています。そうした感覚は人の感性が強く作用します。それを数値に置き換えるのは難しいと思いますが、どれくらいの時間をかけて絵作りを行ったのでしょうか。
角氏:約1年くらいです。G9 PROだけではなく、他のメーカーの機材も使わせていただきながら様々なシーンの撮り比べを行いました。 風景であれば季節や時間帯でも違いますし、そうしたものを撮り比べ、議論を重ねて、空だったら「どれが一番自然に見えるか」「違和感がないか」。花の場合は「どれが一番生き生きとして見えるか」。そうしたことを様々な被写体、様々なカメラを用いて行いました。また、GH5で撮影したRAWデータを色のチューニングの際に少しずつ調整しながらプリントをして、それをメンバー全員の目で確認し、議論を重ねて仕上げていきました。
これまでは、技術をまずはじめに語っておりました。センサー、ヴィーナスエンジン、画像処理エンジン等がそれに当たります。やはりカメラは“写真”を撮るために使うものなので、プリントしたものを見ながらどうすべきか、ということを議論していきました。ただそれを出来る技術、支える技術として画像処理エンジンがあるので、そうした技術先行にならないように試行錯誤を重ねて参りました。
担当者様:パナソニックのカメラは、はっきりと見た目に忠実というのが絶対評価になります。特にムービーがそうで、見たままの色を出すことを大事にしています。カメラも一緒で、そこをもう少しはっきりさせようとプロジェクトを起こして取り組んだのが “絵作りプロジェクト” でした。1年間かけ、他メーカーのカメラも試し、画の表現方法を根本的に見直し、最終的に行き着いたのが “生命力・生命美” という考え方だった、というわけです。
洗練された操作性
センサーとエンジン
―― G9 PROはどうしてもGH5と比較されがちだと思いますが、具体的に言うとどのようなところがGH5より優れているのでしょうか。
角氏:スペック上で言えば、静止画の画質です。数字的には難しいのですが、作例を比較すると分かりやすいと思います。センサーとエンジンはGH5と同じものを使用していますが、先ほどご説明したようにG9 PRO用にチューニングをしています。静止画のフラッグシップ機を作る上で、GH5を超える画質を目指しました。手ブレ補正も5段から6.5段へと進化しています。
そして、忘れてはならないのが連写です。電子シャッターではありますが、20コマ/秒の超高速連写にも対応していますので、そういった点がGH5を上回っています。
また、“スペックだけじゃない部分”というのがこのカメラの良さだと思っています。今までのルミックスはスペックから語るような形だったのですが、カメラは写真を撮る道具であるということで、カタログにおいても今回は先に作例をご覧いただき、「このカメラだったらこういう画が撮れる」というのをお伝えしてから、それを撮るための操作性を語り、最後にそれを支えている技術を語る、というような構成に変えました。カタログ一つをとってもこれまでのルミックスのカタログとはちょっと違うなと感じてもらえたら嬉しいです。
―― G9 PROは静止画のフラッグシップとされていますが、動画のフラッグシップであるGH5と比べて撮影した4K動画に違いはあるのでしょうか。
角氏:まず明確な差が出るのは、撮影時間です。GH5は無制限ですが、G9 PROは4K/60pで10分間まで。その他のモードでは29分59秒までという時間制限があります。それは中の熱対策の部分でそういった仕様を設けています。4Kのフレームレートが30pや24pの場合GH5は高ビットレートに対応した150Mbpsのモードがありますが、G9 PROの場合は100Mbps/4:2:0/8bitまでということで、よりきめ細やかな動画を撮影するという点においては高ビットレートモードで撮った場合に差が出ます。
ファインダー
―― 操作面でもGH5と比べ違いが見られますが、特に力を入れているのはどういった点でしょうか。
角氏:操作面で特に力を入れているのがファインダーです。静止画を撮影される方はファインダーをメインに使われるということで、ファインダー倍率約0.83倍を誇る368万ドットのOLED(有機EL)ファインダーを採用しています。デバイスはGH5と同じものを使用していますが、中に入れているレンズを今回新規開発しました。120fpsの⾼フレームレートも魅力のうちのひとつです。
また、ファインダー横のV.MODEボタンを押していただくことで、0.83倍、0.77倍、0.7倍とファインダー倍率が3段階に切り替えられるようになっています。風景など全体を見たい場合は0.83倍、動いている被写体を追いかけたい場合は0.7倍ですとか。あとはメガネをかけられている方でしたら0.77倍がちょうどいいという声もありました。(メガネを使用した場合、ガラスの厚さの分だけファインダーとの距離ができるため、その距離を補正するのに倍率を下げることでより見やすくなります)
このように、G9 PROを作る上でファインダーがひとつのこだわりであり、GH5を上回るところであると考えています。
LCDモニター
角氏:また、トップの3連ボタンの配置はGH5と同じですが、G9 PROには新たにステータスLCDを搭載しました。これにより、カメラを肩からぶら下げた状態でも瞬時にカメラの設定状態を確認できるようになりました。G9 PROが得意とする動き物の撮影の際には機動力が求められますから、そういった点でも活躍するのではないかなと思います。
シャッターフィーリング
角氏:あとは、シャッターのフィーリングにもこだわりました。比べていただくと分かると思いますが、GH5と比べてストロークを浅くしましたので少し指を動かすだけでもシャッターを切ることが出来ます。
プロカメラマンの方々にもヒアリングしたのですが、プロの方は一日に何千回とシャッターを切られるので、シャッターフィーリングが良くないとそこがストレスになってしまいます。ハイエンドモデルであるG9 PROとしては、ちょっとした感覚でシャッターが切れるという点にこだわりました。
担当者様:GH5と比べて “作品を作る道具” としてより進化しています。特に静止画の中でも動体に強いというところにフォーカスされているので、キャッチコピー的に言うと “動体撮影の際の静止画に対する道具性” と言いますか、やはり作品を作る道具としてはGH5よりもG9 PROの方が勝っていると思います。
角氏:操作面でいうと、静止画の要でもあるファインダーを中心にすべてを考えています。背面のホイールもGH5より若干上に上げています。というのも、ファインダーを覗きながら回せる高さまでホイールの位置を上げているからです。被写体から目を離すことなく右手だけで操作を完結できるという点も、こだわったポイントの一つです。
漆黒ブラック
角氏:G9 PROのデザイナーが、「カメラは官能的じゃないとだめだ」という話をしておりました。G9 PROの黒は “漆黒ブラック” という新規開発の塗料を使用しています。これにより、どのメーカーの黒よりも黒い黒 “史上最黒(Absolute Black)” を実現しました。
他のカメラと比べると黒さが全然違います。G9 PROはハイエンドなので、見た目を重視して黒はしっかりした黒を用いるということで今回は塗装の色にもこだわりました。
ペンタ部

▲特別に提供していただいたデザイナーのスケッチ。右下のペンタ部に矢印が描かれているのが分かる。▲

角氏:また、デザインにおいては見た目のカッコよさを追求しようということで、デザイナー曰く「ペンタ部は、レンズから入ってくる光がファインダーに集約される様を表現している」とのことです。真っ黒なボディにこうした形状を設けることで、ペンタ部に光が当たったときの見え方もカッコよく仕上がっています。
モック品

▲3Dプリンターで作られた数々のモック品。試行錯誤が垣間見られる。▲

角氏:あとデザイン的なこだわりはグリップの “ シボ ” です。これもかなり深くしました。これは史上最深と言っても過言ではないのではと思います。単に深くしただけではなく、握ったときのフィット性の向上にこだわっています。
グリップの形状は、3Dプリンターを使用して様々な形状のモックを作りながらプロのフォトグラファーにヒアリングを行い、望遠レンズを装着した時でもより深くしっかりと握れるように作りました。
レッドライン

▲スケッチには、力強く “ RED SHOULDER ” と書かれている。▲

―― モードダイヤル部に施された赤いラインには何か意味があるのでしょうか。
角氏:一目で「ルミックスのハイエンドモデルだ」と分かるようなポイントが欲しいということで、今回この赤リングを付けました。この赤リングに関しては、今後ハイエンドモデルに付けていく予定です。黒のボディの中にひとつワンポイントで赤が入ることで、より見た目もカッコよく特徴的になるのではないかなと思います。これもひとつのルミックスのハイエンドモデルの象徴というものに仕上げていければと考えています。
―― また、今回、USB給電が可能になったのもユーザーとしては嬉しいポイントの一つと感じております。
担当者様:USB給電に関しては、想像以上に周囲からの反応が良かったことに驚きました。それはそれらの反応の裏返しで、ミラーレスの電池問題が大きな課題であることの表れでもあります。そこがUSB給電で解決できるというのは大きなポイントだと感じています。野鳥等の動体を撮影しているとあっという間に4~500枚撮影してしまいますので。
―― 以前-45℃という過酷な環境の場所に行ったことがあるのですが、一眼レフ用の大きなバッテリーをフル充電にしても100枚も撮影できませんでした。バッテリーを交換しようとすると、開けた瞬間に中が結露してしまうことがありました。しかし、USB給電でしたら端子だけなのですぐに充電が行えます。USB給電のメリットは沢山あるなと思いました。
角氏:以前からずっとユーザー様からの要望はありました。最近はほとんどの方がモバイルバッテリーを持たれています。G9 PROは給電しながら撮影をすることもできるのです。
また、屋外で天体を撮影される方向けに今回新たに “ ナイトモード ” も搭載しました。ナイトモードにすると、ファインダーと背面モニターを赤色表示にすることができます。天体撮影でもしっかり使っていただけるようにこだわりました。ファインダーと背面液晶でそれぞれ個別に設定が可能なメニュー構成にしています。
ライバル機を上回る抜群の機能
6Kフォト
―― 同センサーサイズのライバル機と比べて、G9 PROが優れているのはどういったところでしょうか。
角氏: 1つは、画質です。好みの部分もあるとは思いますが、静止画のフラッグシップ機としてG9 PROの画質を見ていただきたいです。
そしてもう1つは先ほどGH5との比較でもお伝えしましたが、大型のファインダーです。ライバル機と比べて112%も大きいのです。グリップ、LCDモニター、シャッターフィーリング等、ファインダーを中心とした操作系の部分の使い勝手という面でも上回っているのではないかと考えています。
また、他に優れている点で言えば、4Kフォト、6Kフォトが可能ですので、20コマ/秒の高速連写にプラスオンした連写が可能となっている点が挙げられます。
手ブレ補正
担当者様:更に、6.5段分の手ブレ補正を使えるレンズの本数が圧倒的に多いのも強みです。ライバル社は2本。パナソニックは10本。Dual I.S.2が使えるという部分ではこちらにアドバンテージがあるのかなと思います。これだけの手ブレ補正が付いているのであればスローシャッターも手持ちで楽しむことが出来ます。
―― 手ブレ補正についてですが、今回望遠側まで手ブレ補正性能6.5段という大幅に強化された “ Dual I.S.2 ” が搭載されましたが、いったいどのような技術革新があったのでしょうか。
角氏:従来はジャイロセンサーのみでブレを検出・検知して補正するという形を取っていましたが、今回はカメラの内部に撮像センサーと加速度センサーを搭載していますので、それらのセンサーからの情報を受けたうえでブレを検出するということをG9 PROでは可能としています。そうすることでブレの検出精度が高まり、微小なブレも検出できるようになったということで、手ブレ補正6.5段を実現できたというわけです。
DFDテクノロジー

▲ 高速性と高精度を両立させた、パナソニック独自のAF制御システム。▲

角氏: あと、忘れてはならないのがルミックスのAF性能です。今回G9 PROでは0.04秒というAF速度を実現しているだけでなく、独自のDFDテクノロジー(空間認識技術)とコントラストAFとの組み合わせによる高速かつ高精度なAFも可能としています。
担当者様: 通常のAFは被写体を通り過ぎてからいったん戻る、という動きします。それがDFD(Depth From Defocus)テクノロジーを搭載しているモデルでは、レンズのボケの量を換算して、最初から一発で被写体にフォーカスを合わせにいきます。
角氏: 空間を認識するので、被写体までの距離を瞬時に演算して一気に合わせに行きます。あとはコントラストAFで精度よく合わせて最後に微調整をするイメージです。
担当者様: パナソニックの純正レンズでないとその恩恵は受けられません。それはパナソニックのレンズだと「このレンズだとボケる量から換算したらこの距離で合う」というのが最初からメモリされているからです。それらのファームアップも随時更新しております。
LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8について
LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8
―― 先日発売されたばかりの超望遠単焦点レンズ『LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8 POWER O.I.S.』ですが、2月下旬発売予定の2.0x テレコンバーター『DMW-TC20』を装着した際のAF速度や精度についてはいかがでしょうか。
担当者様:換算で400mmの超望遠であるのにも関わらずF2.8の明るさを誇るこのレンズの発表を受けたときは、かなりの衝撃がありました。2倍のテレコンを装着し試してみたところ、『LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.』とは比べ物にならないと思えるくらい解像度が高かったです。まさに異次元。AFの速さなどもレベルが違いました。ほぼ完璧に近い超望遠レンズなのではないでしょうか。
MTF曲線
角氏:MTF曲線を確認してみるとよく分かりますが、テレコンを付けてもAFの速度や精度だけではなく解像度や描写性能もほとんど落ちません。G9 PROはグリップがしっかりしているので、200mmを付けてバランスが悪くなることもありません。手持ちで十分撮影することができます。
担当者様:ルミックスを展開して10年が経過しましたが、長らく撮影をされている方にとっては「家電メーカーのカメラ」だという印象があります。そういった方々に、是非今回発売する『G9 PRO』と『LEICA DG ELMARIT 200mm F2.8 POWER O.I.S.』を組み合わせてお使いいただきたいと思います。「今までのカメラは何だったんだ!」という感覚を持っていただけるのではないかと我々は感じております。
パナソニックのミラーレス10年間の集大成とも言える名機
―― GH5、GH5s、G9 PRO、LEICAレンズなど高価格帯のカメラやレンズが続々と登場していますが、今後のラインナップもしばらくはプロ向けのハイスペックなものがメインとなっていくのでしょうか。
角氏: ハイエンドモデルの強化も引き続き行いますが、ミドル~エントリー向けモデルであるGXシリーズやGFシリーズといったミラーレス、マイクロフォーサーズの特徴が生かせる小型・軽量なカメラは今後もしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
―― G9 PROで撮影してもらいたいものというのは、風景はもちろんどちらかというと動き物に特化しているのでそれをぜひ体感してもらいたいというところでしょうか。
角氏:スペック的にはやはりAFの速さや連写が生きる、動きのある被写体を撮影していただきたいです。あとは絵作りや画質というポイントで言うと、空や肌のグラデーション、質感にもこだわって作り上げたので、動体をメインとしつつも風景やポートレートを撮影される方にも満足していただけると思います。
―― 最後に、G9 PROの購入を検討されている方やお待ちいただいている方へのメッセージをお願いいたします。
角氏:G1からの10年間の集大成ということでしっかりとしたモデルに仕上げました。カタログスペックを見るだけでなく、ぜひ店頭で実際に手に取っていただき、我々のこうした想いを感じていただいたり、G9 PROの良さを体感・共感していただければ幸いです。
―― 貴重なお話をありがとうございました。
特別にG9 PROのプロモーションムービーをいただきましたのでぜひご覧ください。


▼1/25追加!パナソニックの工場の様子、G9 PROを使用した撮影風景が収録された動画です。お見逃しなく!▼

TOPへ戻る

PAGE TOP

カメラ 買取

北海道/青森県/岩手県/宮城県/秋田県/山形県/福島県/茨城県/栃木県/群馬県/埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/新潟県/富山県/石川県/福井県/山梨県/長野県/岐阜県/静岡県/愛知県/三重県/滋賀県/京都府/大阪府/兵庫県/奈良県/和歌山県/鳥取県/島根県/岡山県/広島県/山口県/徳島県/香川県/愛媛県/高知県/福岡県/佐賀県/長崎県/熊本県/大分県/宮崎県/鹿児島県/沖縄県

当社は、個人情報の適切な取り扱いを行う事業者に付与されるプライバシーマークの付与認定を受けています。

当社が運営するWebサイトは、グローバルサイン社による厳しい発行基準審査を経ており暗号化通信をしておりますので、高度なセキュリティーで保護されています。


当社のWEB上の如何なる情報も無断転用を禁止します。
All contents are reserved by Syuppin Co.,Ltd. シュッピン株式会社 東京都公安委員会許可 第304360508043号