飛行機を撮ろう
古くから「天高く馬肥ゆる秋」と言われるように
秋の空は、空気が澄んでより高く感じられます。
そんな綺麗な青空を背景に飛行機撮影に出掛けてみませんか?
古くから「天高く馬肥ゆる秋」と言われるように秋の空は、空気が澄んでより高く感じられます。そんな綺麗な青空を背景に飛行機撮影に出掛けてみませんか?
飛行機撮影にはAPS-C/マイクロフォーサーズ
飛行機の写真が撮りやすい場所と言えば、空港の展望デッキや空港周辺の公園が挙げられます。飛行機が間近に見られるので、臨場感ある撮影が楽しめます。広い空港内をフットワーク良く移動するなら機材は小型軽量に抑えたいもの。そんな時は携帯性に優れ、望遠撮影を得意とするAPS-Cサイズのセンサー搭載モデルやマイクロフォーサーズシリーズがオススメです。
APS-C/マイクロフォーサーズが飛行機撮影に有利な理由
デジタルカメラの写真を記録する部分を撮像素子と呼び、様々な大きさのものが存在します。一般的なデジタル一眼カメラに搭載されているセンサーは、主にフィルムカメラ時代に主流だった35mm判フィルムサイズを引き継いだフルサイズセンサー(36mm×24mm)とAPS-Cサイズセンサー(23.6mm×15.8mm)、マイクロフォーサーズ(17.3mm×13mm)の3種類。センサーは大きさが大きい方が、暗い場所での撮影に強く綺麗なボケが味わえると言われていますが反面、カメラやレンズが大きくなってしまうデメリットもあります。
レンズの大きさ比較
センサーの大きさによって生じる差と言えば、同じレンズを使用した際の画角の変化にも注意が必要です。センサーが小さい分、中央部で画像が切り取られるので、よりクローズアップした写真に仕上がります。画質に関してはセンサー自体の性能が向上しているので、センサーが小さいから画質が悪いということはありません。
APS-Cサイズならフルサイズ機の焦点距離1.5倍(キヤノン機は1.6倍)相当に、マイクロフォーサーズなら2倍相当になります。
例:400mmのレンズをAPS-Cサイズのカメラで使用すると
400mm ×1.5倍 = 600mm相当に
以上の点から、センサーサイズが小さい方が機材は小型軽量で、望遠撮影にも強いため、飛行機撮影向きと言えるのです。
飛行機撮影に最適なバズーカレンズ
望遠レンズは大きなものだと5Kg以上。その外観からバズーカレンズと呼ばれています。軽量なミラーレスカメラが普及以降バズーカレンズも軽量化され持ち運びしやすい商品が増えてきました。ちなみに空港の展望デッキでの撮影ならは35mm版換算で500mm前後の焦点距離があれば迫力ある撮影が楽しめるはずです。先に紹介したAPS-Cサイズのカメラであれば、100-400mmのズームレンズがベストマッチでしょう。
もっと手軽に便利に、ネオ一眼カメラ
超望遠撮影を得意する大きな高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラは、見た目が一眼カメラに似ていることからネオ一眼カメラと呼ばれています。レンズ交換式一眼カメラと比較しても軽量で持ち運びやすくレンズ交換不要のため、初めての方でもすぐに使えるのが特徴です。広角から近接撮影まで幅広いシーンをカバーしますので、飛行機撮影以外の風景や花の撮影でも活躍することでしょう。
ネオ一眼カメラを購入する際、注意したいのがオートフォーカスの速さです。レンズ部分が大きいため、駆動部分に負荷がかかり機種によっては動体撮影を苦手とするモデルもありますのでご注意ください。さらにもう1点、高速連写機能があれば着陸時のタッチダウンスモークなど一瞬のシーンも簡単に捉えることができます。